akiraの体操観戦記

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橋本大輝選手が2連覇達成!千葉健太選手は4位!2023世界体操競技選手権アントワープ大会個人総合決勝

世界体操競技選手権もはやいもので6日目、男子個人総合決勝が行われました。

解説が男子団体決勝は白井健三さんでしたが、今日の男子個人総合決勝は米田功さんの解説でした。

一昨日は団体金メダルに湧いた日本チーム、ディフェンディングチャンピオンの橋本大輝選手と予選堂々1位の千葉健太選手が出場しました。

 

優勝 橋本大輝選手(日本)86.132

2位 イリア・コフトン選手(ウクライナ)84.998

3位 フレデリック・リチャード選手(アメリカ)84.332

4位 千葉健太選手(日本)83.464

5位 ミラド・カリミ選手(カザフスタン)82.931

6位 ユミン・アバディーニ選手(イタリア)82.832

7位 孫偉選手(中国)82.698

8位 ノエ・シューフェルト選手(スイス)82.431

9位 ジェームズ・ホール選手(イギリス)82.331

10位 ディエゴ・ソアレス選手(ブラジル)81.832

 

橋本大輝選手が金メダル!2連覇を達成しました!

おめでとうございます!

橋本大輝選手は第1種目のゆかで後方3回ひねりで大きな一歩を出し13.466と17位からのスタート。

第2種目のあん馬は見事に通して種目2位の14.366。7位に順位を上げます。

第3種目つり輪は種目2位の14.000。6位に順位を上げます。

そして第4種目の跳馬ですよ。ロペス(D5.6)を着地ピタリ!種目2位の15.000のビッグスコア!2位に順位を上げ、これは行けるぞという感じが一気にきました。

第5種目の平行棒、淀みなく技を次々に決めていき着地をピタリ!種目3位の14.800!とついにトップに立ちました。

最終種目の鉄棒はリューキンを抜いてカッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)~トカチェフアドラー1回ひねり大逆手、そして伸身新月面宙返り降りの着地はほぼ直立立ちで着地ピタリというまさに神技のような着地を見せました。

競技中はずっと厳しい表情で精神集中していた橋本大輝選手でしたが、鉄棒が終わって「よかったー」と素直なコメントでほっとしてたのが、印象的でした。

団体の金メダルと合わせて2冠!個人総合の連覇は、6連覇の内村航平さん以来となる体操史上4人目の快挙となります。

予選でミスも出てたのもあって、難度を落としながらの演技でしたが橋本大輝選手の体操はスケールが大きくて雄大でした。
ロペスや鉄棒の伸身新月面宙返りは、どこまで跳んでくんだというくらい高さと飛距離が規格外でした。凄かった。
あと後半の隙のない追い上げは勝ち方を知っているというか、戦いぶりに内村航平さんのような王者の風格を感じました。

 

千葉健太選手は4位。
最後の鉄棒で伸身トカチェフ(D)で落下があって4位でした。もし落下がなければ余裕で2位に入っていたと思います。

千葉健太選手の美しさとキレがある演技は世界の舞台でも際立ってましたね。

2017年の全日本選手権予選で1位通過して以来、ずっとこの美しさとキレのある演技を世界選手権の舞台で見たいと思っていて、なかなか世界選手権の代表になれなかった時期を見てきたので、今まさに世界選手権の個人総合で世界に評価されているのを目の当たりにしてるので嬉しくて感無量になりますね。

個人総合のメダル取ってほしかったですが、初出場で予選1位。団体金メダルに貢献して、個人総合決勝は優勝争いして世界の4位!凄いと思います。

 

中国の孫偉選手は予選でミスがあり3班からのスタートでしたが、団体決勝の6種目合計得点は86点台にのせていることから実力的には日本選手の最大のライバルになるとアナウンサーが最初に煽っていて、なるほどつり輪から始まるローテーションは得意種目かつ点数の出やすい種目が序盤に続き、メダル圏内にいた孫偉選手でしたが、最終種目のあん馬で2回落下となり7位に終わりました。

 

この難しい世界体操競技選手権の個人総合決勝で橋本大輝選手が見事連覇を達成!

橋本大輝選手の作り上げてきた総合力の高い演技、磨き上げてきた美しさ、ここぞという時の勝負強さ、素晴らしかったです。

パリ五輪の前年に団体、個人総合と日本が金メダルを取った意味は大きいですね。

種目別決勝でも体操ニッポンの強さを見せてメダルラッシュに期待です!

がんばれニッポン\(^o^)/