akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2021世界体操選手権種目別決勝1日目

世界体操選手権北九州大会、種目別決勝前半が行われました。

男子ゆか

優勝 ニコラ・バルトリーニ選手(イタリア) 14.800(D6.2 E8.600)

2位 南一輝選手(日本) 14.766(D6.5 E8.266)

3位 エミル・ソラブオ選手(フィンランド) 14.700(D6.0 E8.700)

4位 リュウ・ソンヒョン選手(韓国) 14.600(D6.5 E8.100)

5位 カルロス・ユーロ選手(フィリピン) 14.566(D6.6 E8.266 減点-0.3)

6位 萱和磨選手(日本) 14.533(D5.9 E8.633)

 

優勝はイタリアのニコラ・バルトリーニ選手。

予選のABEMATVの放送で、ダイナミックな演技にオラキオさんと実況の人とで盛り上がっていた選手ですね。

この決勝も高さのあるタンブリングを実施。予選に近い着地の精度を見せました。

他の選手が高難度の技で着地に苦戦する中、Dスコア6.2と種目別決勝の中にあってはそんなに高くない演技構成でも着地をまとめて高いEスコアを出す。やりにくいタイシャン製の器具でノーアップの決勝では、こういう戦い方が有効なのかもしれませんね。同じタイシャン製の器具で行われた2018年にアルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア)が優勝した時のDスコアも6.2とそれほど高くありませんでした。

それにしてもイタリアの選手は入れ墨を入れている選手が多く、この選手に至っては入れ墨だらけ、文化の違いとはいえ、驚いてしまいますね。

 

2位に日本の南一輝選手。

全日本種目別3連覇の南一輝選手。

持ち味の高さと余裕のある素晴らしい超高難度ひねり技見せてくれました。

着地の腰の高さが素晴らしいです。南一輝選手は着地で頭の位置がほとんど変わらないと報道ステーション白井健三さんから絶賛するコメントがありました。

世界選手権初出場の南一輝選手、今日の決勝では、予選より硬さも見え、多くの着地で僅かに動いてしまいました。ノーアップの種目別決勝の難しさがありました。

大きな乱れは一切なかったですが、僅かな一歩の積み重ねか、Eスコアが8.266に留まり、14.766と僅かにバルトリーニ選手に及ばず2位。

厳しい採点でした。超高難度技を質の高い空中姿勢で実施しているのだから、そこをもっと評価してほしかった。

銀メダルでも凄いのですが、いつも日本の試合で見ている南一輝選手の演技はもっととてつもなく素晴らしいので、次はぶっちぎりで優勝してほしいです。

 

予選1位のカルロス・ユーロ選手(フィリピン)は5位。

予選同様に凄まじいキレを見せてくれました。

後方3回半ひねり(E)~前方1/2ひねりで勢い余ってラインオーバー。

演技が素晴らしかっただけに残念でしたが、跳馬、平行棒も強いので、種目別2日目に期待です。

日本の釘宮コーチと二人三脚で頑張っている日本にお馴染みの選手。

応援しちゃいますね。

 

日本の萱和磨選手が6位。

オールラウンダーの萱和磨選手、ゆかの種目別決勝にあってもその演技安定感素晴らしかったです。Dスコア5.9ながらEスコアはバルトリーニ選手を上回る8.633。

国際大会で力を発揮することが出来るのは強いです。

 

女子跳馬

優勝 レベッカアンドラーデ選手(ブラジル)14.966

    1本目15.133(D6.0 E9.133) 2本目14.800(D5.4 E9.400)

2位 アシア・ダマート選手(イタリア) 14.083

    1本目14.133(D5.4 E8.733) 2本目14.033(D5.2 E8.833)

3位 アンジェリーナ・メルニコワ選手(ロシア) 13.966

    1本目14.433(D5.4 E9.033) 2本目13.500(D4.8 E8.700)

 

ブラジルのレベッカアンドラーデ選手が優勝

チェンフェイ跳んできました。強かったです。

東京五輪で一気にブレイクした選手。

この大会でも存在感見せてますね。

 

あん馬

優勝 ステファン・ネドロシク選手(アメリカ)15.266(D6.5 E8.766)

2位 萱和磨選手(日本) 14.900(D6.6 E8.300)

2位 翁浩選手(中国) 14.900(D6.6 E8.300)

4位 ナリマン・クルバノフ選手(カザフスタン) 14.766(D6.2 E8.566)

5位 アレク・ヨーダー選手(アメリカ) 14.766(D6.5 E8.266)

6位 ジョシュア・ネーサン選手(イギリス) 14.733(D6.6 E8.133)

 

アメリカのステファン・ネドロシク選手が優勝。

長身でまさにスペシャリストという感じの選手。

ショーンとベズコ両方を入れてて強かった。

 

日本の萱和磨選手が2位。

ブスナリ(F)の安定感が素晴らしい!

参加選手の半数が落下するというタイシャン製のあん馬で、最後まで隙を見せずに丁寧に通し切りました。

東京五輪の銅メダルに続く種目別あん馬の銀メダル獲得、素晴らしかったです。

 

段違い平行棒

優勝 韋篠圓選手(中国)            14.733(D6.5 E8.233)

2位 レベッカアンドラーデ選手(ブラジル) 14.633(D5.900 E8.733)

3位 羅蕊選手(中国)            14.633(D6.200 E8.433)

4位 アンジェリーナ・メルニコワ選手(ロシア) 14.533(D6.1 E8.433)

5位 コバチ・ジョフィア選手(ハンガリー) 14.466(D6.2 E8.266)

 

中国の韋篠圓選手、中国伝統の片手軸のひねり技が光りました。

降りの伸身ムーンサルトもよかったです。

 

つり輪

優勝 蘭星宇選手(中国) 15.200(D6.4 E8.800)

2位 マルコ・ロダディオ選手(イタリア) 14.866(D6.3 E8.566)

3位 サルバトーレ・マレスカ選手(イタリア) 14.833(D6.2 E8.633)

3位 グリゴリ・クリメンテフ選手(ロシア) 14.833(D6.2 E8.633)

 

中国の蘭星宇選手が優勝。

これまた力強い選手ですね。

バランディン3入れてて強かった。

 

スペシャリストの共演、種目別決勝!

世界のスペシャリストの演技は凄かったです。

そのなかにあって、日本の南一輝選手のゆかと萱和磨選手のあん馬、銀メダル!

素晴らしかったです。

種目別決勝2日目は、私も北九州に行って応援してきます!

2011年東京大会以来、10年ぶりに生観戦する世界選手権ワクワクしますね。

その大会も内村航平選手の神がかった演技に場内大興奮したのを今でも鮮明に覚えています。

内村航平選手と橋本大輝選手の鉄棒頂上決戦、凄い楽しみです!

がんばれニッポン\(^o^)/