akiraの体操観戦記

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2015グラスゴー世界体操選手権 男子個人総合決勝

グラスゴー世界体操選手権、男子個人総合決勝が行われました。

1位内村航平選手 92.332
2位マンリケ・ラルデュエト選手(キューバ) 90.698
3位書弟選手(中国) 90.099
4位オレグ・ベルニアイエフ選手(ウクライナ) 89.640
5位マックス・ウィットロック選手(イギリス) 89.249
6位ニコライ・クセンコフ選手(ロシア) 89.198
7位ダニエル・パービス選手(イギリス) 89.064
8位ドネル・ウィッテンバーグ選手(アメリカ) 88.797
9位肖若鵬選手(中国) 88.230
10位萱和磨選手 88.198
11位ダビド・ベルヤフスキー選手(ロシア) 88.031
12位アルトゥール・オヤカワ・マリアーノ選手(ブラジル) 87.966

内村航平、個人総合6連覇達成、おめでとうございます
萱和磨選手も世界選手権初出場の個人総合でミスなく堂々とした演技で10位、見事でした。
内村航平選手、もはや生ける伝説ですね。

今回は、各国の次世代エース達が、非常に力をつけてきおり、そして内村航平選手以上のDスコアを持ち、ワールドカップで連勝を重ねているオレグ・ベルニアイエフ選手が予選2位とあって、熾烈な優勝争いが予想されました。

そのオレグ・ベルニアイエフ選手、2種目目のあん馬の降りが上がらず、落下、13.566で早々に後退。

内村航平選手の演技は団体決勝以上に神がかっていて、第2ローテーション終了時からトップに立つと、リ・シャオペン(D6.2)を完璧に決め15.633を出すなど高得点を連発。
対する海外勢もマックス・ウィットロック選手(イギリス)があん馬で16.000、キューバ超新星19才マンリケ・ラルデュエト選手が平行棒で15.733の高得点を出すなど追う選手も勢いがありました。
第4ローテーション終了時で1位内村航平選手と、2位マックス・ウィットロック選手(イギリス)とは0.683差、3位マンリケ・ラルデュエト選手とは0.7差、いつものような独走状態にはならない展開。

そして第5ローテーション、マンリケ・ラルデュエト選手(キューバ)が鉄棒でフェドルチェンコ(F)を決め、15.333、点の出にくい鉄棒での高得点で内村航平選手にプレッシャーをかけます。19才でここまでやるとは恐るべし。

その直後、内村航平選手は平行棒でD6.8の高い演技構成で着地まで完璧!
15.833!
マンリケ・ラルデュエト選手(キューバ)を1.2差まで一気に引き離します。

マックス・ウィットロック選手(イギリス)は鉄棒のコスミック1/2ひねりで落下、12.833、地元の大歓声がため息に。

中国の書弟選手(中国)、団体戦で日本を追い上げた得意の平行棒で15.933の高得点で一気にメダル争いに加わります。

オレグ・ベルニアイエフ選手(ウクライナ)が得意の平行棒でD7.2と攻めるも倒立で崩れそうになるミス、それでも高得点16.000!上がってきました。

最終ローテーション
書弟選手(中国)、鉄棒14.800、合計90.099で暫定1位、

マックス・ウィットロック選手(イギリス)、床で15.7の高得点、しかし、書弟選手(中国)を抜けず89.249。

オレグ・ベルニアイエフ選手(ウクライナ)、鉄棒14.566、ウィットロック選手よりは上にくるものの、書弟選手(中国)は抜けず89.640。

恐いもの知らずの19才マンリケ・ラルデュエト選手(キューバ)、床でもさすがキューバといったバネを生かした高さのある大技を連発、14.666。
書弟選手(中国)を抜き暫定1位の90.698。

最終演技者、内村航平選手
13.466以上を出せば優勝ですが、団体決勝で落下してるだけに予断は許されません。
屈伸コバチ成功、そしてカッシーナは抜いてきました!
万にひとつの隙もみせない王者、さすが百戦錬磨です。
アドラー1/2ひねり(D)~コールマン(F)でめずらしくつまるも蹴上がりで対処、アドラー1回ひねり(D)~ヤマワキ(D)も危なげなく美しく、そして伸身新月面の着地、完璧!
これぞ王者の演技!
カッシーナを抜いたため得点は15.1ながら合計92.332と92点超えでの優勝!
素晴らしかった。
1位内村航平選手、2位マンリケ・ラルデュエト選手、3位書弟選手(中国)、4位オレグ・ベルニアイエフ選手(ウクライナ)、5位マックス・ウィットロック選手(イギリス)。

萱 和磨選手は10位でした。
ミスはなかったものの、上位陣に比べると難度が足りない印象は拭えなかったです。
それだけ今回の個人総合決勝はハイレベルでした。
初出場の世界選手権個人総合でミスなく堂々とした演技は今後が楽しみです

ハイレベルな戦いを制す、内村航平選手、凄すぎます。
神がかった演技を連発して、終わってみれば2位以下にいつも通り大差がついていました
今回も異次元の演技についてこれるライバルはいませんでした。
まさに史上最強の体操選手です。
1,2,3,4,5,6連覇と両手でポーズを取った内村航平のドヤ顔最高でした

マンリケ・ラルデュエト選手(キューバ)には驚きました。まだ19才で、ここまでやるとは、世代的に萱和磨選手や白井健三選手のライバルになってくるのでしょうか。

体操日本もさらなるレベルアップが必要ですね。
内村航平選手、個人総合6連覇の伝説をテレビ放送とはいえ、リアルタイムに目の当たりに出来たことは体操ファンとして、幸せでした\(^o^)/

今夜は種目別決勝!
頑張れニッポン\(^o^)/