全日本体操個人総合選手権、今日は男子決勝、高崎アリーナに観に行ってきました!
1位 橋本大輝選手(セントラルスポーツ) 176.164(予選88.199、決勝87.965)
2位 岡慎之助選手(徳洲会体操クラブ/星槎大学) 172.264(予選86.166、決勝86.098)
3位 萱和磨選手(セントラルスポーツ) 171.596(予選85.864、決勝85.732)
4位 杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ) 170.498(予選84.365、決勝86.133)
5位 土井陵輔選手(セントラルスポーツ) 169.797(予選85.598、決勝84.199)
6位 田中佑典選手(田中体操クラブ) 169.764(予選84.966、決勝84.798)
7位 松見一希選手(徳洲会体操クラブ) 169.098(予選83.599、決勝85.499)
8位 三輪哲平選手(セントラルスポーツ) 169.063(予選84.198、決勝84.865)
9位 川上翔平選手(徳洲会体操クラブ/星槎大学) 168.863(予選83.698、決勝85.165)
10位 長谷川毅選手(徳洲会体操クラブ) 168.73(予選85.131、決勝83.599)
11位 加藤裕斗選手(コナミスポーツ) 168.297(予選83.999、決勝84.298)
12位 谷田雅治選手(順天堂大学) 168.261(予選83.364、決勝84.897)
13位 藤巻竣平選手(徳洲会体操クラブ) 167.929(予選83.831、決勝84.098)
14位 角皆友晴選手(船橋市立船橋高等学校) 167.129(予選85.065、決勝82.064)
15位 谷川航選手(セントラルスポーツ) 167.064(予選82.998、決勝84.066)
16位 橘汐芽選手(茗溪クラブ) 166.863(予選83、決勝83.863)
17位 上山廉太郎選手(徳洲会体操クラブ) 166.362(予選83.431、決勝82.931)
18位 佐々木郁哉選手(仙台大学) 166.296(予選82.698、決勝83.598)
優勝は橋本大輝選手。
会場中が世界王者に注目する中、最初のゆかからゾーンに入っているかのような研ぎ澄まされた演技、凄まじい着地を連発!どよめきがおこりました!
ゆかで15.000!ゆかで15点は凄すぎます。
あん馬15.133!、跳馬15.100!と15点台を連発し、演技するたびに会場が大歓声でどよめきます。その姿はまるで内村航平選手のようでしたね。
異変が起きたのは5種目目、平行棒の演技後腕を抑えて痛そうにする場面がありました。平行棒自体は新たに入れたマクーツ(E)も決め14.766と高得点でした。
腕を攣っていたとのこと。
腕に不安のある中、最終種目の鉄棒。
リューキンを回避して、カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)~トカチェフの連続を決め、伸身新月面宙返り降りの着地!大きな一歩出してしまいました。
場内にごめんのポーズをする橋本大輝選手、演技中に再び腕が攣っていたとのことでした。鉄棒の得点は13.800に留まりましたが、6種目合計得点は87.965と88点に迫りました。
予選の88.199と合わせて176.164!
2位に3.900もの大差をつける圧倒的強さを見せました。
世界王者の橋本大輝選手強かったです。
岡慎之助選手が2位。
一昨年の大怪我から復活した期待の超新星、正統派オールラウンダー、動きが軽やかでしなやかで美しい。
今日はあん馬で落下がありましたが、平行棒で15.200の全体2位の高得点!
最終種目鉄棒でアドラー1回ひねりでふり戻るも、もう一度やり直して難度を成立させ、着地決めてくる強さありました。
レシーバー解説の遠藤さんと亀山耕平さんが普通失敗した技をやり直したりすると、その分予定より力を多く使ってしまうので、演技後半のシート倒立が上がらないなど、さらなるミスが出てしまうことがよくあるとのことでしたが、岡慎之助選手は問題なく余裕で演技を通していて、強いと驚いてましたね。
得点は13.933、ミスを最小限にとどめてました。
萱和磨選手が3位。
ロペス(D5.6)で大きな一歩出しましたが、予選でミスのあったゆかを修正して14.000を出すなど、今日も全体を通して安定した演技が光ってました。鉄棒で1班の選手たちにミスが続出した中でも萱和磨選手はノーミスで通して14.000を出していたので、さすが失敗しない男とまで言われた萱和磨選手。ミスをしないことの大事さを教えてくれますね。
杉野正尭選手が4位。
ついに得意の2種目あん馬15.000と鉄棒15.100と爆発的な演技をして、予選の8位から大きく順位を上げてきました。
今日だけの得点86.133は橋本大輝選手に次ぐ2位の得点。
実力者の杉野正尭選手やはり巻き返してきました。
鉄棒、大技ペガン、カッシーナ、コバチ〜コールマン連続を決めて着地ピタリは場内大盛り上がりでした!!
みんなこれが見たかった!
土井陵輔選手が5位。
鉄棒の落下はありましたが、美しい演技でキレのある捌きは一級品でした。
田中佑典選手が6位。
34歳ベテランの田中佑典選手。個人総合で予選決勝と2日間の合計でなんと6位につけました。
平行棒14.966、鉄棒14.933と本日も得意種目で非常に高い得点出してますので、貢献点もかなり稼いでるはず。これはパリ五輪代表あるんじゃないかって感じさせてくれますね。NHK杯も好調を維持して頑張ってほしいです!
松見一希選手が7位。
ゆかで14.433と全体4位の高得点を出すなど、決勝だけの得点は5位の85.499!
予選の13位から大きく順位を上げてきました。
三輪哲平選手が8位。
平行棒が全体1位の15.233。後方屈伸2回宙返り(D)の着地をピタリと決める鬼気迫る演技見せてくれました。
谷川航選手は15位。
鉄棒が12.233とミスがありましたが、ゆかで全体6位の14.200。つり輪では力強い演技で全体7位の14.400。平行棒では全体3位の15.100!いい演技も光ってました。
北園丈琉選手が21位。
注目の北園丈琉選手は予選24位と苦しいスタートでしたが、今日の決勝も平行棒で着地転倒してしまうなど、厳しい戦いになりました。粘りの演技で21位と少し順位を上げましたが、北園丈琉選手はこんなもんじゃないはず!NHK杯では立て直して、巻き返してほしいです。
全日本体操個人総合決勝、選手たちの日々の凄まじい練習を感じるような、熱意あふれる演技をたくさん見れて、やはり体操ニッポン素晴らしいなと思いました。
今日は初めて甥っ子達(中1と小6)を体操観戦に連れて行ったのですが、生の演技の迫力と熱量を感じて、真剣に見ていましたね。楽しかったって言ってました。
よかったです。
パリ五輪の代表争いはNHK杯に続きます。
最強の日本代表が決まりますね。
頑張れニッポン\(^o^)/