akiraの体操観戦記

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2015全日本体操個人総合選手権 女子決勝

5月17日に行われた全日本体操個人総合選手権、女子も熱い戦いとなりました。

3連覇がかかる笹田夏実選手が予選1位、予選2位には、けがから復帰し、3年ぶりに出場した鶴見虹子選手が僅差で続き、予選3位にロンドン五輪代表の寺本明日香選手が続くという白熱した展開。

決勝は、波乱が起こりました。

1位  寺本明日香選手 中京大学                57.350
2位  内山由綺選手    スマイル体操クラブ      57.300
3位  杉原愛子選手    梅花高等学校             56.850
4位  笹田夏実選手    日本体育大学            55.650
5位  鶴見虹子選手    日本体育大学            55.450
6位  湯元さくら選手   中京大学                   55.050
7位  宮川紗江選手   セインツ体操クラブ       54.600
8位  嶋姫子選手   戸田市スポーツセンター 54.150
 
優勝は、ロンドン五輪代表の実力者、寺本明日香選手でした。
左手小指のけがで、練習ができていなかったとのことですが、しっかりミスなくまとめてくるところはさすがです。
「今までたくさんけがを乗り越える経験をしてきたのが生きた」とのこと。世界の大舞台で戦ってきた寺本明日香選手ならではの強さを見せてくれました。

予選1位の笹田夏実選手が、段違い平行棒でまさかの落下。その他は、持ち前の安定感のある質の高い演技を見せてくれてましたので、NHK杯では、巻き返しが見れると思います。
予選2位の鶴見虹子選手も予選で高得点を出した平均台でまさかの2回落下となりました。これがあるから平均台は怖いです。段違い平行棒では、世界トップクラスの演技を見せてくれましたので、やはりNHK杯では巻き返してくれると思います。

2位の内山由綺選手、3位の杉原愛子選手と若手の躍進も楽しみです。
内山由紀選手の段違い平行棒、15.3の最高点はすごいです。
7位の宮川紗江選手の床、世界もビックリの脅威の大技連発の演技構成には驚きました。
チュソビチナとシリバスのダブルHに世界でも稀な伸身前宙~前方抱え込み2回宙返りのシリーズ、後方伸身2回宙返りと脅威の演技構成、世界の種目別でも十分メダルが狙えそうな程、得意の床をパワーアップさせてきてました。
跳馬も強いので、楽しみですね。

女子の代表争いも毎年、熾烈なものがありますが、プレッシャーに打ち勝つような素晴らしい演技、見せて欲しいです。頑張ってほしい!!