akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

橋本大輝選手が4連覇を達成!2024全日本体操個人総合選手権男子決勝

全日本体操個人総合選手権、今日は男子決勝、高崎アリーナに観に行ってきました!

 

1位 橋本大輝選手(セントラルスポーツ) 176.164(予選88.199、決勝87.965)
2位 岡慎之助選手(徳洲会体操クラブ/星槎大学) 172.264(予選86.166、決勝86.098)
3位 萱和磨選手(セントラルスポーツ) 171.596(予選85.864、決勝85.732)
4位 杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ) 170.498(予選84.365、決勝86.133)
5位 土井陵輔選手(セントラルスポーツ) 169.797(予選85.598、決勝84.199)
6位 田中佑典選手(田中体操クラブ) 169.764(予選84.966、決勝84.798)
7位 松見一希選手(徳洲会体操クラブ) 169.098(予選83.599、決勝85.499)
8位 三輪哲平選手(セントラルスポーツ) 169.063(予選84.198、決勝84.865)
9位 川上翔平選手(徳洲会体操クラブ/星槎大学) 168.863(予選83.698、決勝85.165)
10位 長谷川毅選手(徳洲会体操クラブ) 168.73(予選85.131、決勝83.599)
11位 加藤裕斗選手(コナミスポーツ) 168.297(予選83.999、決勝84.298)
12位 谷田雅治選手(順天堂大学) 168.261(予選83.364、決勝84.897)
13位 藤巻竣平選手(徳洲会体操クラブ) 167.929(予選83.831、決勝84.098)
14位 角皆友晴選手(船橋市立船橋高等学校) 167.129(予選85.065、決勝82.064)
15位 谷川航選手(セントラルスポーツ) 167.064(予選82.998、決勝84.066)
16位 橘汐芽選手(茗溪クラブ) 166.863(予選83、決勝83.863)
17位 上山廉太郎選手(徳洲会体操クラブ) 166.362(予選83.431、決勝82.931)
18位 佐々木郁哉選手(仙台大学) 166.296(予選82.698、決勝83.598)

 

優勝は橋本大輝選手。

会場中が世界王者に注目する中、最初のゆかからゾーンに入っているかのような研ぎ澄まされた演技、凄まじい着地を連発!どよめきがおこりました!

ゆかで15.000!ゆかで15点は凄すぎます。

あん馬15.133!、跳馬15.100!と15点台を連発し、演技するたびに会場が大歓声でどよめきます。その姿はまるで内村航平選手のようでしたね。

異変が起きたのは5種目目、平行棒の演技後腕を抑えて痛そうにする場面がありました。平行棒自体は新たに入れたマクーツ(E)も決め14.766と高得点でした。

腕を攣っていたとのこと。

腕に不安のある中、最終種目の鉄棒。

リューキンを回避して、カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)~トカチェフの連続を決め、伸身新月面宙返り降りの着地!大きな一歩出してしまいました。

場内にごめんのポーズをする橋本大輝選手、演技中に再び腕が攣っていたとのことでした。鉄棒の得点は13.800に留まりましたが、6種目合計得点は87.965と88点に迫りました。

予選の88.199と合わせて176.164!

2位に3.900もの大差をつける圧倒的強さを見せました。

世界王者の橋本大輝選手強かったです。

 

岡慎之助選手が2位。
一昨年の大怪我から復活した期待の超新星、正統派オールラウンダー、動きが軽やかでしなやかで美しい。
今日はあん馬で落下がありましたが、平行棒で15.200の全体2位の高得点!
最終種目鉄棒でアドラー1回ひねりでふり戻るも、もう一度やり直して難度を成立させ、着地決めてくる強さありました。

レシーバー解説の遠藤さんと亀山耕平さんが普通失敗した技をやり直したりすると、その分予定より力を多く使ってしまうので、演技後半のシート倒立が上がらないなど、さらなるミスが出てしまうことがよくあるとのことでしたが、岡慎之助選手は問題なく余裕で演技を通していて、強いと驚いてましたね。

得点は13.933、ミスを最小限にとどめてました。

 

萱和磨選手が3位。
ロペス(D5.6)で大きな一歩出しましたが、予選でミスのあったゆかを修正して14.000を出すなど、今日も全体を通して安定した演技が光ってました。鉄棒で1班の選手たちにミスが続出した中でも萱和磨選手はノーミスで通して14.000を出していたので、さすが失敗しない男とまで言われた萱和磨選手。ミスをしないことの大事さを教えてくれますね。

 

杉野正尭選手が4位。
ついに得意の2種目あん馬15.000と鉄棒15.100と爆発的な演技をして、予選の8位から大きく順位を上げてきました。
今日だけの得点86.133は橋本大輝選手に次ぐ2位の得点。
実力者の杉野正尭選手やはり巻き返してきました。
鉄棒、大技ペガン、カッシーナ、コバチ〜コールマン連続を決めて着地ピタリは場内大盛り上がりでした!!

みんなこれが見たかった!

 

土井陵輔選手が5位。
鉄棒の落下はありましたが、美しい演技でキレのある捌きは一級品でした。

 

田中佑典選手が6位。
34歳ベテランの田中佑典選手。個人総合で予選決勝と2日間の合計でなんと6位につけました。
平行棒14.966、鉄棒14.933と本日も得意種目で非常に高い得点出してますので、貢献点もかなり稼いでるはず。これはパリ五輪代表あるんじゃないかって感じさせてくれますね。NHK杯も好調を維持して頑張ってほしいです!

 

松見一希選手が7位。

ゆかで14.433と全体4位の高得点を出すなど、決勝だけの得点は5位の85.499!

