akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2019豊田国際体操競技大会

2019豊田国際体操競技大会豊田市スカイホール豊田まで観に行って来ました。

今回は今年から新設されたプレミアム席から観戦しました。アリーナに設置されているので、少し上の観客席より窮屈でしたが、より近くで選手の演技を見ることが出来てよかったです。なによりガラス越しじゃないのがいい。

今年もロシアから今年の世界選手権個人総合金メダリストのニキータ・ナゴルニー選手を始め、団体金メダルメンバーのイワン・ストレトヴィッチ選手。女子も個人総合銅メダリストのアンジェリーナ・メルニコワ選手と実力者が出場。

そして白井健三選手がオープン参加で出場。半年ぶりの試合で元気な姿を見せてくれました。

男子跳馬

優勝 神本雄也選手(日本) 14.033

2位 橋本大輝選手(日本) JPN 13.516

3位 ジャスティン・デレオン選手 (フィリピン) 12.599

 

優勝は神本雄也選手(日本)、1本目はシューフェルト、腰高の着地で着地一歩に抑える見事な跳躍でした。

2本目は、谷川翔選手情報によると8年ぶりに試合で跳ぶというアカピアン(D4.8)。これも僅かな一歩に抑える素晴らしい跳躍でしたが、本人はタイミングが合わなかったのか、危なかったといった感じで苦笑いをして、他の選手とハイタッチしていました。

 

2位は橋本大輝選手(日本)。

豊田国際の跳馬は、毎年、跳馬の名選手でも苦戦していますが、いつも雄大な跳躍を見せる橋本大輝選手も1本目のロペス(D5.6)は両手をつくミス。

2本目のローユンはわずかな一歩に抑えました。

 

白井健三選手はオープン参加なので順位はつきませんでしたが、ダントツ1位の得点14.566とさすがでした。

1本目はシライキムヒフンで14.800!

2本目はドゥリッグスで14.333!

他の選手が苦戦したこの豊田国際の跳馬で安定した見事な跳躍見せてくれました。

 

女子平均台

優勝 アンジェリーナ・メルニコワ選手 (ロシア) 13.733(D5.6 E8.133)

2位 畠田瞳選手(日本) 13.433(D5.3 E8.133)

3位 リ・ユンセオ選手(韓国) 13.133(D5.1 E8.033)

 

優勝はアンジェリーナ・メルニコワ選手(ロシア)。

安定感のある素晴らしい実施、さすが強豪ロシアの選手といった演技でした。

 

2位に畠田瞳選手(日本)。

安定感ありました。素晴らしい演技。

 

3位にリ・ユンセオ選手(韓国)。

体線がきれいでしなやかさを感じる演技。安定感もありました。

 

平行棒

優勝 神本雄也選手(日本) 15.033(D6.6 E8.433)

2位 萱和磨選手(日本) 14.533(D6.3 E8.233)

3位 ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)14.233(D6.4 E7.833)

 

優勝は神本雄也選手(日本)。

リチャード、アームツイスト決めました。倒立で僅かに動くも、前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)は着地ピタリ!ガッツポーズ!

これで昨日のつり輪、今日の跳馬と合わせて豊田国際3冠達成です。

 

2位に萱和磨選手(日本)。

気迫あふれる演技を披露。前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)は珍しく着地後ろに2歩動きました。空中姿勢は、足をしっかり閉じててきれいでした。

 

3位にニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)。

シャルロ(E)~単棒ヒーリー(E)、マクーツ(E)、ディアミドフ、ディアミドフひねり。前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)、着地大きく一歩。ひねり技で足が割れた箇所ありましたが、鋭いひねり技の連続でもピタピタと正確に倒立にはまり、熟練された技術を感じました。

 

女子床

優勝 リリア・アハイモア選手(ロシア) 13.533(D5.4 E8.133)

2位 ジョージア・ゴッドウィン選手(オーストラリア) 13.266(D5.4 E7.866)

3位 フィービー・ヤコブチック選手(イギリス) 13.200(D5.1 E8.100)

 

優勝はリリア・アハイモア選手(ロシア)。

チュソビチナ(H)、スワンダブル(F)、アラビアンダブルフロント、後方抱え込み2回宙返り!クオリティの高い大技を次々に決める素晴らしい演技でした!

