akiraの体操観戦記

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内村航平選手の現役引退試合、KOHEI UTIMURA THE FINAL

体操史上最高の選手である内村航平選手の現役引退試合、KOHEI UTIMURA THE FINAL。

東京体育館に観に行ってきました。

千駄ヶ谷駅から出た瞬間に大イベントが開かれているような賑わいがありました。

千駄ヶ谷駅NEWDAYSにはKOHEI UTIMURA THE FINALが一面に乗った新聞が売られていて注目度の高さが格別でした。

グッズ売り場が会場の外にも設置されていて、トートバッグやプリントタオル、メモリアルブック、ポストカード、クリアファイルなどが売られていて買い求める行列が出来ていました。

私もトートバッグ、プリントタオル、メモリアルブック、クリアファイルを購入しました。

会場への入場はコロナ対策もあり、席種別に時間を分けて案内していました。

中に入るとアリーナがまるで世界選手権やオリンピックのような特別仕様になってました。黒と赤を基調とした装飾がされていて、大スクリーンをバックにしたステージなど、眼を引きました。

私は友人とスタンドSS席からの観戦だったので、全体がよく見えました。

アリーナ席が3方に設置されていて、内村航平選手の現役引退試合を見に駆けつけたファンで東京体育館が満席だったのが壮観でした。

6500人もの観客が入っていたとのことです。

 

開会の前に、松岡修造さんが登場してエールを送るなど、テレビ朝日が世界体操をPRしていて、通常の競技会にはないライトアップなどの派手な演出が特別感ありました。

開会し、1種目ずつ3名が演技していくという方式で進行していきました。

第1種目ゆか

内村航平選手、加藤凌平選手、白井健三選手

伝説のリオ五輪団体戦最終種目ゆかを演技した3選手が登場。これは熱い!

内村航平選手がその種目に対する思いを語るVTRが流れ、これから演技する加藤凌平選手、白井健三選手に意気込みを聞くという、通常の競技会ではない演出に場内が盛り上がります。

 

1番目 内村航平選手

冒頭は久々となる3連続の宙返り、スムーズで美しい。

最後の後方3回ひねり(D)の着地はピタっと見事に決めました!

技はかなり抜いてましたが内村航平選手のゆかならではの美しい空中姿勢を存分に堪能出来る演技見事でした。

 

2番目 加藤凌平選手

新月面宙返り決めてきました。

加藤凌平選手らしい安定感のある演技凄かった。

ひねりの入りの上手さを解説の塚原直也選手が称賛していました。

 

3番目 白井健三選手

シライ3(伸身リジョンソン)決めてきました!

これには場内どよめき!

シライ2(F難度)も決めました!

最後のシライ/グエン(F)も決め、宣言通り3つのシライを成功!

既に去年の6月の全日本体操競技種目別選手権を最後に引退している白井健三選手ですが、引退から9ヶ月近く経ってもなお、これだけの超高難度技を決めてくるところ、さすが世界を席巻したゆかの第1人者、白井健三選手です。

引退試合になった全日本体操種目別選手権の決勝でもH難度のシライ3とシライ/グエン(F)は行わなかったわけなので、今回実施してクリーンに決めてきたのは凄すぎですね。今すぐ現役復帰してほしいくらいです。

 

演技後、今の演技を切り撮った1枚と題した写真が場内スクリーンに映し出され、それを見ながら内村航平選手が今の演技でこだわっているポイントを解説してくれました。後方3回ひねり(D)の着地の直前に体をひらく瞬間の写真でした。

安定感のある着地を可能にする直前にひねりをほどく体のひらきの美しさに、解説の塚原直也さんとゲスト解説に加わった橋本大輝選手から、回転を抑えてひねりをコントロールして安定した着地につなげている技術が凄いと絶賛されてました。

 

第2種目あん馬

萱和磨選手、亀山耕平選手、内村航平選手

今度は東京五輪の種目別あん馬の銅メダリストの萱和磨選手とファイナリストにしてあん馬スペシャリスト亀山耕平選手が内村航平選手とともに登場。

なんとも豪華なラインナップでこれまた熱いです。

1番目 萱和磨選手

世界選手権以上の大観衆が一人の演技者の一挙手一投足に注目し、エキジビションだからこそ失敗が許されないかのような緊張感の中でしたが、萱和磨選手はブスナリ(F)も入れたフル構成の演技を実施!見事に通しきりました!