予選の13位から大きく順位を上げてきました。

 

三輪哲平選手が8位。

平行棒が全体1位の15.233。後方屈伸2回宙返り(D)の着地をピタリと決める鬼気迫る演技見せてくれました。

 

谷川航選手は15位。

鉄棒が12.233とミスがありましたが、ゆかで全体6位の14.200。つり輪では力強い演技で全体7位の14.400。平行棒では全体3位の15.100!いい演技も光ってました。

 

北園丈琉選手が21位。

注目の北園丈琉選手は予選24位と苦しいスタートでしたが、今日の決勝も平行棒で着地転倒してしまうなど、厳しい戦いになりました。粘りの演技で21位と少し順位を上げましたが、北園丈琉選手はこんなもんじゃないはず!NHK杯では立て直して、巻き返してほしいです。

 

全日本体操個人総合決勝、選手たちの日々の凄まじい練習を感じるような、熱意あふれる演技をたくさん見れて、やはり体操ニッポン素晴らしいなと思いました。

今日は初めて甥っ子達(中1と小6)を体操観戦に連れて行ったのですが、生の演技の迫力と熱量を感じて、真剣に見ていましたね。楽しかったって言ってました。

よかったです。

 

パリ五輪の代表争いはNHK杯に続きます。

最強の日本代表が決まりますね。

頑張れニッポン\(^o^)/

橋本大輝選手が88.199!超高得点で1位発進!2024全日本体操競技個人総合選手権大会予選

全日本体操個人総合選手権大会、今日は男子予選、久々の高崎アリーナまで見に行ってきました!

1位 橋本大輝選手(セントラルスポーツ) 88.199

2位 岡慎之助選手(徳洲会体操クラブ/星槎大学) 86.166

3位 萱和磨選手(セントラルスポーツ)  85.864

4位 土井陵輔選手(セントラルスポーツ) 85.598

5位 長谷川毅選手(徳洲会体操クラブ) 85.131

6位 角皆友晴選手(船橋市立船橋高等学校) 85.065

7位 田中佑典選手(田中体操クラブ) 84.966

8位 杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ) 84.365

9位 三輪哲平選手(セントラルスポーツ) 84.198

10位 加藤裕斗選手(コナミスポーツ) 83.999

 

橋本大輝選手が1位!

鉄棒で15.100、跳馬で14.900を出すなど、高得点を連発!
予選から88点超えのとんでもない強さ見せました。
これでもゆかと鉄棒の着地で動いてたりするので、まだ得点を上積み出来る余地があるのも凄いです。

 

2位に岡慎之助選手。

一昨年の全日本決勝で跳馬で足を痛めて、平行棒の着地で足を負傷してしまった選手、右膝前十字靭帯断裂の大怪我から復活し、オリンピックイヤーに間に合わせてきました。堂々の予選2位。
しなやかな動きの美しさは、内村航平選手を彷彿とさせるポテンシャルの高さを感じます。
平行棒のティッペルトでバーに足がのってしまう器具上落下がありながらの2位なので、評価の高さがわかりますね。

 

3位に萱和磨選手。

他の選手に大過失が連発する波乱の展開の流れの中でも安定感ありました。
めずらしくゆかで弾かれるシーンがありながらも落ち着いて立て直すところ強かったです。

 

4位に土井陵輔選手。

一昨年の世界選手権代表、橋本大輝選手の同級生の実力者ながら去年は大過失が目立ち代表争いに絡めませんでした。
今年はその悔しさを晴らすような気合の入った演技で、平行棒14.866!、鉄棒14.900!と一級品の演技見せてくれました。
最大の得意種目のゆかがラインオーバーもあって14.100と今ひとつだったので、修正してくればさらに上積み出来ますね。

 

他の注目選手としては、
杉野正尭選手が8位。84.365。
得意種目の一つ鉄棒では、ペガン、カッシーナ、コバチ〜コールマンと大技連発して14.566の高得点を上げるも、もう一つの得意種目のあん馬はモギルニーで落下、他の種目はいい演技を続け8位につけました。決勝に期待、頑張ってほしい。

 

三輪哲平選手が9位。84.198。
昨年の世界選手権代表の実力者。
5種目目まで3位につけていましたが、今大会、各選手の鬼門となっているあん馬で落下、9位に後退しましたが、いい動きをしていますので、決勝では巻き返してくると期待大です。

 

川上翔平選手が12位。83.698。
大学3年生の期待の若手、跳馬ではヤンウェイ(屈身メリサリディス)に新たに挑戦して成功、着地一歩大きく出すも目を引く大技を決めて14.500とまずまずの高得点。

場内をわかせました。
最終種目つり輪の12点台が響いて12位に後退しました。決勝では巻き返しに期待です。

 

谷川航選手は18位。82.998。

鉄棒のカッシーナで危ない落下があり、頭を押さえる場面もあり、心配しましたが、演技を再開して決めてくれたので、ほっとしました。12.600。
あん馬では苦しい実施となりますが、粘りを見せ12.933。
続くつり輪では着地を決め、噛みしめるようにガッツポーズ。14.466とつり輪全体5位の高得点。
跳馬はブラニクを実施するも後ろに2歩大きく後ずさるも転倒はせず粘りを見せました。

実力者だけに決勝では巻き返しに期待です。

 

北園丈琉選手は24位。81.931。

最初の跳馬で尻もち12.666。

あん馬でも終盤苦しくなり、なんとか降りまで持って行きますが怪しい実施になってしまいました。おそらく降り技が予定通り認定されず。13.233。

期待の選手が苦しいスタートになってしまいました。
決勝では北園丈琉選手本来の勢いのある伸び伸びとした演技で巻き返しに期待です。

 

千葉健太選手が35位。
鉄棒の10.900が痛すぎました。
降りも危なかったです。
ゆかは美しくてキレのある演技でよかったです。14.166。

 

谷川翔選手が50位。
得意のあん馬も最初の倒立でバランスを崩して落下してしまいました。
跳馬12.600、鉄棒12.300と大過失を連発してしまいました。
ゆかは14.233と谷川翔選手らしい伸びやかないい演技でした。

 

全体的にまさかの大過失も多くて、オリンピックイヤーの春先の試合の怖さを感じました。まさか千葉健太選手と谷川翔選手が個人総合で決勝に進めないとは。厳しい結果でした。

まだ代表選考は始まったばかり、ここからです。


その中でもさすがの強さを見せた橋本大輝選手。今宵は世界王者の至高の演技を存分に見せてもらいました!
これは決勝もやってくれますね!

