akiraの体操観戦記

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2021世界体操選手権北九州大会男子個人総合決勝

世界体操選手権北九州大会、今日は男子個人総合決勝が行われました。

東京五輪王者の橋本大輝選手と中国新星の張博恒選手との超ハイレベルな緊張感のあるしびれるような戦いが繰り広げられました。

優勝 張博恒/ジャン・ボーホン選手(中国) 87.981

2位 橋本大輝選手(日本) 87.964

3位 イリア・コフトン選手(ウクライナ) 84.899

4位 ユル・モルダウアー選手(アメリカ) 84.365

5位 アーメット・オンダー選手(トルコ) 84.232

6位 侍聰/シ・コン選手(中国) 84.057

7位 ジョエル・プラタ選手(スペイン) 83.365

8位 ウイリアム・エマード選手(カナダ) 83.265

 

優勝は中国の張博恒選手

中国にまたとんでもない新星が現れました。

中国の全運会の個人総合で肖若騰選手についで僅差で2位に入っていて、まだ伸び盛りの21歳、強いだろうなとは思ってましたが、よもやこれほどとは思いませんでした。

橋本大輝選手との僅差のデッドヒートで引っ張られるように強さを増していってるようにもみえました。

ゆか14.883(D6.3 E8.583)、跳馬14.866(D5.6 E9.266)、平行棒15.366(D6.1 E9.266)で全体1位。つり輪の14.600(D6.1 E8.500)、鉄棒の14.800(D6.2 E8.600)が全体2位とどの種目も強く驚異的です。6種目合計Dスコアは36.1

あん馬の落下ありましたが、それでも88点に迫る87.981と落下がなければ89点台に乗るんじゃないかという得点でした。

 

日本の橋本大輝選手が2位。

東京五輪王者の橋本大輝選手、持ち前の伸びやかで体線の美しい、それでいて強さを感じる演技、この決勝でも見せてくれました!

あん馬での落下が痛かったです。落下したトンフェイをやり直して成功させるところに橋本大輝選手さすがだなと思いました。

鉄棒15.133(D6.5 E8.633)で全体1位。ゆか14.833(D6.0 E8.833)、跳馬14.800(D5.6 E9.200)、平行棒15.066(D6.2 E8.866)で全体2位。落下があったあん馬も14.166(D6.4 E7.766)で全体4位。つり輪も予選で認定されなかった部分も修正して13.966(D5.6 E8.366)全体5位と総合力の高さを見せました。

後半の跳馬、平行棒、鉄棒と着地を決めきれなかったのが響いたでしょうか。僅か0.017届かず。惜しくも2位。

6種目合計Dスコア36.3!87.964はあん馬の落下がなければやはり89点台に乗るんじゃないかという得点!凄い戦いでした。

橋本大輝選手、オリンピックの後、インカレもあり、タイトなスケジュールの中、よくこれほどまでの演技をしてさすがだったと思います。

張博恒選手はオリンピックに出場していないので、この世界選手権だけに照準を合わせていて、中国タイシャン製の器具も張博恒選手に有利に働いていました。

もし他の器具だったら、リジョンソンやヨネクラを入れてもっとDスコアを上げて橋本大輝選手の強さがもっと際立ったと思います。

この銀メダルは、橋本大輝選手をより強くしてくれると思います。

そして次は必ず、橋本大輝選手が絶対勝つと信じています。

それにしても世界選手権6連覇、オリンピック2連覇を達成した内村航平選手はやっぱり凄すぎでしたね。どんな時も最後まで隙を見せない圧倒的な無敵感がありました。

そして最終日にそのレジェンド内村航平選手の全集中した鉄棒が見られる!

明日からスペシャリストの戦い種目別決勝!

がんばれニッポン\(^o^)/