akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2023全日本体操種目別選手権決勝

全日本体操種目別選手権が行われ、代々木体育館に観に行ってきました。

世界選手権代表の最後の2席を誰が勝ち取るのか!注目されました!

 

ゆか

優勝 南一輝選手(エムズスポーツクラブ) 15.133(D6.7 E8.533 減点0.1)

2位 土井陵輔選手(日本体育大学) 14.700(D6.3 E8.400)

3位 岡慎之助選手(徳洲会体操クラブ) 14.466(D5.9 E8.566)

4位 青木翔汰選手(ジュンスポーツ北海道) 14.333(D6.0 E8.333)

5位 平松航河選手(筑波大学) 14.266(D6.2 E8.066)

 

優勝は南一輝選手

1本目にルドルフハーフ~前方2回ひねり(D)を実施!

大技からダイレクトに繰り出される鋭いひねりに歓声!ラインギリギリに収まったと思ったのですが、指先が僅かに出ていたのか、ラインオーバーの赤旗が上がってしまいました。

2本目はなんと前方1回ひねり(C)~ゴシマ(G)!

F難度のシライ2(前方3回ひねり)を超えるG難度のゴシマ(前方3回半ひねり)を決めてきました!ゴシマがあんなにきれいに決まるのが凄い!

3本目にリ・ジョンソン、超大技で着地前に一歩。

その後も南一輝選手らしい軽々とした動きで鋭いひねりを決めていきました。

15.133!ラインオーバーありながらも15点超えの高得点が出ました!

演技後の南一輝選手の自分の演技に納得いってない感じの顔がなんとも言えませんでしたが、大技連発の凄すぎる演技に場内がわきました!

 

2位に土井陵輔選手

1本目にリ・ジョンソンを実施してきました!

後方3回半ひねり(E)の着地もピタリ!

空中姿勢の美しい素晴らしい演技でした。

 

3位に岡慎之助選手

1人目に登場、しなやかな伸び伸びとした動きで、丁寧な実施、1本目の伸身ムーンサルト美しい!

去年の全日本個人総合選手権での前十字靭帯完全断裂の大怪我から、ここまで復活、とてつもない努力があったと思います。素晴らしいです。

 

あん馬

優勝 杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ) 15.100(D6.8 E8.300)

2位 淺山侑大選手(仙台大学) 15.033(D6.7 E8.333)

3位 谷川翔選手(セントラルスポーツ) 15.000(6.700 8.300)

4位 千葉健太選手(セントラルスポーツ) 14.233(D6.2 E8.033)

5位 津村涼太選手(鹿屋体育大学) 13.800(D6.600 E7.200)

 

優勝は杉野正尭選手

Hコンバイン決めてきました!

ショーン、モギルニー、降りまで決めて、ガッツポーズ!

素晴らしい!

15.100 Dスコアはなんと脅威の6.8!

 

2位は淺山侑大選手

レア技のオンパレードで腰高の開脚旋回が豪快でした!

見事に通しきりガッツポーズ!

素晴らしい!

15.033!D6.7

 

3位は谷川翔選手

千葉健太選手と激しい代表争いをしている谷川翔選手、Dスコアを6.7まで上げて攻めてきました!

ブスナリ(F)含む高難度の演技構成を通しきりガッツポーズと雄たけび!

15.000!D6.7

 

4位は千葉健太選手

このあん馬を通せば代表に大きく近づくというまさに山場でした。

ブスナリ(F)を成功、緊張感のある中、1箇所危なかったですが、立て直してキレとスピードのある演技で通しきりました。

代表に大きく近づく14.233!(D6.2 E8.033)

 

つり輪

優勝 金田希一選手(鹿屋体育大学) 14.766(D6.2 E8.566)

2位 髙橋一矢選手(徳洲会体操クラブ) 14.700(D6.4 E8.300)

3位 上田悠太選手(筑波大学) 14.433(D6.1 E8.333)

4位 春木三憲選手(徳洲会体操クラブ) 14.366(D6.2 E8.166)

5位 千葉健太選手(セントラルスポーツ) 14.333(D6.0 E8.333)

 

優勝は金田希一選手

静止技の姿勢素晴らしい!力強い演技さすがでした!

14.766(D6.2 E8.566)

 

2位は高橋一矢選手

冒頭はバランディン2!力強い!

重力を感じさせないような力技が素晴らしい!

新月面の着地ピタリ!

金田希一選手に僅かに届かず2位でしたが、素晴らしい演技でした。

14.700(D6.4 E8.300)

 

跳馬

優勝 南一輝選手(エムズスポーツクラブ) 14.783

 1本目15.000(D5.6 E9.400) 2本目14.566(D5.2 E9.366)

2位 神山遥人選手(仙台大学附属明成高等学校) 14.699

 1本目14.866(5.600 9.266) 2本目14.533(D5.2 E9.333)
3位 壁谷日陽選手(日本大学) 14.599

 1本目14.866(D5.6 E9.266) 2本目14.333(D5.2 E9.133)

4位 作本淳哉選手(レイズ体操クラブ) 14.300

 1本目14.800(D5.6 E9.200) 2本目(13.800(D4.8 E9.000)

5位 安里圭亮選手(相好体操クラブ) 14.033

 1本目13.933(D6.0 E8.233 減点0.3) 2本目14.133(D5.6 E8.633 減点0.1)

優勝は南一輝選手

1本目は精度の高いロペス(D5.6)で着地を決めてきました!

