この大会は体操熱の高いアメリカで行われる国際大会ということもあって、毎年かなりの盛り上がりを見せています。
大規模な会場で満員の観客、そして声援もすごいとあって、独特の大舞台の雰囲気があります。
床で15.433(D6.8)、つり輪で15.5(D6.7)、跳馬で15.266(D6.0)、平行棒で15.466(D6.9)と他の種目、高いDスコアで高得点を連発し、5種目終了時でトップ。
対する加藤凌平選手も得意の床を15.1(D6.7)と落ち着いたスタート。あん馬で去年のアジア選手権から新たに入れた開脚横移動で膝を曲げるも14.466(D6.4)と耐える。つり輪14.666(D6.2)、跳馬14.9(D5.6)、平行棒14.566(6.2)と平行棒は難度を抑え。他の選手がミスを出す中でも、安定した得点を並べます。
他の選手の落下が相次ぐ中、この成功は大きかった。
13.3(D6.2)に終わります。
加藤凌平選手、安定感の勝利でした。
点数も春先とアウェイということで、厳しく採点されてた部分もあったので、90点台出ててもおかしくない内容に見えました。
本人のコメントは、「(約半年ぶりの個人総合で)今まで以上に疲れた。体力をつけないといけない。五輪代表になるにはコンスタントに90点台を出さないといけないし、課題が見つかったので修正していきたい。」
加藤凌平選手、優勝したにもかかわらず、気持ちを引き締めるコメントさすがです。
去年の8月の左足首の靱帯損傷の怪我を乗り越え、床、跳馬も含め、6種目ここまで演技出来るまでに復活、そして優勝と素晴らしいです。
おめでとうございます\(^o^)/
しかし、プレッシャーの弱さが出てしまいましたね。
サム・ミクラック選手も平行棒での独創性あふれる演技はさすがでした。
オリンピックまでに修正してくるでしょうから、アメリカのこの勢いはやはり強敵といったところでしょうか。
女子の方は、ガブリエル・ダグラス選手(アメリカ)が優勝。
マギー・ニコルズ選手(アメリカ)が2位。
エリザベス・ブラック選手(カナダ)が3位。
アメリカ勢が強さを見せました。
得意の跳馬、床では、安定した演技で高得点出てましたので、オリンピックイヤー頑張って欲しいです。
4/1~3の全日本体操選手権まで、1ヶ月を切り、世界一熾烈なオリンピック代表への戦いが始まりますね。
緊張感高いですが、今からワクワクします。
頑張れニッポン\(^o^)/