akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2018全日本体操個人総合選手権予選

2018全日本体操競技個人総合選手権、今日は個人総合の予選が行われました。
私は仕事が終わってから東京体育館に駆けつけたので、男子2班から見ることが出来ました。

1位白井健三選手  86.099
2位谷川翔選手    86.031
3位萱 和磨選手   85.898
4位谷川航選手   85.732
5位内村航平選手  85.098
6位千葉健太選手  85.066
7位田中佑典選手  84.965
8位野々村笙吾選手 84.631
9位加藤凌平選手  84.597

かつてない大混戦で若手の勢いが凄かったです

白井健三選手が1位通過。
安定してますね。ワールドカップ東京大会の時の得点を超えてきました。
床で15.35、跳馬で15.00と得意種目で15点台、素晴らしかったです。
あん馬のモギルニーも自信を持って行ってました。6種目大きなミスなし、着地も止めてさすがでした。

谷川翔選手が2位。
なんと谷川兄弟の弟の翔選手が居並ぶ強豪を抑えて2位に来ました。谷川翔選手は午前中の1班の演技の為、見れませんでしたが、まだ大学2年生、躍進が凄まじいですね。

萱和磨選手が3位。
今日もあん馬、平行棒と大きなガッツポーズ目立ってました。
5種目目までトップだったので、このままトップで行くかと思いましたが、最終種目に跳馬を残していた白井健三選手に逆転をゆるしました。それだけ大混戦でした。
鉄棒では、チェコ式車輪も新たに行っていて驚きました。

谷川航選手が4位。
今日も着地止めて、いい演技を連発してました。
惜しむらくは得意の跳馬、ロペスで1歩、2歩と後ろに動いたのが、響きましたでしょうか。
ここまでが、トップと0.3以内の僅差。

内村航平選手はトップ白井健三選手と1.001差の5位。
1種目目が鉄棒とロンドン五輪の予選を思わせるローテーション、慎重に行いカッシーナやコールマンの手離し技が近くなり、やや肘を曲げますが、大きなミスなく乗り切りました。アドラー1回ひねりを大逆手にアップグレードして、難度を上げてきました。足の怪我からの復帰ということで心配された床も高得点でさすがの演技、新月面の着地を止めてどよめきがおきました。
3種目目のあん馬で落下、一時は7位に後退も崩れず粘りの演技を続けました。
最終種目の平行棒、直前練習でマクーツの入りから短棒倒立までの確認を2回行っていたのが印象的でした。
本番では、見事に成功でした。
点差を考えると、あん馬の落下と鉄棒で離し技後の肘曲がりがなければ、1位でしたね。
跳馬はシューフェルト、床でも高得点を出しているので、足の怪我は問題ないようで、安心しました。
動きの軽さとブレない精密な演技は健在でした。あとは着地が僅かずつ動いているので決まってくれば、さらに内村航平選手らしさが出てくると思います。
決勝は予選の得点も足されるようなので、11連覇に向けては1点差がどうかってとこですが、巻き返してくれそうです。
個人総合の代表入りは2名までなので、絶対王者内村航平選手をしても、これ以上ミスの出来ない厳しい戦いになってきました。

千葉健太選手が6位でした。
あん馬内村航平選手と全く同じ、移動技の直後馬端での旋回で危なかったですが、落下せず乗りきりました。
平行棒の降りもバーに足がぶつかったのか、危なかったですが、大きなミスにはせず対処、強いです。
動きの軽さは一番ですね。
勢いがありつつ基本に忠実な、しっかりしたいい体操していますね。

田中佑典選手が7位。
平行棒、鉄棒が最強でした。繊細で美しい演技凄かった。
跳馬のアカピアン(D4.8)がせめてドリッグス(D5.2)だったらと思わずにいられないです。
決勝ではやってくるか注目です。

野々村笙吾選手が8位。
途中までトップ争いしてましたが、床で尻餅が痛かった。逆に言えばそれでもこの位置は強いです。

加藤凌平選手が9位。
途中までトップ争いしてて特に大きなミスもなく、いい演技を連発してました。
終わってみると9位とは。明らかにシライ世代を中心とする若手がレベル上げてますね。

日本のトップ選手達が競い合う全日本選手権、まだ予選だというのに素晴らしくハイレベルで凄かったです。
内村航平選手の11連覇、予選は1.001点差の5位、厳しいような、逆転射程圏のような。
これまで何度も奇跡的な演技を見せてくれた内村航平選手、決勝の演技は注目ですね。
若手世代の躍進が凄かったですが、田中佑典選手や野々村笙吾選手、加藤凌平選手らベテラン勢も味のある素晴らしい演技出てました。
日曜の決勝、ますます楽しみになりました
頑張れニッポン\(^o^)/