akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2017国際ジュニア体操競技大会 種目別決勝男子

国際ジュニア体操競技大会、今日は男女の種目別決勝が行われました。
今日は昨日と打って変わって、台風一過の青空でした。
開会式では、水鳥寿思強化本部長の弟でオペラ歌手の水鳥繭見さんが君が代を熱唱。
その後、赤い靴合唱団が横浜市歌を歌う時に思わぬアクシデントがおこりました。
伴奏のCDが読み込めないトラブルがおこり、急遽アカペラで合唱を始めることに。
小学生1年生から高校生で構成されている赤い靴合唱団、アカペラでも見事な合唱でした、場内から伴奏の代わりに手拍子がおこっていました。

男子床
優勝 スウ・ワイデ選手 17才(中国)     14.300
2位 カルロス・ユロ選手 17才(フィリピン)14.250
3位 村山覚人選手 17才(日本)       14.200
4位 安達太一選手 15才(日本)       13.950
5位 ジェイミー・ルイス選手 17才(イギリス)13.800
中国のスウ・ワイデ選手が優勝。
昨日の個人総合では、下位に沈んだ中国でしたが、やはり種目別は狙ってきました。
後方3回半ひねり(E)~前方1/2ひねり、
後方2回半ひねり(D)~前方2回ひねり(D)、
後方3回ひねり(D)と着地をまとめるとガッツポーズとともに雄叫びを上げました。
中国の意地を見ました。
14.300の高得点が出ました。

フィリピンのカルロス・ユロ選手が2位。
後方3回半ひねり(E)~前方1/2ひねり、そして、後方2回半ひねり(D)~前方2回半ひねり(E)実施してきました。
日本のスーパースター白井健三選手と同じ超高難度連続技をフィリピンの選手が実施してくるとは驚きです!
前方1回ひねり(C)~前方2回ひねり(D)で1歩だしてしまいラインオーバー、後方3回ひねり(D)は止めてきました。
ラインオーバーが響いて2位でしたが、フィリピン選手でここまで強化してくるところが驚きですね。
14.250(D5.6)

日本の村山覚人選手が3位。
高さのある新月面、後方3回半ひねり(E)~前方1/2ひねり、後方1回半ひねり(C)~前方2回ひねり(D)で前に動いてしまいましたが、
最後の後方3回ひねり(D)は着地を余裕をもって止めました。熟練性を感じる演技でした。

あん馬
優勝 安達太一選手 15才(日本)          14.000
2位 橘汐芽選手 16才(日本)            13.850
3位 イン・デハング選手 16才(中国)         13.550
4位 ヴラディスラフ・グッズ選手 15才(ロシア)    13.100
5位 ナザール・チェプルニー選手 15才(ウクライナ)13.050

日本の安達太一選手が優勝。
軽やかな質の高い旋回で優勝!
14.000(D4.9)

橘汐芽選手も2位に入り、日本がワンツーフィニッシュを達成!

4位のヴラディスラフ・グッズ選手(ロシア)は、開脚旋回をたくさん入れた演技で迫力ありました。
ウクライナのナザール・チェプルニー選手は、シェアに下ろすブスナリ、降りもE難度とDスコア5.7と盛りだくさんの構成を見せました。
停滞する箇所もあり、不安定な実施で得点は13.050と伸びませんでしたが、とにかく高難度をたくさん盛り込んでくるところは、同じウクライナ
オレグ・ベルニャイエフ選手に通ずるものがありますね。

つり輪
優勝 ウイリアム・エマード選手 17才(カナダ)  13.900
2位 イン・デハング選手 16才(中国)       13.800
3位 橘汐芽選手 16才(日本)           13.550
4位 ジェイミー・ルイス選手 17才(イギリス)   13.350
5位 安達太一選手 15才(日本)          13.200

イリアム・エマード選手(カナダ)が優勝。
力強い実施で新月面の着地も止め、ガッツポーズでました。

2位のイン・デハング選手(中国)、
中水平、振り上がり上水平と他の選手は開脚で行っている静止技を閉脚で行うジュニアとは思えない力技を見せました。
新月面の着地を決めて雄叫びを上げましたが、エマード選手に及ばず2位でした。

跳馬
優勝 カルロス・ユロ選手 15才(フィリピン)      14.325
2位 橘汐芽選手16才(日本)              14.300
3位 ジェイク・ジャーマン選手 15才(イギリス)     14.225
4位 ケヴィン・ペネフ選手 17才(アメリカ)       13.925
5位 サミュエル・ディック選手 15才(ニュージーランド) 13.650

カルロス・ユロ選手(フィリピン)が優勝。
跳馬ではドゥリッグスを決め、優勝!
床でも2位に入ってますし、体操で前の東京五輪以来の五輪出場を目指すフィリピン期待の選手、この大会でも大きなサプライズになってますね。

平行棒
優勝 三輪哲平選手 16才(日本)         13.850
2位 橘汐芽選手 16才(日本)           13.750
3位 ヴラディスラフ・グッズ選手 15才(ロシア)   13.450
4位 ヴロディー・マローン選手 17才(アメリア)   13.100
5位 ジェイク・ジャーマン選手 15才(イギリス)   13.050

日本の三輪哲平選手が優勝!
ホンマ、バブサー(E)を豪快に決めるなど、美しい実施が光りました。

橘汐芽選手が2位。
ホンマ、チッペルト、バブサー、前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り決めました。
日本の見事なワンツーフィニッシュ。

鉄棒
優勝 村山覚人選手 17才(日本)         13.600
2位 ブロディー・マローン選手 17才(アメリカ)  13.250
3位 ディオゴソアレス選手 15才(ブラジル)   13.200
4位 スウ・ワイデ選手 17才(中国)               12.500
5位 三輪哲平選手 16才(日本)                   12.400

村山覚人選手が優勝!
ヤマワキ(D)、コールマン(E)、トカチェフと手離し技を雄大に決め、ひねり技も安定していました。
アドラー1/2ひねりで戻りそうになりましたが耐え、伸身新月面宙返りの着地も見事!

三輪哲平選手は、コールマン(E)で落下、演技再開後、落下したコールマンをやり直して成功!着地も止めただけに落下が悔やまれます。

この種目別では、日本があん馬と平行棒でワンツーフィニッシュ、鉄棒で優勝と3種目を制しました。
中国が昨日の個人総合では下位に沈みましたが、床で優勝、つり輪で2位とやはり力を見せてきました。

今回活躍した選手たちがさらなる練習を重ねて、世界選手権、オリンピックで活躍する時が楽しみです。
それが国際ジュニアを観戦する醍醐味ですね\(^o^)/