全日本体操競技団体選手権が三重県の四日市市総合体育館で行われました。
2連覇を狙う徳洲会体操クラブと王者橋本大輝選手擁する順天堂大学、そして日本代表選手が5人もいるセントラルスポーツ。三強の戦いとなりました。
私は用事で見に行けませんでしたが、CBCスポーツのライブ配信で見ることが出来ました。
優勝 徳洲会体操クラブ 259.629
(杉野 正尭選手、春木 三憲選手、高橋 一矢選手、
北園 丈琉選手、川上 翔平選手、岡 慎之助選手)
2位 順天堂大学 254.262
(橋本 大輝選手、森川 顕範選手、谷田 雅治選手、
戎 燿汰選手、日髙 大輝選手、須永 光輝選手)
3位 セントラルスポーツ 252.228
(谷川 航選手、千葉 健太選手、萱 和磨選手、
谷川 翔選手、北村 郁弥選手、三輪 哲平選手)
4位 ジュンスポーツ北海道 248.960
(青木 翔汰選手、神本 将選手、前田 航輝選手、
金子 和輝選手、中川 将径選手、長﨑 柊人選手)
5位 日本体育大学 247.995
(近藤 衛選手、乾 仁平選手、橋口 晴選手、
相羽 拓郎選手、板橋 永久選手、土井 陵輔選手)
6位 相好体操クラブ 247.660
(岩槻 万里選手、永吉 雄選手、平野 竣介選手、
泉谷 敬志選手、小森 敬介選手、杉本 海誉斗選手)
7位 鹿屋体育大学 247.359
(杉山 諒将選手、笹本 凜選手、津村 涼太選手、
金田 希一選手、田邊 友唯選手、富岡 浩輝選手)
8位 筑波大学 244.896
(末次 耕太朗選手、上田 悠太選手、田嶋 将太選手、
山﨑 真颯選手、平松 航河選手、中濱 太一選手)
優勝は徳洲会体操クラブ。
全日本団体2連覇を達成、おめでとうございます!
あん馬、つり輪、平行棒、鉄棒の4種目で1位!
杉野正尭選手があん馬でHコンバインを含むDスコア6.9の演技構成を通し全体1位の15.200、鉄棒でも橋本大輝選手に次ぐ全体2位の14.866とチームを牽引。
アジア大会個人総合銀メダリストの北園丈琉選手はゆかで全体1位の14.333、平行棒でも全体1位の15.133と強さを見せました。
川上翔平選手もマクーツ(E)を決めた平行棒、全体4位の15.000。得意の鉄棒は全体3位の14.733。
去年の全日本で右膝の靭帯断裂の大怪我を負った岡真之助選手も復活し団体メンバーに入りました。ゆか、あん馬、つり輪、平行棒の4種目を演技、あん馬で全体3位の14.600。つり輪で全体3位の14.400。平行棒で全体7位の14.600とクオリティの高い実施を見せました。
特につり輪の14.400に成長を感じます。足を怪我してる期間に力技の強化をしっかりやってきた成果で出てますね。中国に差をつけられている種目であるつり輪で高得点が取れることは日本チームとしても大きな戦力として期待出来ますね。
実力者のオールラウンダー4人につり輪のスペシャリストの高橋一矢選手と春木三憲選手がいる徳洲会体操クラブ、隙のない強さでした。総合得点259.629はなんと世界選手権の日本の団体金メダルスコア255.594を4点以上上回る得点、強かったです。
2位は順天堂大学。
世界選手権2連覇王者の橋本大輝選手がゆか、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の5種目に出場。つり輪は着地動くもつり輪全体9位の13.933。
跳馬は高さと距離がずば抜けたロペス(D5.6)をほぼ直立立ちの着地姿勢で決めて全体1位の14.933!
平行棒は流麗で美しい実施で着地を決めて全体1位の15.133!
そして世界選手権で優勝した得意の鉄棒は、アドラーハーフ~リューキン、カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)~トカチェフ、アドラー1回ひねり大逆手、伸身新月面宙返りの着地をピタリ決めました。フル構成の世界一の演技を見せて鉄棒全体1位の15.133!
ラストのゆかもG難度のリジョンソンを決めゆか全体5位の14.166!
世界王者の橋本大輝選手キレッキレの演技凄かったです!
鉄棒を決めた5種目目でセントラルスポーツをかわして一気に2位に浮上した順天堂大学、最終種目のゆかでもリードを守りきり2位となりました。
3位はセントラルスポーツ。
世界選手権で個人総合4位の実力者千葉健太選手はあん馬で落下するなど疲労があるのかコンディションが良くなさそうでしたが、シャープで正確な動きは特別感ありましたね。
世界選手権団体金メダルメンバーの萱和磨選手はあん馬、つり輪、平行棒、鉄棒の4種目に出場。あん馬全体5位の14.433、平行棒全体5位の14.800とさすがの安定感を見せました。
アジア大会跳馬金メダルの谷川航選手、跳馬はリセグァン2を実施して攻めてきましたが、前に手をついてしまい14.066でした。他の種目はゆかで全体5位の14.166。つり輪全体4位の14.200。平行棒全体6位の14.633。鉄棒全体11位の13.933と着地の強さと安定感を見せました。
アジア大会代表の谷川翔選手はあん馬で全体8位の14.200。鉄棒ではカッシーナ、コールマン(E)を決め全体14位の13.700でした。
世界選手権代表ながら怪我で直前の交代となってしまった三輪哲平選手もこの全日本団体では跳馬のみでしたが、元気な姿を見せてくれました。
跳馬全体1位タイの14.933!強さを見せてくれました。
他には日本体育大学の土井陵輔選手選手。
得意のゆかではリジョンソンで珍しく手をついてしまい13.200となってしまいましたが、跳馬ではシライキムヒフンを前に一歩で決めて全体11位の14.466。平行棒で全体7位の14.600。鉄棒は全体6位の14.033と実力を見せてくれました。
そして宮地秀享選手の鉄棒。
ミヤチ(I)を成功!カッシーナ成功!伸身ムーンサルトの着地ピタリ!最高難度の大技の成功に場内湧いてましたね!全体7位の14.000(D5.7)!
この演技を放送してくれたCBCスポーツ、わかってますね。
でも杉野正尭選手のバラエティーに富んだダイナミックな鉄棒も放送してほしかった。優勝を決める演技だったのだし。
全体的にはCBCスポーツのライブ配信、演技を次々に映してくれるので、楽しく見られました。ビデオカメラのアングルも良かったです。
全日本体操競技団体選手権、世界レベルの凄い演技がたくさん見られて、日本の体操のレベルは世界一だなといつも思いますね。
今年は世界選手権でも日本が団体金メダル取って、個人総合でも橋本大輝選手が2連覇を達成したので、来年のパリ五輪に向けて弾みになりました。
楽しみな選手がたくさんいるので、代表選考はますます熾烈になると思いますが、切磋琢磨して、最強の日本代表でパリ五輪の団体金メダルと個人総合の金メダルを勝ち取ってほしい!
がんばれニッポン\(^o^)/