演技後は恒例のガッツポーズ見せてくれました!

さすが東京五輪団体のキャプテンにして失敗しない男!通常の試合とまた一味違うエキジビション独特の雰囲気の中でも一切ミスを見せない精神力の強さ凄かったです!

 

2番目 亀山耕平選手

演技前に客席にいたご自身の娘さんを抱き上げていました。微笑ましかったです。

演技が始まりシェアの連続から降り技、そして宙返りとエキジビションならではのパフォーマンスで会場を盛り上げました。

内村航平選手と同年代の亀山耕平選手、あん馬スペシャリストを貫き通し、32歳にして夢の東京五輪でファイナリストになった選手、場内からたくさんの温かい拍手ありました。

 

3番目 内村航平選手

ウーゴニアンやロスは行いませんでしたが、内村航平選手ならではの重力を感じないような軽やかな美しい旋回を実施。前移動、後ろ移動の時には、あまりのスムーズさに歓声があがりました。

流れるように軽やかに倒立に上げ降りまで見事にフィニッシュ!さすがでした。

 

演技後、場内スクリーンに映し出されたこだわりの瞬間は美しい旋回の写真。まっすぐに伸びた足先と上半身の角度がわかる1枚。

内村航平選手本人は、前はもっと真っ直ぐに出来ていた。だから今回ザ・ファイナルなんですと笑いを取っていましたが、ゲスト解説に加わった白井健三選手からは、じゅうぶんに体が伸びていていい旋回だと思う、自分なんてもっとくの字になると内村航平選手の旋回の凄さを絶賛。同じくゲスト解説に加わった加藤凌平選手からは、自分もくの字族なのでと笑いを取りながら、内村航平選手の旋回の凄さを称賛していました。

 

第3種目つり輪

谷川航選手、山室光史選手、内村航平選手

東京五輪のつり輪のポイントゲッターの谷川航選手とリオ五輪のつり輪のスペシャリストの山室光史選手が内村航平選手と共に登場。

山室光史選手、実は肩を怪我していて、つり輪は厳しいなかでの演技ということでした。

 

1番目 谷川航選手

中水平2つ入れるフルの演技構成で、力技の静止姿勢もまっすぐで美しかったです。

後方2回宙返り2回ひねりの着地は僅かに1歩。着地王子の谷川航選手にしては着地で僅かに跳ねたのが惜しかったですが、勝手の違うショーアップされた独特の雰囲気の中、いい演技見せてくれました。

 

2番目 山室光史選手

アザリアン脚前挙十字懸垂から直接十字懸垂に上げてきました。そのままゆっくり足を降ろして中水平。さらに降ろして十字懸垂と山室光史選手にしか出来ないパワフルな力技と表現の仕方素晴らしかったです。十字懸垂を長く止めながら、足を組むパフォーマンスも面白かったです。

途中、非常に珍しい技のデルチェフをやろうとして戻るミスもありましたが、肩が痛いなかで今回の舞台が盛り上がる演技構成を試行錯誤して準備してくるところ、さすが元祖つり輪のスペシャリストの山室光史選手だなと思いました。

山室光史選手は内村航平選手とはジュニア時代から親友でありライバルという関係で、日体大コナミと長い間、日本代表としてお互いに切磋琢磨して体操ニッポンを共に引っ張ってきました。

そんな山室光史選手だからこそ、引退する内村航平選手を今出来る演技で送り出そうとする気持ちを感じました。素晴らしかったです。

 

3番目 内村航平選手

中水平決めてきました!

降り技は伸身ムーンサルト!美しい!