頑張れニッポン\(^o^)/

 

徳洲会体操クラブが2連覇達成!2023全日本体操競技団体選手権

全日本体操競技団体選手権が三重県四日市市総合体育館で行われました。

2連覇を狙う徳洲会体操クラブと王者橋本大輝選手擁する順天堂大学、そして日本代表選手が5人もいるセントラルスポーツ。三強の戦いとなりました。

私は用事で見に行けませんでしたが、CBCスポーツのライブ配信で見ることが出来ました。

 

優勝 徳洲会体操クラブ 259.629

(杉野 正尭選手、春木 三憲選手、高橋 一矢選手、

 北園 丈琉選手、川上 翔平選手、岡 慎之助選手)

2位 順天堂大学 254.262

(橋本 大輝選手、森川 顕範選手、谷田 雅治選手、

 戎 燿汰選手、日髙 大輝選手、須永 光輝選手)

3位 セントラルスポーツ 252.228

(谷川 航選手、千葉 健太選手、萱 和磨選手、

 谷川 翔選手、北村 郁弥選手、三輪 哲平選手)

4位 ジュンスポーツ北海道 248.960

(青木 翔汰選手、神本 将選手、前田 航輝選手、

 金子 和輝選手、中川 将径選手、長﨑 柊人選手)

5位 日本体育大学 247.995

(近藤 衛選手、乾 仁平選手、橋口 晴選手、

 相羽 拓郎選手、板橋 永久選手、土井 陵輔選手)

6位 相好体操クラブ 247.660

(岩槻 万里選手、永吉 雄選手、平野 竣介選手、

 泉谷 敬志選手、小森 敬介選手、杉本 海誉斗選手)

7位 鹿屋体育大学 247.359

(杉山 諒将選手、笹本 凜選手、津村 涼太選手、

 金田 希一選手、田邊 友唯選手、富岡 浩輝選手)

8位 筑波大学 244.896

(末次 耕太朗選手、上田 悠太選手、田嶋 将太選手、

 山﨑 真颯選手、平松 航河選手、中濱 太一選手)

 

優勝は徳洲会体操クラブ。

全日本団体2連覇を達成、おめでとうございます!

あん馬、つり輪、平行棒、鉄棒の4種目で1位!

杉野正尭選手があん馬でHコンバインを含むDスコア6.9の演技構成を通し全体1位の15.200、鉄棒でも橋本大輝選手に次ぐ全体2位の14.866とチームを牽引。

アジア大会個人総合銀メダリストの北園丈琉選手はゆかで全体1位の14.333、平行棒でも全体1位の15.133と強さを見せました。

川上翔平選手もマクーツ(E)を決めた平行棒、全体4位の15.000。得意の鉄棒は全体3位の14.733。

去年の全日本で右膝の靭帯断裂の大怪我を負った岡真之助選手も復活し団体メンバーに入りました。ゆか、あん馬、つり輪、平行棒の4種目を演技、あん馬で全体3位の14.600。つり輪で全体3位の14.400。平行棒で全体7位の14.600とクオリティの高い実施を見せました。

特につり輪の14.400に成長を感じます。足を怪我してる期間に力技の強化をしっかりやってきた成果で出てますね。中国に差をつけられている種目であるつり輪で高得点が取れることは日本チームとしても大きな戦力として期待出来ますね。

実力者のオールラウンダー4人につり輪のスペシャリストの高橋一矢選手と春木三憲選手がいる徳洲会体操クラブ、隙のない強さでした。総合得点259.629はなんと世界選手権の日本の団体金メダルスコア255.594を4点以上上回る得点、強かったです。

 

2位は順天堂大学

世界選手権2連覇王者の橋本大輝選手がゆか、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の5種目に出場。つり輪は着地動くもつり輪全体9位の13.933。

跳馬は高さと距離がずば抜けたロペス(D5.6)をほぼ直立立ちの着地姿勢で決めて全体1位の14.933!

平行棒は流麗で美しい実施で着地を決めて全体1位の15.133!

そして世界選手権で優勝した得意の鉄棒は、アドラーハーフ~リューキン、カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)~トカチェフアドラー1回ひねり大逆手、伸身新月面宙返りの着地をピタリ決めました。フル構成の世界一の演技を見せて鉄棒全体1位の15.133!

ラストのゆかもG難度のリジョンソンを決めゆか全体5位の14.166!

世界王者の橋本大輝選手キレッキレの演技凄かったです!

鉄棒を決めた5種目目でセントラルスポーツをかわして一気に2位に浮上した順天堂大学、最終種目のゆかでもリードを守りきり2位となりました。

 

3位はセントラルスポーツ

世界選手権で個人総合4位の実力者千葉健太選手はあん馬で落下するなど疲労があるのかコンディションが良くなさそうでしたが、シャープで正確な動きは特別感ありましたね。

世界選手権団体金メダルメンバーの萱和磨選手はあん馬、つり輪、平行棒、鉄棒の4種目に出場。あん馬全体5位の14.433、平行棒全体5位の14.800とさすがの安定感を見せました。

アジア大会跳馬金メダルの谷川航選手、跳馬はリセグァン2を実施して攻めてきましたが、前に手をついてしまい14.066でした。他の種目はゆかで全体5位の14.166。つり輪全体4位の14.200。平行棒全体6位の14.633。鉄棒全体11位の13.933と着地の強さと安定感を見せました。

アジア大会代表の谷川翔選手はあん馬で全体8位の14.200。鉄棒ではカッシーナ、コールマン(E)を決め全体14位の13.700でした。

世界選手権代表ながら怪我で直前の交代となってしまった三輪哲平選手もこの全日本団体では跳馬のみでしたが、元気な姿を見せてくれました。

跳馬全体1位タイの14.933!強さを見せてくれました。

 

他には日本体育大学の土井陵輔選手選手。

得意のゆかではリジョンソンで珍しく手をついてしまい13.200となってしまいましたが、跳馬ではシライキムヒフンを前に一歩で決めて全体11位の14.466。平行棒で全体7位の14.600。鉄棒は全体6位の14.033と実力を見せてくれました。

 

そして宮地秀享選手の鉄棒。

ミヤチ(I)を成功!カッシーナ成功!伸身ムーンサルトの着地ピタリ!最高難度の大技の成功に場内湧いてましたね!全体7位の14.000(D5.7)!

