akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2019全日本個人総合選手権男子予選

2019年平成最後の全日本個人総合選手権予選、高崎アリーナに見に行ってきました。
会場に着いたのは2班の第1ローテーションが終わった時でしたが、今年の国内体操開幕戦は大波乱の展開となりました。

1位谷川翔選手 85.566
2位前野風哉選手 84.865
3位谷川航選手 84.765
4位武田一志選手 84.699
5位萱和磨選手 84.664
6位千葉健太選手 84.266
7位橋本大輝選手 83.931
8位長谷川智将選手 83.799
9位野々村笙吾選手 83.732
10位柚木健太郎選手 83.698

全日本個人総合予選を首位で通過したのは、去年の全日本個人総合王者の谷川翔選手でした。
力強い正確な体操で強かったです。
あん馬で14.600、平行棒で14.633と高得点。
跳馬ドリッグスの安定感も抜群でした。14.300

2位に前野風哉選手
あん馬で14.333、平行棒で14.466、鉄棒で14.400と高得点。
安定感ありましたが、2位は驚きですね。すごい!

3位に谷川航選手
着地が今日もビタビタ決まっていました。
特に跳馬、プレミアムシートの目の前で行われたブラニクの着ピタは神でした15.166!
平行棒では、1歩手を動かしましたが、着地はピタリ14.700。
鉄棒、モズミクで落下ありましたが、やり直して成功。着地はピタリ13.133。
決勝は狙ってきそうです。

今大会、一番の波乱は内村航平選手がまさかの37位で予選落ちとなったことですね。
1種目目の床は私が到着直前に演技終わってて見れず。
ラインオーバーがあったもよう。14.000
2種目目あん馬、ウーゴニアンで落下。12.500
再開後は降りまできれいに通す。
3種目目のつり輪。両肩を痛めてたとのことで、力技がいつもより短かった感じでしたが、着地までピタリ。
点数は13.433と厳しかったです。
この時点で30位、6位以内の一班は厳しいかなとこの時は思いました。
4種目目跳馬、シューフェルトで大きく右に1歩。13.966
近くで表情まで見えたのですが、内村航平選手険しい表情でした。
5種目目平行棒。
マクーツ(E)はきれいに決めたものの棒下宙返り1/2ひねり(E)、棒下宙返りが倒立まで行かず、肩の影響があるのかと思った次の瞬間、モリスエ(D)をうけた後、肘が曲がり顔を歪め、たまらず落下。
左肩を痛めてしまったようで、痛そうでした。
続けられる状況なのか心配されましたが、棄権はせずに前方宙返り開脚抜き、後方屈伸2回宙返り(D)と降りまで実施。12.633
6種目目鉄棒。
アップの時点からアドラー1回ひねりの確認で痛そうでした。
カッシーナ、コールマン(E)、屈伸コバチアドラー1回ひねり、ヤマワキと美しく実施し、これは通るかと思いましたが、伸身新月面宙返り降りの着地で前に崩れ両手をついてしまいます。13.700
今まで見たことないくらい崩れてしまった内村航平選手でしたが、両肩を痛めていて、練習が十分に積めてなかったと言っていました。
予選落ちとなってしまい、NHK杯に進めず、世界選手権の代表選考がかなり厳しくなってしまいました。
試合後のコメントも厳しいものでしたね。

ここまで世界の体操界を引っ張ってきた内村航平選手なので、肩の怪我をしっかり治してもらって全日本種目別では、素晴らしい鉄棒の演技を見せてほしいと思います。

全体的に荒れたなといった感じの予選でしたが、いい演技もたくさん見れたので、見応えありました。
日曜日の決勝ではさらに締まった演技見れると思います。
頑張れニッポン\(^o^)/