着地僅かに前に一歩。

内村航平選手も肩が痛い満身創痍な中ですが、美しい姿勢の中水平決めてきました。

降り技は試合でずっと使っていた後方2回宙返り2回ひねりではなく、伸身ムーンサルトを実施してきました。

他の選手と出来るだけ技がかぶらないように演技構成を準備したと前日記者会見で語っていたので、谷川航選手が後方2回宙返り2回ひねり降りを実施していたので、あえて伸身ムーンサルトに変えてきたのかなと思いました。

 

演技後、場内に映し出されたこだわりポイントの写真は着地の瞬間でした。

解説の塚原直也さんは、このポジションが内村ポジション。この形を常に維持することでどこに力を入れていけばいいかわかるので、ポジションを固定することは理にかなっていると解説。

内村航平選手は着地が動いてしまった。止めていれば説得力が出てくるでですが、止められなかったので、まだまだなんです。僕はまだまだ進化出来るんですけど、ザ・ファイナルなんですと笑いを取りつつ、探究心や向上心が変わらないところを見せてました。

ゲスト解説に加わった萱和磨選手からは、内村航平選手はここぞという時に着地を止めてきた。空中感覚で自分の場所がわかりきっているので、着地が止まるんだろうなと思う。橋本大輝選手からは着地を止めるのが難しい伸身姿勢から着地を見て止める技術が凄いと絶賛でした。

 

第4種目跳馬

内村航平選手、谷川航選手、白井健三選手

東京五輪の団体銀メダルの原動力となった豪快な大技を持つ谷川航選手と2017には世界選手権で跳馬の世界チャンピオンにもなっている白井健三選手が内村航平選手と共に登場。

 

1人目 内村航平選手

この種目でもいままで美しい多彩な技を我々に見せてくれた内村航平選手、何を跳ぶのか注目されましたが、なんとロンダートから1/2ひねり前転とび前方伸身宙返り2回ひねりを実施。着地僅かに一歩動きましたが、内村航平選手の跳馬の頂点リ・シャオペンの半分ひねりが少ないDスコア5.4の技、複雑にしてじゅうぶん高難度の大技を見せてくれました。

2017年にリ・シャオペンで足を負傷して以降、この技を練習しているとの情報がありましたが、まさかこの引退試合でその技を披露してくれるとは思いませんでした。

その上この完成度、素晴らしいです。

 

2人目 谷川航選手

東京五輪で決めたリセグァン2は回避し、大技ブラニクを実施!

着地姿勢が低く、お尻が着きそうになりましたが、なんとか立ちました!

豪快な大技に場内どよめき!

 

3人目 白井健三選手

白井健三選手といえばこの技、自身が持つオリジナル技のシライキムヒフンを実施!

見事に成功!

白井健三選手はもう1本跳びたいと内村航平選手に志願。

ゲスト解説に加わった内村航平選手は、オッケーを出しました。

白井健三選手の2本目はアカピアン(D4.8)!

着地も見事に決めました!

内村航平選手によると、内村航平選手はロンダートひねり入り系、谷川航選手は前向き入り系、白井健三選手はユルチェンコ入り系と側転入り系と全ての系統の違う跳躍が揃ったと説明。

今回始めて体操を見てるお客さんも多いことから、体操競技の普及も考えた演技構成、なかなか考えられてますね。

 

演技後、場内に映し出されたこだわりポイントの写真は跳躍前にするルーティーンの瞬間でした。

内村航平選手といえば、ロンダート入り系の跳躍をする直前に両手を顔の前に伸ばして照準を定めるように下の手を上下させるルーティーンが有名です。

内村航平選手、このルーティーン高2のころからやっていてロンダートで手をつく所にまっすぐに線を引くイメージでやっているとのこと。

やり始めた高校生の頃は、まだ無名の選手だったので控えめに下の方でやっていたが、結果が出てくるとだんだん上の方になってきて、最終的に顔の前までいきましたと、こだわりを語ってくれました。

 

第5種目平行棒

北園丈琉選手、田中佑典選手、内村航平選手

東京五輪最年少で出場したホープの北園丈琉選手とリオ五輪代表にして美しい体操の体現者田中佑典選手が内村航平選手と共に登場。

 

1人目 田中佑典選手

10月に肩の手術をして、この大会のために頑張ってきたという田中佑典選手。

単棒で倒立に上げる技が素晴らしかったです。

脚前挙支持からさらに柔軟性を生かして体をガラケーのようにくっつける田中佑典選手にしか出来ない姿勢での支持も見せてくれました。

降り技の倒立は長く止めて倒立の美しさを存分に魅せてから後方屈伸2回宙返り降り、着地一歩前に動くもそこから片膝ついて演出の一部かのように見せるパフォーマンス。

田中佑典選手、エンターテイナーぶりもさすがです。

美しさと力強さ、柔軟性としなやかさ、田中佑典選手の持ち味を存分に見ることが出来る演技となりました。

 

2人目 北園丈琉選手

フルの演技構成で実施!