この演技を放送してくれたCBCスポーツ、わかってますね。

でも杉野正尭選手のバラエティーに富んだダイナミックな鉄棒も放送してほしかった。優勝を決める演技だったのだし。

全体的にはCBCスポーツのライブ配信、演技を次々に映してくれるので、楽しく見られました。ビデオカメラのアングルも良かったです。

 

全日本体操競技団体選手権、世界レベルの凄い演技がたくさん見られて、日本の体操のレベルは世界一だなといつも思いますね。

今年は世界選手権でも日本が団体金メダル取って、個人総合でも橋本大輝選手が2連覇を達成したので、来年のパリ五輪に向けて弾みになりました。

楽しみな選手がたくさんいるので、代表選考はますます熾烈になると思いますが、切磋琢磨して、最強の日本代表でパリ五輪の団体金メダルと個人総合の金メダルを勝ち取ってほしい!

がんばれニッポン\(^o^)/

橋本大輝選手が鉄棒で金メダル!杉本海誉斗選手が平行棒で銅メダル!2023世界体操競技選手権アントワープ大会種目別決勝後半

世界体操競技選手権アントワープ大会も最終日、種目別決勝後半が行われました。

 

男子跳馬

優勝 ジェイク・ジャーマン選手(イギリス) 15.050

           1本目15.400(D6.0 E9.400) 2本目14.700(D5.6 E9.100)

2位 コイ・ヤング選手(アメリカ) 14.849

           1本目15.033(D5.6 E9.433) 2本目14.666(D5.4 E9.266)

3位 ナザル・チェプルニー選手(ウクライナ) 14.766

           1本目14.833(D5.6 E9.233) 2本目14.700(D5.6 E9.200 減点0.1)

4位 イゴール・ラジビロフ選手(ウクライナ) 14.750

           1本目14.900(D5.6 E9.300) 2本目14.600(D5.6 E9.000)

5位 ポール・ジュダ選手(アメリカ) 14.550

           1本目14.600(D5.6 E9.100 減点0.1) 2本目14.500(D5.2 E9.300)

6位 アルトゥール・ダフティアン選手(アルメニア) 14.549

           1本目13.966(D5.6 E8.666 減点0.3) 2本目15.133(D5.6 E9.533)

7位 ハリー・ヘップワース選手(イギリス) 14.433

           1本目14.533(D5.6 E9.033 減点0.1) 2本目14.333(D5.6 E9.033 減点0.3)

8位 ケビン・ぺネフ選手(ブルガリア) 14.183

           1本目14.166(D5.2 E8.966) 2本目14.200(D5.2 E9.300 減点0.3)

 

イギリスのジェイク・ジャーマン選手が優勝!

1本目になんとヨネクラを実施してきました。

高さと飛距離があり、この難しい跳躍の着地を僅かに弾んだだけで見事に決めてきました。個人総合ではこの技で着地を止めてきましたので、完成度の高さがうかがえます。

15.400の高得点!

2本目はドラグレスクを実施!

着地後ろに大きく一歩足を出しましたが、立ってきました!

14.700の得点でしたが、2本平均15.050で優勝となりました。

この選手はゆかも非常に得意としていて、伸身リジョンソンハーフという超大技も持っていますが、今大会は予選落ちとなっていて、披露されませんでした。

今後、日本の南一輝選手とのゆか頂上決戦を見たいです。

 

平均台

優勝 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 14.800(D6.5 E8.300)
2位 周雅琴選手(中国) 14.700(D6.5 E8.200)
3位 レベッカアンドラーデ選手(ブラジル) 14.300(D6.0 E8.300)
4位 サネ・ウェイファース選手(オランダ) 14.100(D5.9 E8.200)
5位 芦川うらら選手(日本) 14.066(D5.9 E8.166)
6位 張晴穎選手(中国) 13.100(D6.2 E6.900)
7位 シリーズ・ジョーンズ選手(アメリカ) 12.933(D5.6 E7.333)
8位 パウリーネ・シェーファー ベッツ選手(ドイツ) 12.800(D5.4 E7.500)

 

アメリカのシモーネ・バイルズ選手が優勝。

まるでゆか運動のようなパワフルな平均台決めてきました!

バシバシテンポよく技を決めてくるのが凄いですね。

降りはG難度のムーンサルト!高さがあって着地もピタリと決めてきました!

まったく緊張がみえないところに強さを感じます。

得点は圧巻の14.800!

 

日本の芦川うらら選手は5位。

2021年世界体操競技選手権北九州大会の金メダリストの芦川うらら選手。

一昨年のチャンピオンらしい、ふらつきのない熟練された技を次々きめて降りはF難度の後方3回ひねり!決めてきました!

得点14.066、14点台はさすがでした。

並み居る強豪たちが次々と力を発揮してくるハイレベル展開となってしまいメダルはなりませんでしたが、その中で堂々の5位入賞でした。

 

平行棒

優勝 ルーカス・ダウザー選手(ドイツ) 15.400(D6.6 E8.800)
2位 侍聰選手(中国) 15.066(D6.3 E8.766)
3位 杉本海誉斗選手(日本) 15.00(D6.3 E8.700)
4位 萱和磨選手(日本) 14.733(D6.3 E8.433)
5位 イリア・コフトゥン選手(ウクライナ) 14.633(D6.4 E8.233)
6位 アッシャー・ホン選手(アメリカ) 14.466(D6.0 E8.466)
7位 マテオ・レバンテシ選手(イタリア) 13.866(D6.4 E7.466)
8位 ユル・モルダウアー選手(アメリカ) 13.133(D6.3 E6.833)

 

優勝はドイツのルーカス・ダウザー選手。

第1人者の鄒敬園選手(中国)が出場していない中での平行棒決勝、誰が金メダルを取るのか注目されましたが、去年の世界選手権と東京五輪の平行棒で2位だったルーカス・ダウザー選手がついに金メダルを取りました。

G難度のツォラキディス、リチャード、アームツイスト、マクーツと盛りだくさんの演技構成、着地も決めてきました!得点15.400!Dスコアも出場選手中最高のD6.6と高かったです。

 

2位に中国の侍聰選手。

予選の跳馬で足を痛めた侍聰選手でしたが、この平行棒は意地を感じるかのような力強い実施で、後方屈伸2回宙返り(D)の着地をピタリ!

