連日熱戦が繰り広げられている東京五輪体操競技、今日は女子個人総合決勝が行われました!
女子体操界のスーパースター、アメリカのシモーネ・バイルズ選手が精神的な健康を重視するとの理由で団体決勝の3種目に加えて、この個人総合決勝も棄権となりました。
5月には跳馬で人間離れした新技ユルチェンコ屈伸2回宙返りを成功させたニュースもあったので、この東京五輪では、いくつ金メダルを取るのだろうと楽しみにしていましたが、まさかこの東京五輪でシモーネ・バイルズ選手の個人総合の演技が見られないとは思いませんでした。
絶対的優勝候補不在の中、誰が新女王に輝くのか、注目の一戦となりました。
優勝 スニーサ・リー選手(アメリカ) 57.433
2位 レベカ・アンドラデ選手(ブラジル) 57.298
3位 アンジェリーナ・メルニコワ選手(ロシア) 57.199
4位 ウラジスラワ・ウラゾワ選手(ロシア) 56.966
5位 村上茉愛選手(日本) 56.032
6位 ニナ・デルワール選手(ベルギー) 55.965
7位 唐茜靖選手(中国) 54.498
8位 ジェード・キャリー選手(アメリカ) 54.199
優勝はアメリカのスニーサ・リー選手
シモーネ・バイルズ選手の棄権でアメリカの期待を一身に背負うことになったスニーサ・リー選手。段違い平行棒で15.300と超高得点!スペシャリストのニナ・デルワール選手の得点15.266を上回る演技は圧巻でした。最後のゆかもよかった!
さすが女子体操王国アメリカの選手、次から次へと凄い選手が出てきます。
アメリカの個人総合女王の座を死守!女子体操大国の意地を感じました!
2位はブラジルのレベカ・アンドラーデ選手
予選1位、跳馬で15.300の高得点、段違い平行棒でも14.666、本当に金メダルをブラジルの選手が取るんじゃないかと思うくらいどの種目も凄かったです。
金メダルのかかる最終種目のゆかで、両足ラインオーバーと片足ラインオーバーがあり、1位に0.135点届かず、銀メダルになりました。
3位はアンジェリーナ・メルニコワ選手、
4位はウラジスラワ・ウラゾワ選手
日本でも豊田国際などでお馴染みのアンジェリーナ・メルニコワ選手、16歳の新生ウラジスラワ・ウラゾワ選手、2人のロシア勢が団体優勝の勢いそのままに3位、4位と上位に入りました。確かな技術に裏打ちされた優雅な演技はさすがロシアの選手です。
そして我らが体操ニッポンの村上茉愛選手が5位!
得意のゆかで14.000!、跳馬で会心の着地!14.533!と高得点出しました。
ゆかの得点14.000はこの個人総合決勝ゆかの最高得点です!
ロシアエースのアンジェリーナ・メルニコワ選手もアメリカゆかのスペシャリストのジェード・キャリー選手もこの得点を上回ることが出来ませんでした。
そして予選、団体決勝と失敗のあった段違い平行棒。フット屈伸トカチェフ成功!
見事に演技を通し!笑顔でフィニッシュ!
応援席の日本女子チームも大喜びでした!
6種目合計得点は56.032。56点に乗せ、堂々の5位入賞!
オリンピックでの女子個人総合入賞は日本女子3人目で、60年ローマ大会6位、64年東京大会6位の池田敬子さん、16年リオデジャネイロ大会8位の寺本明日香選手以来となり、5位は日本女子史上最高順位とのことです。
2017年世界選手権種目別ゆかで日本人63年ぶりの金メダル。2018年には世界選手権個人総合で史上初の銀メダルと、快挙を達成してきた村上茉愛選手、また日本女子体操の歴史に残る順位をこの東京オリンピックに残したと思います。
2019年には腰痛の悪化で日本代表から外れるつらい時期もあった村上茉愛選手、それを乗り越えて、この東京オリンピックの大一番での見事な演技に感動しました。
女子個人総合決勝、華やかな演技と熱い戦いとても見応えありました。
まだまだオリンピックは続きます。
2日休憩をはさんで、8月1日から、種目別決勝が行われます!
日本勢のメダルラッシュ期待ですね!
がんばれニッポン\(^o^)/