akiraの体操観戦記

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橋本大輝選手が鉄棒で金メダル!東京五輪種目別3日目

熱戦続く東京五輪体操競技も本日が最終日、種目別決勝3日目の演技が行われました!

 

平行棒

優勝 鄒敬園選手(中国) 16.233(D6.9 E9.333)

2位 ルーカス・ダウザー選手(ドイツ) 15.700(D6.7 E9.000)

3位 フェルハット・アリカン選手(トルコ) 15.633(D7.0 E8.633)

4位 尤浩選手(中国) 15.466(D6.9 E8.566)

5位 デビッド・ベルヤフスキー選手(ロシア) 15.200(D6.6 E8.600)

6位 サミュエル・ミクラック選手(アメリカ) 15.000(D6.4 E8.600)

7位 ペトロ・パフニューク選手(ウクライナ) 14.533(D6.1 E8.433)

8位 ジョー・フレイサー選手(イギリス) 14.500(D6.1 E8.400)

 

優勝は中国の鄒敬園選手。

リオ五輪以降、この平行棒で絶対的な強さを見せ続けてきた鄒敬園選手。

ツォラキディス(G)、マクーツ(E)、ササキ(E)、バブサー(E)と高難度技をクオリティの高い捌きで実施。降りも前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)をピタリ!

圧巻の演技で16.233のハイスコア!さすがこの種目の第一人者というところを見せました。

 

2位にドイツのルーカス・ダウザー選手。

最後に登場!ツォラキディス(G)実施してきました。Dスコアも6.7と高く、減点の少ない技で構成された演技で15.700と高い得点とってきました!

 

3位にトルコのフェルハット・アリカン選手。

なんとDスコアは全選手中最高の7.0で演技しました!

ツォラキディス(G)、リチャード(E)、アームツイスト(E)、シャルロ(E)~単棒ヒーリーとスペシャリストならではのリスキーな技を次々と実施!

前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)の着地も決めました!15.633!

種目別で存在感を見せるトルコ勢、すごい強化してきてますね。

ついに今大会初のメダルをとってきました。

 

段違い平行棒

優勝 管晨辰選手(中国) 14.633(D6.6 E8.033)

2位 唐茜靖選手(中国) 14.233(D6.0 E8.233)

3位 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 14.000(D6.1 E7.900)

4位 エリザベス・ブラック選手(カナダ) 13.866(D6.2 E7.666)

5位 スニーサ・リー選手(アメリカ) 13.866(D6.4 E7.466)

6位 芦川うらら選手(日本) 13.733(D5.9 E7.833)

7位 フラビア・サライバ選手(ブラジル) 13.133(D5..7 E7.433)

8位 ウラジスラワ・ウラゾワ選手(ロシア) 12.733(D5.0 E7.733)

 

平均台は、中国勢が強さを見せました!

管晨辰選手が優勝、唐茜靖選手が2位。

中国女子、ここまでメダルがなかったですが、女子最後の種目で金メダルと銀メダル取ってきました!

技の質が高かったです!

 

3位にアメリカのシモーネ・バイルズ選手。

スーパースターのシモーネ・バイルズ選手、今大会、団体決勝1種目目以降、個人総合も種目別跳馬段違い平行棒、得意のゆかすらも全て棄権してきましたが、最終日のこの平均台で登場!

シモーネ・バイルズ選手らしい、安定感と躍動感のある演技見せてくれました。

最後は後方屈伸2回宙返りでフィニッシュ!

 

そして日本の芦川うらら選手が6位。

ルーマニアのラシッサ・ヨルダケ選手が棄権ということで、リザーブ1の芦川うらら選手が急遽出場となりました。

ワールドカップ3連勝でオリンピックの出場権を獲得した芦川うらら選手。

キレのあるクオリティの高い技を次々に行い、ふらつきもなく演技を進めます。

交差輪跳びで片足が台から外れ、危なかったですが、落下せずにこらえました。

後方宙返り3回ひねり(F)を見事に決めました!

13.733で6位。

初出場のオリンピックの種目別決勝の大舞台で堂々とした演技!