得点15.066!

 

日本の杉本海誉斗選手が3位!

平行棒の日本王者の杉本海誉斗選手がついに世界選手権の種目別決勝の舞台で演技!トレードマークの高さがずば抜けているバブサー(E)も決めました!前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降りの着地ピタリ!

三輪哲平選手の怪我で補欠から急遽の繰り上がりで今大会出場となりましたが、頼もしいほどの勝負強さを発揮してくれます!

得点は15.000!見事な銅メダル!おめでとうございます!

 

日本の萱和磨選手が4位。

気合の入った完璧な平行棒見せてくれました。

マクーツ(E)、バブサー(E)、倒立も力強かったです。前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降りの着地ピタリ!

スーパーサイヤ人に変身するんじゃないかと思うような最大級のガッツポーズ!

さすが失敗しない男とまで言われた安定感をこの種目別平行棒でも見せてくれました!

得点14.733!

 

女子ゆか

優勝 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 14.633(D6.7 E8.033)
2位 レベッカアンドラーデ選手(ブラジル) 14.500(D6.1 E8.400)
3位 フラビア・サライバ選手(ブラジル) 13.966(D5.7 E8.266)
4位 サブリナ・マネカ ボイネア選手(ルーマニア) 13.766(D6 E7.766)
5位 シリーズ・ジョーンズ選手(アメリカ) 13.666(D5.5 E8.166)
6位 ナオミ・フィッセル選手(オランダ) 13.3(D5.6 E8.000)
7位 周雅琴選手(中国) 13.3(D5.4 E7.900)
8位 アリス・キンセラ選手(イギリス) 12.666(D4.9 E7.766)

 

アメリカのシモーネ・バイルズ選手が優勝。

男子顔負けの大技連発で凄かったです。

バイルズ(後方伸身2回宙返り1/2ひねり)の着地で前に大きく1歩跳ねてしまい、ラインオーバーとなりましたが、最後の後方伸身2回宙返りは着地ピタリ!

圧巻の演技見せてくれました。

今大会バイルズ選手は団体、個人総合、平均台、ゆかで金メダル4個、跳馬で銀メダル1個を獲得して自身通算金メダル数が23、通算メダル数を30としました!

どちらも史上最多となります。

2位のレベッカアンドラーデ選手と3位のフラビア・サライバ選手と仲良く談笑している姿も印象的でしたね。

 

鉄棒

優勝 橋本大輝選手(日本) 15.233(D6.7 E8.533)
2位 テン・スルビッチ選手(クロアチア) 14.700(D6.1 E8.600)
3位 蘇煒德選手(中国) 14.500(D5.9 E8.600)
4位 ミラド・カリミ選手(カザフスタン) 14.433(D6.3 E8.133)
5位 ポール・ジュダ選手(アメリカ) 14.100(D5.4 E8.700)
6位 アルトゥール・マリアーノ選手(ブラジル) 13.533(D6.2 E7.333)
7位 千葉健太選手(日本) 12.700(D5.4 E7.300)
8位 フェリックス・ドルチ選手(カナダ) 11.100(D5.0 E6.100)

 

日本の橋本大輝選手が優勝!

冒頭のリューキンを成功!カッシーナ成功!コールマン成功!

伸身トカチェフ(D)~トカチェフの連続成功!

雄大アドラー1回ひねり大逆手成功!

そして伸身新月面宙返り降りの着地ピタリ!

これぞ王者という完璧な演技を見せてくれました!

得点は15.233 世界選手権の種目別決勝の大舞台で全選手中ぶっちぎりで最高の6.7の演技構成で着地ピタリ!これが見たかったです!感無量!

橋本大輝選手ついに世界選手権の種目別鉄棒金メダルを取り、団体、個人総合と合わせて今大会3冠を達成!日本選手の3冠達成は、2015年の内村航平さん(団体金、個人総合金、種目別鉄棒金)以来となります。

橋本大輝選手は、この鉄棒で2021年、2022年と3大会連続でメダルを取っているのも、もの凄いことですね。

 

日本の千葉健太選手は7位。

最初のコールマンが近づいてしまい車輪につなげられず蹴上がりで対処となってしまいました。

着地も1歩跳ねましたが、思い切りのいいキレのある演技披露してくれました得点12.700。

予選、団体、個人総合、種目別1日目のあん馬、2日目の鉄棒と橋本大輝選手と並び全日程で演技した千葉健太選手、その美しいキレのある体操を存分に世界に披露してくれましたね。

 

世界体操選手権アントワープ大会、終わりました。

時差が7時間もあり、深夜の応援となりましたが、世界の超人たちと日本チームの活躍が見れて、楽しい9日間でした。

日本チームは団体予選を1位通過。個人総合予選を千葉健太選手、萱和磨選手、橋本大輝選手の3人で個人総合1位~3位まで独占。世界を驚かせました。

そしてなんといってもパリ五輪前年の世界選手権で団体金メダル!負けられない戦いの中、チーム全員でミスをカバーしながら勝ちきったのが良かったです。

そして個人総合では橋本大輝選手が2連覇を達成!歓喜にわきました!

やはり世界最強は橋本大輝選手です!

種目別では南一輝選手がゆかで銀メダル!平行棒で杉本海誉斗選手が銅メダル!鉄棒で橋本大輝選手が金メダル!と日本でも各種目最強の3人がメダルを取り、日本の強さを見せました。

三輪哲平選手が怪我で出られなかったのは残念でしたが、実力者なので来年以降、また日本代表に入って世界の舞台で戦ってくれると思います。

今年はアジア大会も9月24日~29日までと直前までありましたので、合わせて丸々2週間体操見れて楽しかったです。アジア大会の日本代表と世界選手権の日本代表とそれぞれ体操ニッポンの強さを存分に世界に見せてくれたので、パリ五輪の代表争いは熾烈になってきますね。そして最強の日本代表で目指せパリ五輪団体金メダル!