15.000!(D5.6 E9.400!)

2本目はシューフェルト!

着地上手かったです!

14.566(D5.2 E9.366!)

南一輝選手はゆかと合わせて2冠を達成!素晴らしい!

 

平行棒

1位 杉本海誉斗選手(相好体操クラブ/日体クラブ) 15.200(D6.3 E8.900)

2位 谷川翔選手(セントラルスポーツ) 15.000(D6.3 E8.700)

3位 北園丈琉選手(徳洲会体操クラブ) 14.733(D6.2 E8.533)

4位 千葉 健太選手(セントラルスポーツ) 14.666(D6.1 E8.566)

5位 萱和磨選手(セントラルスポーツ) 14.633(D6.3 E8.333)

 

優勝は杉本海誉斗選手

バブサー(E)高い!前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降りの着地ピタリ!

素晴らしい演技!

15.200!(D6.3 E8.900!)

 

谷川翔選手が2位

谷川翔選手らしい、しなやかさと力強さを感じる実施!

前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降りの着地を決める完璧な演技!

15.000!(D6.3 E8.700!)

 

3位に北園丈琉選手

ササキ決めてきました!

倒立にあげるところで、足先が戻る場面がありましたが、落ち着いて倒立に上げました。

前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降りの着地ピタリ!

素晴らしい!

14.733(D6.2 E8.533)

 

鉄棒

優勝 田中佑典選手(田中体操クラブ) 15.100(D6.2 E8.900)

2位 前田楓丞選手(自由ケ丘ジュニア体操クラブ) 15.033(D6.5 E8.533)

3位 杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ) 15.000(D6.6 E8.400)

4位 松見一希選手(徳洲会体操クラブ) 14.433(D5.900 E8.533)

5位 藤巻竣平選手(徳洲会体操クラブ) 14.400(D6.0 E8.400)

本日のハイライトとなったのはやはり体操ニッポンが世界に誇る鉄棒

5人目に登場の前田楓丞選手がカッシーナ〜コールマン(E)の連続成功、コバチ成功、アドラーハーフ〜デフ成功!伸身ムーンサルトの着地は一歩。

これが15.033(D6.5 E8.533)の高得点

高得点の出にくい鉄棒での15点超えに場内がどよめきました!

 

6人目に登場した田中佑典選手がカッシーナ、アドラーハーフ〜コールマン(E)、伸身新月面をピタリと決める完璧な演技!

田中佑典選手らしい究極に研ぎ澄まされた美しい演技でした。

得点はなんと15.100(D6.2 E8.900)

前田楓丞選手を超える高得点に場内がどよめきました!

7人目に登場は杉野正尭選手!

全日本個人総合、NHK杯と落下で苦しんでいるこの種目

会場中が注目する中、

大技ペガン成功!
カッシーナ成功、コバチ〜コールマン(E)連続成功!
伸身新月面の着地ほぼ決めて、ガッツポーズと雄叫び!

これまでのうっぷんを晴らすような豪快で凄まじい演技!

得点は15.000!(D6.6 E8.400)

相次ぐ15点台に場内どよめきました!

 

そして世界王者の橋本大輝選手が最終演技者として登場、後半の3人連続で凄まじい演技の連続で尋常じゃない会場の興奮した空気の中、注目の大技アドラーハーフ〜リューキン!
鋭いひねりで勢いありましたが遠かった落下!
痛そうに腰をおさえる橋本大輝選手、演技再開、カッシーナ成功、コールマン成功、アドラー1回ひねりは戻ってしまう。
伸身新月面の着地も大きく一歩。

落下があり得点は12.300(D5.6 E6.700)

腰の疲労骨折やNHK杯と東日本インカレの連戦もあり、満身創痍の中で挑んだこの鉄棒決勝、それでも優勝するためにリューキンに果敢に挑んだところに世界王者橋本大輝選手の矜持を感じました。

ハイレベルな戦いとなった鉄棒を優勝したのはなんと田中佑典選手!田中佑典選手の鉄棒の優勝は実に2014年以来とのこと。
ベテランの演技ここに極まりました!
高得点の出にくい鉄棒で15点台が3人も出るとは、体操ニッポンの鉄棒凄すぎますね。

 

そして注目の世界体操選手権アントワープ大会の代表は、

すでに内定している橋本大輝選手、萱和磨選手、三輪哲平選手に加えて、

千葉健太選手と南一輝選手が決定しました!

代表決定の場内挨拶で千葉健太選手が開口一番の「お待たせしました!」に場内がわきました!
2017年全日本個人総合選手権での衝撃の予選1位から6年、最強のシライ世代で一番美しい体操をすると言われた実力者が満を持してついに世界選手権代表を勝ち取ったのはファンとしても待ち望んだ瞬間でした。
そしてゆかと跳馬の2冠を達成したスペシャリスト南一輝選手!
異次元のゆかは世界が驚きますね!

最強の代表が揃ってこれは世界体操選手権アントワープ大会が楽しみになってきました。これは団体金メダルいけますね。

がんばれニッポン\(^o^)/