ササキで足がひっかかって危なかったですが、立て直し素晴らしかったです。

前方2回宙返り半ひねり降りの着地をピタリと止め、見事でした。

 

3人目 内村航平選手

棒下宙返り1/2ひねり倒立、素晴らしい実施!

後方屈伸2回宙返り(D)の着地は僅かに1歩弾みました。

棒下宙返り1/2ひねり倒立は実施が以前より明らかに進化していて、解説の塚原直也さんもまだ進化していると称賛していました。

 

場内に映し出されたこだわりポイントの写真は降りの前の倒立でした。

内村航平選手が言うには、高校生時代に上京したころは当初自分の演技の姿勢があまり好きではなかったとのことです。

「(そのころ)日本を引っ張っていた塚原直也さんや冨田洋之さんの倒立がすごく真っ直ぐだったので、それを目標にしてやってきました」と姿勢の美しい選手の真似をしたり、膝の柔軟をたくさん行い、努力して今の美しい姿勢にたどり着いたことを明かしました。

日本伝統の美しい体操を努力によって引き継いで、さらに進化させていった内村航平選手の強さの一端がわかるようなエピソードだと思いました。

 

最終種目鉄棒

北園丈琉選手、橋本大輝選手、内村航平選手

東京五輪団体戦で最終種目鉄棒で堂々たる演技をした北園丈琉選手、そして東京オリンピック2冠の橋本大輝選手、これから体操ニッポンの主軸を担う2選手とこれまで鉄棒で数々の伝説的名場面を打ち立ててきた内村航平選手が共に登場。

最終種目にして鉄棒で世界最高レベルの3選手が演技するとあって、いっきに場内の緊張感が高まっていきました。

 

1人目 北園丈琉選手

カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフトカチェフチェコ式車輪、伸身新月面宙返り降りの着地僅かに一歩!

ショーアップされた中、フルの演技構成を見事に通しきりました。

去年4月の全日本決勝での怪我の原因になった因縁のトカチェフも成功させているのが凄いです。来月からの代表選考にかける思いも感じますね。

 

2人目 橋本大輝選手

ついに東京オリンピックチャンピオン登場!

カッシーナ、コールマン高い、伸身トカチェフ(D)、トカチェフは連続せず、単発で実施。アドラー1回ひねり両大逆手、難しい技も雄大に見事!

伸身新月面宙返り降りの着地僅かに一歩弾みました。

ガッツポーズ!

さすが東京オリンピック個人総合と種目別鉄棒2冠の金メダリストの演技に場内大拍手でした。

東京オリンピックで行ったリンチ(トカチェフ1/2ひねり)は新ルールでは格下げになるとのことで、トカチェフに変えていましたね。この辺り新ルールへの対応が進んでることが見えます。

 

3人目 内村航平選手

ついに内村航平選手の現役最後の演技を眼に焼き付けようと満員の観客が大注目で見守ります。

冒頭の手離し技は超高難度の大技ブレットシュナイダー(H)!

近づきましたが、なんとかキャッチ!

そしてなんとコバチを実施!

世界一美しいと評されたコバチの空中姿勢とあまりの高さに場内どよめき!

そして伸身新月面宙返りの着地一歩動きましたが、しっかりフィニッシュ!

内村航平選手ならではのしなやかで雄大な力強い車輪から繰り出される凄まじい高さの手放し技、そして伸身新月面宙返り降りの真っ直ぐに伸びた空中姿勢、最後の演技しかと眼に焼き付けました!

