akiraの体操観戦記

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2022全日本体操個人総合選手権得点まとめ

2022全日本体操個人総合選手権、トップ8の得点をまとめてみました。

2022全日本体操個人総合選手権得点

予選決勝の合計得点で1位になったのは橋本大輝選手。

予選では2種目目の平行棒で落下があったものの、ゆかでリ・ジョンソンの着地をピタリと決め、つり輪でもE難度のほん転逆上がり十字倒立を新たに入れ難度を上げてきて、新月面の着地ピタリ!で1位。

決勝はゆかとあん馬で予選より構成を落としましたが、各種目美しい実施と安定感のある演技が光りました。最終種目鉄棒では、アドラー1/2ひねり~リューキンという加点が0.2取れる新たな高難度連続技を成功させ課題の伸身新月面宙返り降りの着地もピタリと決めて15.433というとてつもない超高得点をとっての優勝!

予選85.864、決勝87.791と圧巻の高得点、さすが東京五輪個人総合金メダリストの演技でした。

6種目の合計Dスコアは予選36.3、決勝36.1でした。

予定していたDスコアは36.6だと思われます。

ルール改正後で、各種目でDスコアが格下げになった技もあり、ほとんどの選手がDスコアを旧ルールより下げてる中で、これだけの高いDスコアを組んできて、この完成度と美しさ!橋本大輝選手選手やはりとてつもない強さがありますね。

 

予選決勝の合計得点で2位となったのは神本雄也選手。

予選85.765、決勝85.498と2日間を通して、高い得点を取ってきました。

6種目合計Dスコアは、あん馬が4.9ということもあり、予選、決勝ともに34.2と上位の中ではそこまで高くはないですが、Eスコアが予選51.565、決勝51.298と2日間とも高いEスコアを揃えてきました。

得意種目のつり輪、平行棒、鉄棒では高いDスコアで高得点、ゆか、あん馬跳馬ではDスコアは抑えて減点を最小限にとどめた演技!

会心の演技を連発し続ける研ぎ澄まされた強さ、さすがでした。

NHK杯でも楽しみです!

 

予選決勝の合計得点で3位となったのは土井陵輔選手。

予選は7位の84.332、決勝は2位の85.865でした。

Dスコアは予選、決勝ともに34.1と上位の中ではそれほど高くないですが、決勝のEスコア51.765は全選手中予選、決勝合わせてトップのEスコアになります。

ジュニア時代から正確な実施に定評のあった土井陵輔選手、安定感がアップして、いよいよ上位に来ました。NHK杯での演技も楽しみです。

 

予選決勝の合計得点で4位となったのは川上翔平選手。

予選は4位の84.698、決勝は10位の83.931。

6種目合計Dスコアは予選決勝ともに34.5。

ジュニア時代から鉄棒のひねり技の上手さに定評のあった川上翔平選手。

この大会も予選で14.7、決勝で14.433と高い得点取ってきました。

大学生になって、どの種目も高いレベルを揃えてきました。

特に跳馬でシライキムヒフンを実施してくるのが凄いです。

決勝では危ない着地になって得点を落としましたが、予選では14.866と高得点凄かったです。

 

予選決勝の合計得点で5位になったのは萱和磨選手。

予選は鉄棒で新たにいれたコールマンで落下があり83.796。

決勝はあん馬ウーゴニアンで落下があり84.232。

6種目合計Dスコアは予選が35.6、決勝が36.0と上位の中では橋本大輝選手に次ぐDスコアの高さとなっています。

新ルールになって各選手が抑えめの演技構成の中、萱和磨選手はかなり攻めた構成。ゆかで新月面、鉄棒でコールマンをいれるなど、ルール変更に対応するために構成をかなり変えているので、この構成が馴染んで、持ち味の安定感が出てくれば、かなり得点を上げてくると思います。

NHK杯での演技が楽しみです。

 

予選決勝の合計得点で6位となったのは谷川翔選手。

予選では10位の83.796、決勝では4位の84.232。

6種目合計Dスコアは予選34.7、決勝34.9。

足を痛めているとのことで、本来得意のゆかをDスコア5.4と抑えた演技になっています。

予選のあん馬でDスコア6.7で15.200の高得点、決勝の平行棒でDスコア6.3で15.400の高得点と得意種目での圧巻の演技はさすがです。

予選、決勝ともにカッシーナを入れるなど、大幅に構成を変えた鉄棒で大過失が出ています。NHK杯でもやはり鉄棒がポイントになってくると思います。

 

予選決勝の合計得点で7位になったのは谷川航選手。

予選で8位の83.964、決勝で9位の84.164。

6種目合計Dスコアは予選が35.1、決勝が34.7。

谷川航選手もゆか、鉄棒で新ルールの影響をかなりうけていて、演技構成を大幅に変えています。

決勝では谷川航選手らしい素晴らしい実施が各種目見れたのですが、鉄棒で新たにいれたカッシーナで落下がありました。やはり鉄棒がポイントになっっていますね。

実施がよく、着地が強い選手なので、NHK杯では6種目会心の演技が見たいです。

 

予選決勝の合計得点で8位になったのは長谷川毅選手。

予選14位の83.265、決勝5位の84.531。

6種目合計Dスコアは予選決勝ともに34.7。

鹿屋体育大学の4年生、6種目共に安定感ある演技さすがでした。

 

新ルールになって初めて行われた全日本個人総合選手権、選手たちの新ルールへの対応と素晴らしいい演技が見られて良かったです。

その中で難度、実施ともに圧巻の強さを見せた橋本大輝選手選手、強かったです。

神本雄也選手も熟練した研ぎ澄まされた演技、凄みがありました。

土井陵輔選手、川上翔平選手ら若手の躍進も光りました。

NHK杯では代表選考争い、既に内定している橋本大輝選手以外の個人総合上位2名が世界選手権の代表に内定します。

NHK杯、全日本種目別選手権に向けては萱和磨選手、谷川航選手、谷川翔選手、北園丈琉選手ら実力者の巻き返しもあると思います。

頑張れニッポン\(^o^)/