akiraの体操観戦記

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橋本大輝選手が3連覇を達成!2023全日本体操個人総合選手権男子決勝

全日本体操個人総合選手権男子決勝が行われました。

私は現地観戦の予定でしたが、体調不良のため、テレビでの応援となりました。

 

優勝 橋本大輝選手(順天堂大学) 

   171.497(予選86.065、決勝85.432)

2位 萱和磨選手(セントラルスポーツ)

   169.764(予選85.499、決勝84.265)

3位 杉本海誉斗選手(相好体操クラブ) 

   168.197(予選83.999、決勝84.198)

4位 谷川航選手(セントラルスポーツ)

   167.764(予選84.698、決勝83.066)

5位 川上翔平選手(徳洲会体操クラブ) 

   167.695(予選84.397、決勝83.298)

6位 谷川翔選手(セントラルスポーツ)

   167.596(予選82.766、決勝84.830)

7位 三輪哲平選手(セントラルスポーツ)

   167.564(予選86.132、決勝81.432)

8位 松見一希選手(徳洲会体操クラブ)

   167.097(予選83.131、決勝83.966)

9位 北園丈琉選手(徳洲会体操クラブ)

   167.062(予選84.064、決勝82.998)

10位 岡慎之介選手(徳洲会体操クラブ) 

   166.829(予選81.464、決勝85.365)

11位 千葉健太選手(セントラルスポーツ)

   166.296(予選82.764、決勝83.532)

12位 杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ) 

   165.796(予選83.865、決勝81.931)

 

橋本大輝選手が優勝!

跳馬はロペスで珍しく低い着地になり14.200と得点伸びませんでしたが、他の5種目はハイレベルな演技揃えてきました。

あん馬は危ない箇所ありましたが、フィニッシュまで通してセーフのポーズ。あん馬全体7位の14.400(D6.3 E8.100)。

平行棒は着地まで決めるさすがの演技、平行棒全体8位の14.766(D6.1 E8.666)。

注目の鉄棒はリューキン行わず、カッシーナとコールマンも連続せずに分けて確実に実施してきました。美しい空中姿勢と流れるような動きが素晴らしい。伸身新月面の着地はピタリと決めてきました!鉄棒全体4位の14.300(D5.9 E8.400)

決勝だけの6種目合計得点は85.432。予選の86.065よりは得点を落としたものの、1位の得点。6種目合計Dスコアも35.5とMAXよりは落としていますが十分にハイレベルでした。腰の疲労骨折の影響もある中での試合での優勝は、東京オリンピック個人総合王者にして去年の世界選手権個人総合王者の貫禄を感じる強さがありました。全日本個人総合選手権3連覇達成!おめでとうございます。

 

2位に萱和磨選手
安定感さすがでした。
あん馬でショーンを決めて全体7位の14.400(D6.3 E8.100)!
鉄棒もコールマン決めて着地ピタリ!全体18位の13.700(D5.9 E7.800)!

今日だけの得点も84.265と安定感ありました。

6種目合計Dスコアは35.6と高かったです。

失敗しない男の復活、素晴らしいです!

 

3位はなんと杉本海誉斗選手

平行棒で一昨年の全日本種目別選手権で田中佑典選手と優勝を分け合うなど、平行棒のスペシャリストの印象が強い杉本海誉斗選手。

個人総合で、予選決勝通した2日間の順位で3位に入るとは驚きです。

予選83.999、決勝84.198と2日間通して平均84点を超えてきました。

6種目合計Dスコアは33.8とそれほど高くありませんが、Eスコアは高いものがありました。

平行棒は1位タイの15.233!(D6.3 E8.933)

 

4位は谷川航選手

難度は抑えての演技になりましたが、安定感ありました。

見せ場の跳馬のブラニクで珍しく着地2歩後ろに動いて跳馬全体11位の14.433(D5.6 E8.933 減点0.1)と谷川航選手にしては得点が伸びなかったのがもったいなかったです。

決勝だけの得点は83.066。6種目合計Dスコアは34.2でした。

 

5位は川上翔平選手
あん馬の降り技でバランスを崩すミスがあり、やり直してE難度で降りました。
得意の鉄棒は全体2位の14.366(D6.2 E8.166)。

ひねり技のクオリティが高かったです!

決勝だけの得点は83.298。6種目合計Dスコアは34.4でした。

 

予選トップだった三輪哲平選手は、ゆかの前方2回半ひねりで手をつくミス、つり輪で十字倒立が止まらず、鉄棒では伸身トカチェフで落下と大きなミスが出る苦しい試合となりました。

決勝だけの得点は81.432。6種目合計Dスコアは34.0でした。

7位に後退。

ヨネクラも実施出来る得意の跳馬はロペスで全体2位の14.833(D5.6 E9.233)と強さを見せました。

 

北園丈琉選手は9位。
跳馬のヨー2が低い着地になり13.966。
鉄棒はアドラー1回ひねりが振り戻ってしまうミスがあり、残りの演技はカッシーナ、コールマン、着地まで決めましたが12.966(D5.4 E7.566)と得点伸びず。

ゆかは締まった演技で全体7位の14.100(D5.7 E8.400)!

平行棒はダイナミックなササキを決めました。全体3位の15.000(D6.2 E8.800)!

決勝だけの得点は82.998。6種目合計Dスコアは34.4。

力も見せましたが、ミスが響いて予選の6位からは一歩後退となりました。

 

注目の杉野正尭選手は12位。
あん馬でHコンバイン決めてあん馬全体1位の14.900(D6.5 E8.400)を出しましたが、平行棒で13.200、得意の鉄棒も落下があったようで12.833と得点伸ばせず。

決勝だけの得点は81.931。6種目合計Dスコアは34.8でした。

去年の全日本シニア選手権優勝者の杉野正尭選手、2年連続で代表入りをあと一歩のところで逃しているだけに、NHK杯での巻き返しに期待ですね。

 

代表争いは橋本大輝選手は既に内定、個人総合順位で代表が決まるのは、橋本大輝選手を除く個人総合上位2名まで。
2位萱和磨選手と3位杉本海誉斗選手とは1.567差
3位杉本海誉斗選手から9位北園丈琉選手までは1.135差と僅差で7人が並ぶ大混戦となってます。

NHK杯でも熱い闘いは続きますね。

頑張れニッポン\(^O^)/