がんばれニッポン\(^o^)/

南一輝選手がゆかで銀メダル!2023世界体操競技選手権アントワープ大会種目別決勝前半

2023世界体操競技選手権アントワープ大会、スペシャリストの祭典、種目別決勝が10月7日21時(日本時間)より行われました。

CS放送テレ朝チャンネル2)での生放送でした。

男子の解説が米田功さん、女子の解説が北村彩子さんでした。

 

男子ゆか

優勝 アーテム・ドルゴピアト選手(イスラエル) 14.866(D6.4 E8.466)
2位 南一輝選手(日本) 14.666(D6.5 E8.166)
3位 ミラド・カリミ選手(カザフスタン) 14.6(D6.3 E8.3)
4位 カルロス・ユーロ選手(フィリピン) 14.5(D6.3 E8.2)
5位 フェリックス・ドルチ選手(カナダ) 14.4(D6 E8.4)
6位 ハリー・ヘップワース選手(イギリス) 14.333(D6.4 E8.133)
7位 橋本大輝選手(日本) 14.233(D6.0 E8.333 減点0.1)
8位 フレッド・リチャード選手(アメリカ) 13.2(D6 E7.2)

 

イスラエルのアーテム・ドルゴピヤト選手が優勝。

大技盛りだくさんのドルゴピヤト選手、着地も僅かな動きに押さえて良かったです。

回転系が多く入った演技構成の方が減点が少なくなるような採点の傾向になっているようですね。

 

日本の南一輝選手が2位。

トップバッターで登場し、ルドルフハーフ~前方1回ひねり(C)のシリーズ着地ピタリで場内をどよめかせました!

2本目もG難度のリジョンソンの着地決めてきました。

3本目はF難度のシライ2!着地前に1歩。

4本目は前方1回ひねり(C)~前方2回半ひねり(E)着地僅かに弾む。

5本目は後方2回半ひねり(D)~前方2回ひねり(D)着地ピタリ!

ラストは後方3回ひねり(D)で着地後ろに1歩。

着地を予選や団体決勝より丁寧に行っていて良かったです。

最後の後方3回ひねり(D)の着地が片足後ろに動いてしまったのが惜しかったです。

得点は14.666。Eスコアが8.166なので、ひねり技に対して厳しい減点になっているのか、点数が抑えられやすい1番手での演技とはいえ、ひねり技は他の選手よりレベルが上なのでもっと評価してほしいです。

日本ゆか最強の南一輝選手、2年ぶりの世界選手権種目別でしっかりメダルを取ったのはさすがでした。

銀メダルおめでとうございます!

 

橋本大輝選手は7位。

個人総合で優勝して中1日の試合、疲れが残っていると思いますが、1本目にリジョンソンを入れて攻めてきました。そのリジョンソンでラインオーバーがあり7位でしたが、橋本大輝選手らしい雄大で美しいゆか見事でした。

 

女子跳馬

優勝 レベッカアンドラーデ選手(ブラジル) 14.750

           1本目 15.000(D5.6 E9.400) 2本目 14.500(D5.0 E9.500)

2位 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 14.549

           1本目 14.433(D6.4 E8.533 減点0.5) 2本目 14.666(D5.6 E9.066)

3位 ヨ ソジョン選手(韓国) 14.416

           1本目 14.600(D5.4 E9.200) 2本目 14.233(D5.0 E9.233)

4位 アレクサ・モレノ選手(メキシコ) 14.166

           1本目 14.300(D5.4 E8.900) 2本目 14.033(D5.2 E8.833)

5位 エリザベス・ブラック選手(カナダ) 13.933

           1本目 14.000(D5.0 E9.000) 2本目 13.866(D4.8 E9.066)

6位 宮田笙子選手(日本) 13.899

           1本目 14.066(D5.0 E9.066) 2本目 13.733(D4.8 E8.933)

7位 リアン・ウォン選手(アメリカ) 13.466

           1本目 14.100(D5.0 E9.100) 2本目 12.833(D4.2 E8.733 減点0.1)

8位 ツェンゲ マリア・ベクスキー選手(ハンガリー) 13.266

           1本目 13.400(D4.6 E8.800) 2本目 13.133(D4.4 E8.733)

9位 コリーン・デビラード選手(フランス) 13.183

           1本目 13.200(D5.4 E7.800) 2本目 13.166(D4.2 E8.966)

 

優勝はブラジルのレベッカアンドラーデ選手。

このままだと新技で転倒のあったシモーネ・バイルズ選手が優勝となるところでしたが、最後に登場したアンドラーデ選手が高難度の技を2本しっかり決めてきて上回りました!バネと高さが凄いです!

 

2位にアメリカのシモーネ・バイルズ選手。

1本目に噂の新技申請しているユルチェンコの屈伸2回宙返り、いわゆる男子の屈身メリサニディスを行ってきました。なんとDスコアは6.4。

リスクのある技ということで減点0.5されますが補助をつけての実施となりました。

ものすごい高さで屈伸で2回宙返りして着地は勢い余って後ろに転倒しましたが、それでも得点は14.433!

2本目はチェンフェイを実施。これはもの凄い着地を決め14.666。

シモーネ・バイルズ選手。さすが女子体操のスーパースター。転倒があっても2位という規格外の実力を見せました。

 

あん馬

優勝 リース・マクレナガン選手(アイルランド) 15.100(D6.4 E8.700)
2位 コイ・ヤング選手(アメリカ) 14.966(D6.5 E8.466)
3位 アフマド・アブアルスード選手(ヨルダン) 14.633(D6.4 E8.233)
4位 ハルチュン・メルディニアン選手(アルメニア) 14.600(D6 E8.6)
5位 マックス・ウィットロック選手(イギリス) 14.300(D6.9 E7.400)
6位 千葉健太選手(日本) 14.200(D6.1 E8.100)
7位 ニルス・ドゥンケル選手(ドイツ) 13.766(D6.2 E7.566)
8位 李智凱選手(台湾) 13.500(D6.5 E7.000)

 

優勝はアイルランドのリース・マクレナガン選手。

最後に登場でただ一人15点台にのせて、見事でした。

D6.4で安定した実施でしたね。

 

日本の千葉健太選手は6位。

ショーンを入れて攻めてきました。

ショーンは一ポメルまで行けずに馬体に手をついてしまったので認定されませんでしたが、ミスには見せずに続くブスナリ(F)は成功!スピーディな旋回で通しきりました!