これでロシア女子は、跳馬でアンジェリーナ・メルニコワ選手とリリア・アハイモア選手がワンツーフィニッシュ。段違い平行棒でアンジェリーナ・メルニコワ選手が優勝。平均台でアンジェリーナ・メルニコワが優勝。床でリリア・アハイモア選手が優勝と出場した2選手で4種目完全制覇です。強い!


鉄棒

優勝 タイソン・ブル選手(オーストラリア) 14.366(D6.0 E8.366)

2位 ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア) 14.266(D5.8 E8.466)

3位 イワン・ストレトビッチ選手(ロシア) 14.233(D5.8 E8.433)

 

優勝はタイソン・ブル選手(オーストラリア)。

コバチ~コールマン連続を成功!伸身新月面宙返り降りも見事でした。

 

2位にニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)。

ヤマワキ(D)、伸身トカチェフ(D)、モズニク、トカチェフ、リンチ、伸身新月面宙返り降り!さすが今年の世界選手権個人総合王者の演技でした。

 

3位にイワン・ストレトビッチ選手(ロシア)。

伸身トカチェフ(D)~トカチェフ、コスミック、伸身新月面宙返り降りの着地ピタリ!

 

橋本大輝選手は、カッシーナ、コールマン(E)、伸身トカチェフ(D)、トカチェフ成功もアドラー1回ひねり大逆手(E)で戻るミス。伸身新月面宙返りの着地はピタリ!美しいいい演技だっただけに戻るミスが惜しかったです。14.133で4位でした。

 

神本雄也選手は、惜しくもカッシーナで落下。カッシーナやり直して成功、コールマン(E)、伸身トカチェフ(D)、トカチェフ、伸身新月面宙返り降り、前に1歩とびました。Dスコア全選手中トップの6.1も13.266で7位でした。

 

白井健三選手は、屈伸コバチ、コールマン(E)、コバチ、ボゴレロフ(F)と成功!伸身新月面の着地もピタリ!復活を感じさせるダイナミックな素晴らしい演技で14.133(D6.0)。

オープン参加で順位は着きませんでしたが、4位相当の得点でした。

 

試合後は恒例の選手全員が子供達と場内を一周してくれるセレモニーもあり、和やかな雰囲気で閉幕。会場から日本チームに(オリンピックまで)あと半年だよ!と激もとび、来年行われる代表選考に対する緊張感が高まります。

今大会は、開始の選手紹介で選手とエスコートキッズがハイタッチしたり、演出に今までにない工夫が見られました。

ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)がノリノリでハイタッチしてるのが、微笑ましかった。

谷川翔選手が観客にインタビューするコーナーもあり、谷川翔選手のユニークな面が光って面白かったです。寺本明日香選手も固まる子供達を相手にインタビュー頑張っていて微笑ましかった。

ただ観客にインタビューするのは、プロのアナウンサーでも難しいことだし、体操ファンとしては選手へのインタビューの方が見たいですね。


豊田国際体操競技大会は、日本で開催される貴重な国際大会。

国内トップ選手と海外トップ選手の演技を生で見れて、体操にかける気迫を肌で感じるので、国内大会とまた違った感動がありますね。

これからも続けていってほしい素敵な大会です。 

 

来年から東京五輪の代表選考が始まります。日本チームそのものが、ロシアと中国を追いかけるという厳しい状況の中にいるので、日本チーム一丸となって強化して挑んでいってほしいです!

内村航平選手も来年の3月にKOHEI UCHIMURA CUPという自身の名がつく大会を開催、自ら出場します。絶対王者の復活が東京五輪の金メダルには絶対必要ですね!

頑張れニッポン\(^o^)/