これからが楽しみな選手。今回の演技は次のパリ五輪に向けて大きな経験となりますね。

 

鉄棒

優勝 橋本大輝選手(日本) 15.066(D6.5 E8.566)

2位 ティン・スルビッチ選手(クロアチア) 14.900(D6.5 E8.400)

3位 ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア) 14.533(D6.0 E8.533)

4位 ブロディ・マローン選手(アメリカ) 14.200(D6.5 E7.700)

5位 タイソン・ブル選手(オーストラリア) 12.466(D5.8 E6.666)

6位 北園丈琉選手(日本) 12.333(D6.1 E6.233)

7位 バート・デューロ選手(オランダ) 12.266(D5.6 E6.666)

8位 ミラド・カリミ選手(カザフスタン) 11.266(D5.0 E6.266)

 

優勝は日本の橋本大輝選手。

個人総合金メダルに続いて、また橋本大輝選手がやってくれました!

ノーアップで演技しなければならない種目別決勝。8人中5人が大過失という波乱の展開のなか、予選、団体、個人総合と高得点を出し続けてきた橋本大輝選手の鉄棒に会場中が注目しました。

カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)~リンチ(D)とミスなく決め、倒立を狙い過ぎると振り戻りが怖いアドラー一回ひねり大逆手(E)もほどよく外して決め、そして伸身新月面宙返り降りの着地ピタリ!完璧に止めてきました!

個人総合王者の素晴らしい演技に場内大歓声!

得点15.066、金メダル!

個人総合金メダルに続いてこの東京五輪で2冠を達成!

この大会中にもどんどん成長しているような橋本大輝選手、もはや風格すら感じる演技、凄すぎます!

 

2位にクロアチアのテン・スルビッチ選手。

トカチェフ系の4連続で加点を取り、コバチ系を入れずにDスコア6.5を実現しました。

手放し技の連続で加点が取れるルールを最大限に活かした構成ですね。

 

3位にロシアのニキータ・ナゴルニー選手。

個人総合銅メダルのニキータ・ナゴルニー選手。

そこまで得意ではないこの鉄棒でも安定感のある演技で嬉しい銅メダルとなりました。

 

日本の北園丈琉選手は6位。

カッシーナで落下、トカチェフで落下も、ノーアップの種目別決勝で、攻めの姿勢はよかったです。

特に全日本個人総合選手権決勝で怪我の原因になった因縁のトカチェフに今回挑戦してきたのは、勇気がいることだと思います。

本人からこの悔しさを3年後のパリ五輪にぶつけたいというコメント聞けましたので、成長著しい期待のホープ、これからの成長がますます楽しみです。

 

これで東京五輪体操競技が終わりました。

世界の超人達が、ここ東京に集い、5年間磨き続けてきたその素晴らしい演技を存分に見せてくれました。

本当はこの夢のようなオリンピックの舞台を会場で見たかったですが、コロナ禍のせいで無観客、その前にチケットの抽選にも外れましたが・・・。

でも大会自体は開催され、世界のアスリート達が練習してきた成果を発表することが出来たのはとてもよかったと思います。

私もテレビの前で全力応援しました。

そして、体操ニッポン、今大会で獲得したメダルは、

男子が団体銀メダル、個人総合で橋本大輝選手が金メダル、種目別あん馬で萱和磨選手が銅メダル、種目別鉄棒で橋本大輝選手が金メダル。

女子は種目別ゆかで村上茉愛が銅メダル。

と大活躍凄かったです。

2018年、2019年の世界選手権で苦戦をしいられていたので、東京五輪どうなることかと思うこともありましたが、やはり体操ニッポンは強かったです!

今大会、個人総合金メダルとなった橋本大輝選手、その演技には個人総合王者としての風格さえ感じられました。

冨田洋之選手から内村航平選手、そして橋本大輝選手へと体操ニッポンのエースの系譜は見事に引き継がれました。

 

内村航平選手も今大会は、予選落ちとなりましたが、鉄棒一種目に専念して作り上げられた究極の鉄棒。世界最高得点を上回る超高得点を選考会を通して5回も我々に見せてくれました。

10月の北九州世界選手権では、この東京五輪で見ることが出来るはずだった体操界史上最高のレジェンド内村航平選手の究極の鉄棒を成功させて、世界を驚かせてほしいです!

  

まだ他の競技続いてますが、東京五輪体操競技は最高でしたね!

ぜひこれを総括したNHKスペシャルを楽しみにしたいです。

選手の皆様、お疲れさまでした。感動をありがとうございました\(^o^)/