セア倒立やブスナリの技のキレ、降り技で倒立に上げる勢い、旋回の美しさは世界のスペシャリスト達と比べても際立ってました。

前半に登場した優勝候補達が落下するなか、メダルではなく金メダルを狙って攻めてきた姿勢に拍手ですね。

 

注目のマックス・ウィットロック選手(イギリス)は5位。

Gコンバインやブスナリ(F)を成功させ、D6.9の難しい演技構成で挑みましたが落下がありました。それでも14.300を出すのは恐るべしですね。

 

アジア大会種目別あん馬優勝の李智凱選手(台湾)は8位。

スピード感のあるダイナミックな開脚旋回が持ち味の李智凱選手ですが落下がありました。アジア大会の種目別あん馬を優勝したのが9月28日、そして世界選手権の男子予選があったのは10月1日だったので、移動して予選まで間がなかった中、決勝に進んできたのはさすが実力がありますね。

 

段違い平行棒

優勝 邱祺缘選手(中国) 15.1(D6.7 E8.400)
2位 ケイリア・ネムール選手(アルジェリア) 15.033(D6.7 E8.333)
3位 シリーズ・ジョーンズ選手(アメリカ) 14.766(D6.3 E8.466)
4位 黄卓凡選手(中国) 14.766(D6.5 E8.266)
5位 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 14.2(D6.0 E8.200)
6位 サナ・フェールマン選手(オランダ) 14.2(D6.2 E8.000)
7位 ナオミ・フィッセル選手(オランダ) 14.166(D6.0 E8.166)
8位 エリザベス・ブラック選手(カナダ) 13.8(D5.7 E8.100)
9位 ロレット・シャーピー選手(フランス) 12.933(D6.1 E6.833)

 

中国の邱祺缘選手が優勝。

中国独特の片手軸のひねり技の連続から伸身イエーガー迫力ありました。

Dスコア6.7は凄いですね。

 

2位にアルジェリアのケイリア・ネムール選手。

テレビ実況でこれから世界の段違い平行棒を引っ張っていくんじゃないかと注目されている選手と説明がありました。

なるほど高難度の手離し技の連続はすごいものがありますね。

アルジェリアの16歳、これから注目ですね。

 

この種目の東京五輪王者のニナ・デルバール選手は怪我で今大会欠場してるとのことでした。地元ベルギーのスター選手の欠場は残念ですね。来年のパリ五輪に向けて復活が待たれるところです。

 

去年からのルール改正でトカチェフ系の半分ひねりの技の認定が厳しくなっていて、実施した選手がほとんど不認定でひねらない技での認定になってました。

ルール改正が勝敗にも影響してきますね。

 

つり輪

優勝 劉洋選手(中国) 15.233(D6.4 E8.833)
2位 エレフテリオス・ペトロニアス選手(ギリシャ) 15.066(D6.3 E8.766)
3位 尤浩選手(中国) 14.833(D6.7 E8.133)
4位 バハン・ダブティアン選手(アルメニア) 14.7(D6 E8.700)
5位 ニキータ・シモノフ選手(アゼルバイジャン) 14.666(D6.2 E8.466)
6位 ビンツェンツ・フック選手(オーストリア) 14.566(D6.1 E8.466)
7位 アルトゥール・アベティシアン選手(アルメニア) 14.433(D5.9 E8.533)
8位 ハリー・ヘップワース選手(イギリス) 14.1(D5.8 E8.300)

 

中国の劉洋選手が優勝。

十字倒立の姿勢が凄まじいですね。

圧巻でした。

さすが中国、団体予選は苦戦しましたが、強い種目はきっちり金メダル取ってきます。

 

ギリシャのエレフテリオス・ペトロニアス選手が2位。

静止技で手を開いて輪を握らない実施がお馴染みですね。

さすがの力強さでした。

 

種目別前半が終わり、ゆかで南一輝選手の銀メダル素晴らしかったです!

間もなく21時から種目別決勝後半が始まりますね。

テレビ放送は23時55分から録画放送で行うとのことですが、テレビ朝日にはこの注目の世界体操選手権の種目別決勝をしっかり生放送しろよ!と言いたいです。

世界選手権も最終日、最後までメダルラッシュだ!

がんばれニッポン\(^o^)/

2023世界体操競技選手権アントワープ大会女子個人総合決勝

世界体操競技選手権アントワープ大会、女子個人総合決勝が10月6日の深夜26時30分から行われました。

CS放送テレ朝チャンネル2)での放送でした。

解説は村上茉愛さんでしたね。

 

優勝 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 58.399
2位 レベッカアンドラーデ選手(ブラジル) 56.766
3位 シリーズ・ジョーンズ選手(アメリカ) 56.332
4位 邱祺缘選手(中国) 54.799
5位 アリス・ダマート選手(イタリア) 54.265
6位 エイトーラ・トールスドッター選手(オランダ) 54.098
7位 アリス・キンセラ選手(イギリス) 54.032
8位 ケイリア・ネムール選手(アルジェリア) 53.966
9位 マニラ・エスポジート選手(イタリア) 53.898
10位 メラニードスサントス選手(フランス) 53.865
11位 岸里奈選手(日本) 53.199
12位 ナオミ・フィッセル選手(オランダ) 53.132
13位 オンディーヌ・アチャンポン選手(イギリス) 52.966
14位 モルガン・オシセク ライマー選手(フランス) 52.799
15位 フラビア・サライバ選手(ブラジル) 52.699
16位 エリザベス・ブラック選手(カナダ) 51.966
17位 畠田千愛選手(日本) 51.865
18位 アレクサ・モレノ選手(メキシコ) 51.765

