akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2015グラスゴー世界体操選手権 男子団体決勝

世界体操選手権、世紀の大一番、男子団体決勝行われました。

1位日本 270.818
2位イギリス 270.345
3位中国 269.959
4位ロシア 268.362
5位アメリカ 267.853
6位スイス 261.660
7位韓国 260.035
8位ブラジル 259.577

日本がついに悲願の団体金メダルを獲得!
おめでとうございます
床、あん馬吊り輪跳馬と全員がミスのない素晴らしい演技を積み重ね、
ここまでで中国に大差をつけて、5種目の平行棒
平行棒得意の田中佑典選手がシャルロ(E)で落下
これが日本が今回初めて出した大過失でした。
その後、内村航平選手が6.8の高い難度の演技構成を完璧にこなし15.833でリカバー。
0.1差で追っていたアメリカは床で点を伸ばせず、日本がリードを広げます。
中国が全員がDスコア7点台という平行棒で怒濤の追い上げ、3人が16点前後の高得点で日本との差を縮める。
やはり敵は中国でした。
最終種目の鉄棒、先に演技するのは中国、2人目まではまずまず、最終演技者スペシャリストの張成龍選手がアドラー1回ひねり、戻るミス、点伸ばせず。
これは日本の3人ともが決めれば、楽に上回れる点差。
ここまでの演技を見てれば行けるはず!
日本の一人目は加藤凌平選手、着地まで決め、15.033。
2人目、田中佑典選手、カッシーナで落下
コールマンも抜き、13.666。
スペシャリストの失敗で、雲行きが一気に怪しく。
最終演技者、内村航平選手、屈伸コバチ決める!続くカッシーナでまさかの落下
 
こ、これは・・・、とにかく最後まで・・・しっかり。
さすがに落下したカッシーナは再びやらず、アドラー1/2ひねり(D)~コールマン(F)、アドラー1回ひねり(D)~ヤマワキ(D)いつも通りに、そして着地完璧!
内村航平選手、落下した自分に腹が立っているのか、金メダル逃したかもしれないという気持ちもあるのか、笑顔はない。
しかも床で高得点を出したイギリスが中国を逆転、優勝するためには13.996以上が必要に。会場がイギリスに大歓声の嫌な雰囲気、ロンドン五輪の悪夢が頭をよぎりました。
得点を催促する手拍子がおこり、加藤凌平選手、早坂尚人選手、萱和磨選手、山室光史選手らが固唾をのんで得点板を見つめる。白井健三選手が祈る。田中佑典選手は心配そうな顔。
そして得点が出て14.466!
喜びにわく選手達、内村航平選手も安堵の表情、田中佑典選手は泣き崩れました。
ついに悲願の団体金メダル獲得の瞬間!おめでとうございます!
最後は、田中佑典選手、内村航平選手とまさかの落下がありましたが、チームとして、前半に大きな貯金を作ってたのが効きました。
他のどのチームより、大きな得点を積み重ね、強かった日本チーム。
チーム一丸となって勝ち取った金メダルです。

内村航平選手、インタビューで「鉄棒は最後絶対に決めたかったので、また課題ができました。金メダルを獲ることはできたんですけど、自分的には、そこに内容が伴っていないといけないのかなと思っているので。すごくうれしいですけど、来年までにもっともっとがんばっていきたいです」

内容が伴ってないと早速反省するところはさすが内村航平選手、来年のリオ五輪では完勝を見れそうです
絶対王者内村航平選手がいるこの時代に団体金メダルを取れた意味は果てしなく大きいです。
金メダルを獲得した素晴らしい日本チームの選手たちに拍手です(^◇^)
内村航平選手、明日の深夜にある個人総合では、しっかり6連覇達成してほしいです
頑張れニッポン!!