 

場内に映し出されたこだわりポイントの写真はコバチのキャッチ直前の空中姿勢でした。

 

内村航平選手は今の演技を振り返って、「駄目でしたね。離れ技も全部近かったし、

着地も止めれなかった。だからザ・ファイナルなんです」と苦笑い。

コバチをパッと開く瞬間の空中姿勢のこだわりについては、「今まで誰もああいう捌きをしてこなかったので、高さの表現として新しい見せ方としてやってきた。

それから離れ技直後はひざを伸ばさなければ減点という項目がルールに追加されて、新しいルールを作ってしまった。」と美しいコバチの空中姿勢がルールをも動かしたことが語られました。

 

全ての演技が終わり、感動のフィナーレへ。

ゆずのメッセージと共に体操競技ゆかりの名曲である栄光の架橋が場内へ流れました。

内村航平選手のお父様からのメッセージも場内スクリーンに映りました。

次世代の体操界を担う選手を代表して橋本大輝選手から、内村航平選手に「次は僕たちが航平さんが積み上げてきたものを少しずつ引き継いで東京オリンピックで果たせなかった団体金メダルをパリやこの先で獲得していって日本の体操が世界一だということを証明していきたいと思います。本当にありがとうございました。お疲れさまでした。」と力強くメッセージを送りました。

リオ五輪でともに戦った白井健三選手からは、手紙を読む形で内村航平選手との思い出やエールが語られ、白井健三選手らしいメッセージでした。

そして東京オリンピックを目指す内村航平選手を二人三脚で支えてきた佐藤寛朗コーチから花束の贈呈と「競技生活お疲れさまでした。本当に楽しくて、苦しくて、過酷で、でもすごい充実した素晴らしい時間を過ごさせてもらったこと。ここにくるまでの過程で多くの素晴らしい方々に出会えたこと、心から感謝しています。本当にありがとう。そしてこれからも今までと変わらず応援しています。お疲れさまでした。」と涙ぐみながらの気持ちのこもったメッセージにこっちも感極まってしまいました。

そして内村航平選手から、「応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。体操を初めて30年の競技生活で辛いことしかなったですが、ここにいる日本代表の仲間たち、自分自身で勝ち取ってきた結果、そして技を習得した時の喜びが、その辛さを凌駕していきました。」「昨年の世界選手権のあとに引退を決断しました。」「ここで終わりというよりも新しい一歩を踏み出す意味で凄い前を向いています。」「体操の普及と、より深い技術の向上、そして後輩達への僕の経験の伝承ということをやっていければいいなと思っています。」「これからは競技者としてではなく一人の人間内村航平として、応援していただければ嬉しいなと思います。」とメッセージが語られ、両親、ファンの方々、出演した日本代表の選手たち、スタッフ、協賛企業の皆様に向けても感謝の気持ちが述べられました。

素晴らしい感動的なセレモニーに感動しました。

今回のKOHEI UTIMURA THE FINAL。このオリンピックの団体戦と同じように1種目3名で18演技をつなぐ形式は見やすくてわかりやすくて盛り上がる。採点をしないエキジビション形式なので、自由な演技も出来るし、これからの体操のエキジビションの一つのフォーマットになるんじゃないかと思うほど、よく考えられているなと思いました。

演技したばかりの選手が実況席に呼ばれて、ゲスト解説に加わるのも面白かったです。

イベントの進行の仕方も相当綿密な打ち合わせをして、作り上げられている印象でした。

選手は集中したい演技前と演技後に1言を求められたりと通常の競技会ではない負担もありますが、そこは皆様、体操ニッポンが誇るオリンピックメダリスト、スピーチも見事でさすがでした。そして何よりリスペクトする内村航平選手の引退試合を盛り上げたいという気持ちを感じました。

 

KOHEI UTIMURA THE FINAL、内村航平選手の現役引退試合に相応しい素晴らしい演技会とセレモニーでした。この場に立ち会えて感無量でした。

体操ファンの私としても、長年に渡って日本そして世界の体操界を引っ張ってきた絶対王者内村航平選手のその数々の伝説的な演技にたくさんの勇気と感動を与えてもらいました。

体操ニッポンが誇る体操史上最高の選手を応援し続けてこられたことが、体操ファンとして最高に幸せで誇りに思います。

内村航平選手、感動をありがとうございました。競技生活お疲れさまでした。

今後もどんな活躍をしてくれるのか楽しみです。変わらず応援していきたいと思います。

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