 

優勝はアメリカのシモーネ・バイルズ選手。

2021年8月の東京五輪で精神的な健康を重視するとして棄権して以来休養に入り、2021年11月の世界体操選手権北九州大会と2022年11月の世界体操競技選手権リバプール大会には出ていなかったので、3大会ぶり(2年ぶり)に世界の舞台に帰ってきました。

個人総合でまったく他を寄せ付けない強さは変わってないですね。

ゆかでは大技連発、最後に油断したのかジャンプのタイミングが合わず、バランスを崩す場面がありましたが、勝敗には関係なく58点台での優勝となりました。

休養前は、ゆかで当たり前のように勢い余ってラインオーバーをしてましたが、今大会は着地を止めていて良くなってますね。

 

2位はブラジルのレベッカアンドラーデ選手。

去年はブラジル史上初の世界選手権個人総合金メダリストに輝いたレベッカアンドラーデ選手。今大会も4種目で総合力の高さを見せました。見事な銀メダル。

 

3位はアメリカのシリーズ・ジョーンズ選手。

長身で見栄えのする体操をするので、シモーネ・バイルズ選手とはまた違った魅力がありますね。

バネを生かした段違い平行棒は圧巻でした。

 

日本の岸里奈選手は11位。畠田千愛選手は17位でした。

2選手とも初出場となる世界選手権の個人総合決勝で堂々とした演技、予選より順位を上げてきました。

この大舞台で演技した経験は来年のパリ五輪につながりますね。

頑張って欲しい!

橋本大輝選手が2連覇達成!千葉健太選手は4位!2023世界体操競技選手権アントワープ大会個人総合決勝

世界体操競技選手権もはやいもので6日目、男子個人総合決勝が行われました。

解説が男子団体決勝は白井健三さんでしたが、今日の男子個人総合決勝は米田功さんの解説でした。

一昨日は団体金メダルに湧いた日本チーム、ディフェンディングチャンピオンの橋本大輝選手と予選堂々1位の千葉健太選手が出場しました。

 

優勝 橋本大輝選手(日本)86.132

2位 イリア・コフトン選手(ウクライナ)84.998

3位 フレデリック・リチャード選手(アメリカ)84.332

4位 千葉健太選手(日本)83.464

5位 ミラド・カリミ選手(カザフスタン)82.931

6位 ユミン・アバディーニ選手(イタリア)82.832

7位 孫偉選手(中国)82.698

8位 ノエ・シューフェルト選手(スイス)82.431

9位 ジェームズ・ホール選手(イギリス)82.331

10位 ディエゴ・ソアレス選手(ブラジル)81.832

 

橋本大輝選手が金メダル!2連覇を達成しました!

おめでとうございます!

橋本大輝選手は第1種目のゆかで後方3回ひねりで大きな一歩を出し13.466と17位からのスタート。

第2種目のあん馬は見事に通して種目2位の14.366。7位に順位を上げます。

第3種目つり輪は種目2位の14.000。6位に順位を上げます。

そして第4種目の跳馬ですよ。ロペス(D5.6)を着地ピタリ!種目2位の15.000のビッグスコア!2位に順位を上げ、これは行けるぞという感じが一気にきました。

第5種目の平行棒、淀みなく技を次々に決めていき着地をピタリ!種目3位の14.800!とついにトップに立ちました。

最終種目の鉄棒はリューキンを抜いてカッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)~トカチェフアドラー1回ひねり大逆手、そして伸身新月面宙返り降りの着地はほぼ直立立ちで着地ピタリというまさに神技のような着地を見せました。

競技中はずっと厳しい表情で精神集中していた橋本大輝選手でしたが、鉄棒が終わって「よかったー」と素直なコメントでほっとしてたのが、印象的でした。

団体の金メダルと合わせて2冠!個人総合の連覇は、6連覇の内村航平さん以来となる体操史上4人目の快挙となります。

予選でミスも出てたのもあって、難度を落としながらの演技でしたが橋本大輝選手の体操はスケールが大きくて雄大でした。
ロペスや鉄棒の伸身新月面宙返りは、どこまで跳んでくんだというくらい高さと飛距離が規格外でした。凄かった。
あと後半の隙のない追い上げは勝ち方を知っているというか、戦いぶりに内村航平さんのような王者の風格を感じました。

 

千葉健太選手は4位。
最後の鉄棒で伸身トカチェフ(D)で落下があって4位でした。もし落下がなければ余裕で2位に入っていたと思います。

千葉健太選手の美しさとキレがある演技は世界の舞台でも際立ってましたね。

2017年の全日本選手権予選で1位通過して以来、ずっとこの美しさとキレのある演技を世界選手権の舞台で見たいと思っていて、なかなか世界選手権の代表になれなかった時期を見てきたので、今まさに世界選手権の個人総合で世界に評価されているのを目の当たりにしてるので嬉しくて感無量になりますね。

個人総合のメダル取ってほしかったですが、初出場で予選1位。団体金メダルに貢献して、個人総合決勝は優勝争いして世界の4位!凄いと思います。

 

中国の孫偉選手は予選でミスがあり3班からのスタートでしたが、団体決勝の6種目合計得点は86点台にのせていることから実力的には日本選手の最大のライバルになるとアナウンサーが最初に煽っていて、なるほどつり輪から始まるローテーションは得意種目かつ点数の出やすい種目が序盤に続き、メダル圏内にいた孫偉選手でしたが、最終種目のあん馬で2回落下となり7位に終わりました。

 

この難しい世界体操競技選手権の個人総合決勝で橋本大輝選手が見事連覇を達成!

橋本大輝選手の作り上げてきた総合力の高い演技、磨き上げてきた美しさ、ここぞという時の勝負強さ、素晴らしかったです。

パリ五輪の前年に団体、個人総合と日本が金メダルを取った意味は大きいですね。

種目別決勝でも体操ニッポンの強さを見せてメダルラッシュに期待です!

がんばれニッポン\(^o^)/