akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2015NHK杯体操

NHK杯体操、代々木体育館に観に行ってきました。

今回のNHK杯は、午前10時30分から女子の競技、午後1時15分から男子の競技とわけて行われたので、どちらもよく見ることが出来ました。

午前の女子の競技、緊張感が凄かった
代表復活が注目された鶴見虹子選手でしたが、平均台の降り技で転倒、続く床のアップで足を負傷してしまい。棄権となりました。
段違い平行棒は、さすが世界の鶴見選手、素晴らしい演技だっただけに残念でした。
寺本明日香選手や内山由綺選手ら上位陣にもミスがでて、どうなることかと思いました。
優勝は、安定感のある演技を披露した杉原愛子選手でした。
世界選手権の代表がかかった試合で、選手がどれほどの重圧の中で演技してるのかと思い知らされましたね。
鶴見虹子選手は、アキレス腱断裂というニュースが出ていて、言葉も出ませんが、1日も早い回復を願っています。

午後の男子は打ってかわって、空気が変わったというか、さすがは世界で団体金を目指してる国、選手のエネルギーが会場を支配。
今日の内村航平選手はいつにもまして、いけいけで凄かった。
床では、全日本予選で見せた後方3回半ひねりは、行わなかったものの、新月面の着地を止めるなど、凄みをました安定した実施。15.6の高得点。
あん馬でもスピード感のある危なげない安定した実施。15.2と高得点。
つり輪は力強い実施で15.15と15点台にのせる。
跳馬は、新しく挑戦してきたリ・シャオペンを実施。
内村航平選手ならではのスピード感のあるロンダードからの流れるような半ひねり着手からの鋭い2回半ひねりであの安定した着地!凄すぎました
平行棒も少し難度を下げるも、その分ハリとキレのある美しい実施、素晴らしかった。15.30
そして最後の鉄棒ですよ。
屈伸コバチ、カッシーナ、アドラー1/2ひねり~コールマン、 アドラー1回ひねり~ヤマワキとこれでもかとボリュームたっぷりの内容から伸身新月面宙返り降りの着地ピタリ!ズドン!って凄すぎるでしょ!16.15の超高得点がでた瞬間、本人苦笑いしてたけど、それだけ凄かった。
今日だけの個人総合得点で92.9の超異次元得点、まさに体操の究極を見せてくれますね
もちろん優勝、NHK杯7連覇の偉業を達成。

2位に田中佑典選手。持ち前のしなやかな美しい体操に凄みを増しつつ、安定感も加わり強くなりました。
去年世界選手権個人総合銅メダルをとって、覚醒しましたね。
平行棒、鉄棒は圧巻でした。
個人総合得点91.05となんと91点超え

3位に加藤凌平選手。なんという安定感。
失敗しない力強い演技。
ロペスの着地は素晴らしかった。
個人総合得点89.850

4位に早坂尚人選手。床でシライⅡを取り入れた高難度の構成で安定感あって素晴らしかった15.500の高得点。
個人総合得点88.200

5位に野々村笙吾選手。キレのある美しい演技、平行棒の着地で手を着いたのが残念でしたが、つり輪はクリーンで力強かった。
個人総合得点88.400

6位に田中和仁選手。美しい体操、復活ですね。
平行棒、鉄棒とさすがでした。
個人総合得点88.550

7位に長谷川智将選手。あん馬終了後のパフォーマンスが復活。
あん馬と鉄棒が素晴らしかった。
個人総合得点88.450

8位に萱和磨選手。しなやかで安定感、勢いのある体操素晴らしい。
個人総合得点88.150


9位に山室光史選手。パワフル体操健在、あん馬の落下が悔やまれますが、つり輪はさすが15.500の高得点
個人総合得点87.400

10位に神本雄也選手。平行棒はさすがの15.900!
個人総合得点87.650

11位に白井健三選手、あん馬で12.800がありましたが、それでも床ではD7.6見せてくれました。
ライン減点0.1ありでも16.150はまさに世界一の床です!
G難度のリ・ジョンソンは着地ピタリでした。

今回は、種目別枠があって、各種目のスペシャリストの演技も見どころでした。

跳馬の全日本王者の小倉佳祐選手のロペスハーフ!
まさかの大技に驚き!
あのヤン・ハクソンですら、去年の世界選手権発表時に失敗し、名前がつかなかった難技をあれだけの完成度で決めてきたのは凄かった。
D6.4 15.800の超高得点に驚き!

床の五島誉博選手の新技、前方1回ひねり~前方3回半ひねりも成功して凄かった。
Dスコア7.0 15.3
あん馬の亀山耕平選手、さすが2013年の世界王者、ブスナリ含む高難度D7.2の演技構成を通して15.550!

盛りだくさんのNHK杯、午前からの長丁場でしたが、大満足でした。
世界最高レベルの素晴らしい選手と演技をこれほど数多く見れるとは、体操日本最高です!
特に史上最強の内村航平選手の演技を生で見れる、日本人で本当によかったと思う瞬間ですね

代表も男子は内村航平選手、田中佑典選手、加藤凌平選手。
女子は杉原愛子選手、笹田夏実選手、寺本明日香選手、湯元さくら選手、内山由綺選手と決まったので、世界選手権に向けて、あとは6月20、21日の全日本体操種目別選手権で残りのメンバーが決まります。
女子は総合でも6位の宮川紗江選手が床、跳馬で高得点を出しているので最有力でしょうか。
男子は、チーム貢献度の高い選手を算出ということで、種目別選手権が終わってみないとなんともわからないといったところです。
日本代表を決める熱い戦いは、全日本体操種目別選手権に舞台を移して行われます。スペシャリスト達の素晴らしい演技に期待です!
選手の皆様、頑張ってください(^o^)/
全力応援ですね!!