akiraの体操観戦記

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南寧世界体操選手権男子個人総合決勝

南寧世界体操選手権、今日は男子個人総合が行われました。
日本からは、5連覇がかかる絶対王者内村航平選手と、田中佑典選手が登場。中国は、期待の新エース書弟選手が、地元の大声援をうけ、登場。ベルニアイエフ選手、ウィットロック選手、ベルヤフスキー選手といった各国の有力エースも力を発揮するハイレベルな試合展開となりました。
優勝は、内村航平選手、世界選手権個人総合5連覇達成!(^O^)/
おめでとうございます(^O^)/
田中佑典選手もなんと3位に入り、銅メダル(^O^)/
日本は、団体戦の悔しさを吹き飛ばすようなダブル表彰台となりました。
 
1位内村航平選手91.965
2位マックス・ウィットロック選手(イギリス)90.473
3位田中佑典選手 90.449
4位オレグ・ベルニアイエフ選手(ウクライナ) 90.298
5位ダビド・ベルヤフスキー選手(ロシア)89.765
6位書弟選手(中国)89.732
7位セルジオ・ササキ・ジュニオール選手(ブラジル)89.565
8位ファビアン・ハンビュッヘン選手(ドイツ)88.564
9位ニコライ・クキセンコフ選手(ロシア)88.406
10位カルボ・モレノ・ホシマール・オーランド選手(コロンビア)88.265
11位ダニエル・パービス選手(イギリス)87.699
12位サム・ミクラック選手(アメリカ)87.591
 
優勝、内村航平選手。
床で着地を全て止めて15.766と今日の床の最高得点をたたき出すと、続くあん馬、他の選手が苦しむ中、見事な演技で15.133!つり輪では、着地ピタリ!15.000!跳馬では、ヨー2の着地を完璧に決めて、15.633の超高得点(^^)
平行棒は、疲れが見えますが、構成を変えて対処します。15.2。危機回避能力の高さがさすが百戦錬磨です。
そして最終演技者として登場した鉄棒!大技、カッシーナを美しく決め、アドラー1/2ひねり~コールマンも完璧!着地は僅かな一歩。15.233とハイスコアでフィニッシュ。5連覇達成!
 
2位、マックス・ウィットロック選手(イギリス)。
予選では、床、あん馬で崩れ、チーム内3位で、決勝進出が危ぶまれたイギリスエースのウィットロック選手でしたが、チームメイトのナイル・ウィルソン選手が棄権したため、決勝へ、その期待に応えるように銀メダル!
最初の種目の得意のあん馬でGコンバイン、ブスナリを入れたDスコア7.4と最高難度の構成を見事に通し、なんと16.000でスタート!
跳馬でもシライ/キムヒフンを決めるなど、持ち味を十分に発揮。最後の床で3位の田中佑典選手を僅か0.024差で逆転。有力オールラウンダーの力を発揮しました。
 
3位、田中佑典選手。
野々村笙吾選手、加藤凌平選手といった世界屈指のオールラウンダーを予選で抑えて出場の田中佑典選手。
世界で抜群に評価されるEスコアを武器に、平行棒で15.883!鉄棒で15.5を出すなど、素晴らしかったです。
何より失敗を出さなかったところに、すごい成長を感じます。
 
4位、オレグ・ベルニアイエフ選手(ウクライナ)。
つり輪で手をつくミスから始まったベルニアイエフ選手ですが、さすが国際大会を高得点で優勝している実力者、跳馬で15.4、平行棒で16.033を出すなど、爆発的な高得点で上位に迫りました。
最終種目の床では、ラインオーバーなどあり、あと一歩0.151点メダルに届きませんでしたが、その実力、十分に見せてくれました。
 
5位、ダビド・ベルヤフスキー選手(ロシア)。
予選2位。ロシアのエース、ダビド・ベルヤフスキー選手、非常に丁寧な実施で、上位をキープし続けました。
 
6位、書弟選手(中国)。
6種目トータル39.8という驚異的なDスコアを持っている、中国期待の新エース。
地元の大歓声とホームアドバンテージを武器に、メダルに絡んでくるのかと思いましたが、あん馬でミスをして、早々と後退、それでも平行棒で15.7を出すなど、粘りを見せ、6位でした。
 
去年個人総合銅メダリストのファビアン・ハンビュッヘン選手(ドイツ)は8位。1種目目のあん馬で13.466と波に乗れず、得意な鉄棒では、素晴らしい演技見せてくれました(^^)
 
アメリカ注目の新鋭20歳のドネル・ウィッテンバーグ選手は17位。身体能力の高さを随所に見せましたが、あん馬で低い得点、得意の跳馬でも大過失を出し、振るいませんでした。
 
アメリカのエース、サム・ミクラック選手は、12位。テレビにまったく映らなかったので、なんとも言えませんが、平行棒が13.4とかなり低いので、振るわなかったようです。
 
今回の個人総合決勝は、ベルニアイエフ選手、ウィットロック選手、ベルヤフスキー選手といった各国の有力エースが、持ち味を十分に発揮し、メダル争いをする非常にハイレベルな展開でした。
その中にあっても、圧巻のまさに異次元の強さを見せた内村航平選手、素晴らしかったです(^O^)/
個人総合5連覇!体操界の歴史に燦然と輝く偉業の瞬間を見れて、感動でした(^^)
試合後のインタビューで、平行棒と鉄棒で納得のいく演技が出来なかった、まだまだだなと、早速、反省しているところが、内村航平選手らしいというか、目指しているレベルがものすごいなと思いました(^^)
そして、銅メダルをとった田中佑典選手、東京世界選手権、予選での衝撃の床の失敗から3年、あの時見せてくれるはずだった、本当の輝きを今見せてくれましたね(^O^)/
すごい成長を見れて嬉しいです(^O^)/
日本の美しい体操、やはり世界で一番です!
この勢いで、種目別決勝でもガンバです(^O^)/
頑張れニッポン(^O^)/