全日本体操競技選手権、代々木体育館に観に行ってきました。
代々木体育館に着いて、その行列の長さにビックリ!
かなり手前の柵のあたりまで、行列が伸びていました。
去年の世界選手権で団体金メダルまであと0.1まで肉薄したこともあり、今年にかける注目度が伺えます。
大勢の観客が見守る中、熱い戦いが繰り広げられました。
男子優勝は、内村航平選手。
それでも大きなミスを出さず、90.550とこの日だけでもトップとなる高得点でまとめてくるあたり、自力の強さが桁違いにすごいです。
鉄棒の屈伸コバチは、あまりの高さに場内が湧いていました(^^)
2位は、田中佑典選手。
去年の世界選手権で銅メダルをとって覚醒した感のある田中佑典選手、今日も持ち味のしなやかな美しい体操を随所に存分に見せてくれました。
平行棒で15.850の全体2位の高得点、鉄棒では、アドラー1/2ひねり~コールマンを成功させ、Dスコア7.3、得点16.050と圧巻の演技で会場を湧かしました!
3位は、加藤凌平選手。
力強い、安定感のある演技はさすがです。床では高難度のひねり技、跳馬では、果敢にロペスに挑戦していました。
4位は、早坂尚人選手。
2013年の全日本ジュニアの実力者の早坂尚人選手、去年は予選落ちと悔しい思いをしましたが、今年はすごい成長したところを見せてくれました。
床では、前方1回ひねり~シライ2、後方2回半ひねり~前方2回ひねりと高難度のひねり技を成功させDスコア7.0、得点15.650と素晴らしい演技でした。
5位は、野々村笙吾選手。
つり輪が力強い演技でした。正確な姿勢と長く止める静止技、素晴らしかった。15.300の高得点。
平行棒も流れるような美しい実施でした。
鉄棒の伸身トカチェフでの落下が残念でしたが、その後のモズニクは、迫力のある実施に会場がどよめきました。
6位は、山室光史選手。
各種目に高難度の技を新しく取り入れて、強い山室光史選手が戻ってきました。
つり輪は持ち前の力強い演技で15.600の最高点、平行棒の棒下マクーツ、鉄棒のアドラー1/2ひねり~コールマンを成功させてすごかった。
同じく6位に萱和磨選手。
去年のジュニア王者である萱和磨選手、今日は、最初の床、前方2回宙返りで片手をつくミスがありましたが、得意のあん馬で、ブスナリ(G)を入れた高難度の構成を成功させ、15.450の高得点、平行棒でもしなやかな演技で、持ち味の安定感のある演技、さすがでした。
8位は、田中和仁選手。
あん馬での落下が残念でしたが、平行棒では、熟練された技術があるから出来る正確な美しい倒立にため息が出るような素晴らしい実施でした。15.800の高得点。
10位は、神本雄也選手。
去年のアジア大会個人総合の金メダリスト、得意の平行棒では、大技盛りだくさんの演技構成を盤石の実施で決め、16.050の最高点を出しました。
11位は、白井健三選手。
オールラウンダーとしての成長も見せる白井健三選手、最終ローテでの演技となった得意の床では、疲れがあるなか、G難度のリ・ジョンソンを含む、超高難度連続技の数々を成功、最初の後方3回半ひねり~前方2回ひねりは、急遽後方3回半ひねり~前方1回半ひねりに変更して着地を決めるなど、対応力の高さも見せました。
16.050の最高点に場内どよめきでした。
12位は、千葉健太選手。
13位は、谷川航選手。
去年のインターハイ王者の谷川航選手。着地の強い選手、安定感も素晴らしい。
総括
今日の決勝では、その疲れもあり、難度を落とした演技構成となりましたが、大きなミスを出さずにまとめてくるところは、さすが世界王者だなと思いました。
歴史的に見てもこんなにすごい選手の試合を生で見れることは幸せですね(^^)
今日の上位1班の顔ぶれ、順天堂大学が4人入るということで、大学生の勢いを感じました。
4位の順天堂大学2年の早坂尚人選手、6位の順天堂大学1年の萱和磨選手、11位の日体大1年の白井健三選手、12位の順天堂大学1年の千葉健太選手、13位の順天堂大学1年の谷川航選手と若手選手の躍進がすごくて、今後楽しみです。
かと思えば、山室光史選手、田中和仁選手ら怪我から復活したベテラン勢も素晴らしい演技を見せているので、ベテランと若手が切磋琢磨しあうレベルの高い代表争いになっていて、例年以上にハイレベルだなと感じました。
代表争いは激しくなりますが、強い体操ニッポン最高です(^0^)/!!