akiraの体操観戦記

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山室光史選手が現役引退

山室光史選手が競技生活の現役引退を表明しました。

栄光のリオ五輪団体金メダルメンバーとして活躍した山室光史選手の戦績を振り返りたいと思います。

 

山室光史選手の主な戦績

2009年

全日本体操選手権個人総合4位 種目別つり輪1位

NHK杯9位

 

2010年

全日本体操選手権個人総合3位 種目別つり輪1位、跳馬2位

NHK杯2位

世界体操選手権ロッテルダム大会 団体2位 つり輪4位

 

2011年

全日本体操選手権個人総合4位 種目別つり輪1位

NHK杯4位

世界体操選手権東京大会 団体2位 個人総合3位 つり輪3位

 

2012年

全日本体操選手権個人総合12位

NHK杯2位

ロンドン五輪 団体2位

 

2013年

全日本体操選手権36位 種目別つり輪4位

NHK杯35位

世界体操選手権アントワープ大会 つり輪7位

 

2014年

全日本体操選手権個人総合8位 種目別つり輪1位

NHK杯14位

 

2015年

全日本体操選手権個人総合6位 種目別あん馬5位 つり輪1位

NHK杯9位

アジア体操競技選手権広島大会 団体優勝 つり輪優勝 平行棒4位

 

2016年

全日本体操選手権個人総合9位 種目別つり輪6位

NHK杯7位

リオ五輪 団体優勝

 

山室光史選手は日本体育大学3年となる2009年から台頭、なんといってもつり輪が強く、全日本種目別つり輪で5回日本一になってます。

世界大会では、2010年ロッテルダム世界選手権、2011年東京世界選手権、2012年ロンドン五輪、2013年アントワープ世界選手権、2016年リオ五輪と日本代表として活躍しました。

特に2011年東京世界選手権では個人総合でも優勝した内村航平選手に続いて3位に入り、個人総合でも世界屈指の力を見せました。

この大会種目別つり輪でも銅メダルを獲得、世界のスペシャリストが居並ぶつり輪の種目別決勝で表彰台は素晴らしい。

そして2012年ロンドン五輪の団体決勝、跳馬の着地で足を骨折してしまい、無念の退場となりましたが、冨田コーチに背負われて退場する時にもチームが動揺しないように痛い中、笑顔を作って平気な顔をしたところに山室光史選手のやさしさと強さを感じました。

その足の怪我から復活して、2015年にはアジア競技選手権広島大会の代表となり、団体とつり輪で優勝、そして平行棒では棒下マクーツを国際大会で初成功、これがG難度の新技として認定され、ヤマムロの名前がつく快挙となりました。

そして2016年はリオ五輪の代表となり、団体決勝はつり輪を演技、前回ロンドン五輪の雪辱を果たし、見事団体金メダルとなりました。

 

去年はKOHEI UTIMURA THE FINALとジムドリームフェスティバルでつり輪を演技、どちらも世界のスペシャリストばりの力技が入っていて、つり輪のヘラクレスと言われた山室光史選手ならではの力強い演技を見せてくれました。

 

怪我があっても不屈の闘志で代表に復活し、オリンピックの金メダルを獲得した山室光史選手、その演技にはたくさん感動させてもらいました。ありがとうございます。

これからは田中体操クラブで体操の指導と普及に尽力するとのことです。

日本代表でともに戦ってきた田中和仁さん、田中佑典選手の田中体操クラブってところがいいですね。これからも応援したいと思います。頑張って欲しいです。