akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2017国際ジュニア体操競技大会 女子種目別決勝

国際ジュニア体操競技大会、女子は世界が凄かった。
女子跳馬
優勝 アンジェリーナ・シマコヴァ選手 15才(ロシア)  14.433
2位 マイル・オキーフェ選手 15才(アメリカ)         14.183
3位 エマ・マラブヨ選手 14才(アメリカ)             14.150
4位 坂口彩夏選手 15才(日本)                       14.099
5位 イェオ・セジョン選手 15才(韓国)             13.916  

アンジェリーナ・シマコヴァ選手が優勝。
前転跳び前方屈伸宙返り一回半ひねりと前転跳び前方屈伸宙返り一回ひねり、独特な大技を2本決めました。
さすがロシアの選手、正確な技術と実施が光りました。

アメリカ勢が2位、3位を占めました。
ユルチェンコ2回ひねり、躍動感のある跳躍、着地に余裕があり、強かったです。

優勝 イイレ・チェン/陳一楽選手 15才(中国)      14.166
2位 マイル・オキーフェ選手 15才(アメリカ)      14.033
3位 エマ・マラブヨ選手 14才(アメリカ)      13.933
4位 アンジェリーナ・シマコヴァ選手 15才(ロシア)13.900
5位 アンネ-マリー・パドゥラリウ選手 15才(カナダ)13.300

陳一楽選手(中国)が優勝。
中国お家芸の片手軸のひねり技が光りました。大逆手前方車輪片手上で1回ひねりから屈伸イエーガー、大逆手前方車輪片手上で1回半ひねり、降りはムーンサルト
さすがの実力みせました。
アメリカ勢が跳馬に続き2位、3位を占めました。

マイル・オキーフェ選手(アメリカ)、シュタルダートカチェフ軽々と決めました。

平均台
優勝 マイル・オキーフェ選手 15才(アメリカ)     14.400
2位 エマ・マラブヨ選手 14才(アメリカ)       14.333
2位 アンネ-マリー・パドゥラリウ選手 15才(カナダ)14.333
4位 リー・クイ/黎選手 15才(中国)       14.066
5位 イェオ・セジョン選手 15才(韓国)           13.500

アメリカ勢がワンツーフィニッシュ!
マイル・オキーフェ選手(アメリカ)が優勝。
安定感がすごく、ほとんどふらつきがなかったです

エマ・マラブヨ選手(アメリカ)が2位。
後ろとびひねり前方かかえこみ宙返りの大技、成功させて、会場がどよめきました!
凄かったです。

昨日15.25の高得点を出して注目されたリークイ/黎選手(中国)は、後半のジャンプでまさかの落下。
それまでの演技は、まるでふらつきのない熟練性を感じさせる演技だっただけに残念でした。
後方3回ひねり降りは見事に決めました。

女子床
優勝 エマ・マラブヨ選手 14才(アメリカ)     14.066
2位 マイル・オキーフェ選手 15才(アメリカ)    13.600
3位 リー・クイ/黎選手  15才(中国)           13.533
3位 畠田千愛選手(日本) 13才                    13.533
5位 陳一楽選手(中国) 15才            13.500

アメリカ勢のワンツーフィニッシュ!
エマ・マラブヨ選手(アメリカ)が優勝。
後方伸身2回宙返りは凄い迫力でした。
圧巻の演技!
演技途中で場内から手拍子もおこりました。

日本の畠田千愛選手が3位に入りました。
ムーンサルト、後方3回ひねり高かったです。
笑顔のフィニッシュ、よかったです。
お父さんはアトランタ五輪時の男子日本代表のエースで現日体大体操競技部監督の畠田好章さん、
姉の畠田瞳選手は今年のNHK杯7位という実力者。
13才ながら体操一家の期待に応える、見事な演技、頑張りました!

2年に1回世界のトップジュニア達が集まるこの大会、世界の女子のレベルは凄いものがありました。
平均台スペシャリスト、中国のリークイ/黎選手は、落下が残念でしたが、直ぐにでも世界選手権でメダルが取れるレベルでしょうか、ふらつきがまったくなく凄かった。
全運会の女子個人総合優勝の陳一楽選手(中国)も段違い平行棒でさすが中国といったレベルの高い演技凄かった。
アメリカのマイル・オキーフェ選手、エマ・マラブヨ選手のダイナミックな床はもうジュニア離れしてましたね。
日本勢では畠田千愛選手が、床で3位と健闘しました。まだ13才、世界のトップジュニアと戦えた今回の経験を生かしてさらに強くなってほしいです。

演技後には、お馴染みの花園大学による男子新体操のエキシビジョンが行われました。
SNSに上げて、男子新体操を盛り上げてほしいという池谷幸雄さんからのコメントもあり、海外選手やコーチらが、スマホタブレットを構えて、撮影してる姿が微笑ましかったです(*^^*)

国際ジュニア、今回出場した選手たちが、世界選手権、オリンピックの舞台で活躍する日が楽しみです。
実際、2年前の2015年大会に出場した中国男子の鄒敬園選手が、今年のワールドカップや中国選手権で新ルール後の平行棒の世界最高点である16.00を連発していて、世界の体操ファンを驚かせています。今年の世界選手権種目別平行棒の優勝候補筆頭ですね。
過去には、ドイツのスターファビアン・ハンビュッヘン選手が2001年、2003年と2大会連続で出場、ロシア男子の現エース、ダビド・ベルヤフスキー選手も2009年に出場していたりと、この国際ジュニアが世界の名選手を数多く排出している由緒正しき登竜門的大会になってますね。
今回出場した選手の皆様、世界で活躍するのを楽しみにしています。ガンバです\(^o^)/