akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2014ワールドカップ東京大会

体操ワールドカップ東京大会、東京体育館まで観に行ってきました。

世界の個人総合トップ選手が日本に集まるこの大会、今回は、日本から世界選手権4連覇中の絶対王者内村航平選手と、銀メダリスト加藤凌平選手が出場、世界の強豪たちと戦いを繰り広げました。

男子優勝は、内村航平選手
床では、新月面を加え、D6.6 15.600の高得点。あん馬では、さすがの安定感で、ただ1人15点台のD6.2 15.366の高得点。つり輪でも、正確な力技で、D6.2 15.266の高得点。跳馬では、大技ヨー2を決め、D6.0 15.366の高得点。平行棒でもマクーツ、ヒーリー、ドミトリエンコと大技を入れ、着地もピタリ、D6.6 15.4。
ここまでで2位以下に1.2以上の大差を付けてトップ、最終種目の鉄棒、最終演技者で、会場中の視線が注目する中、カッシーナを完璧に決め、アドラー1/2ひねり~コールマンも決め、アドラー1回ひねり~ヤマワキも完璧、そしてなんと言っても最後の降り技、F難度のフェドルチェンコで、着地ピタリ!!完璧!!D7.0 15.9の高得点。
会場中が沸きました!!
内村航平選手もガッツポーズで、会場に応えました。

まさか超大技フェドルチェンコの着ピタが見れるとは!!
そして、平行棒以外の5種目で1位の得点。
内村航平選手の進化が凄すぎます。

2位は、ファビアン・ハンビュッヘン選手(ドイツ)。
去年の世界選手権銅メダリスト、随所で、着地が決まって、場内を沸かしてくれました。床で、大技伸身新月面の着地も見事に決めてくれました。得意の鉄棒も、屈伸コバチ、コールマン、伸身トカチェフ~リバルコ、アドラー1回ひねり~ヤマワキと手離し技を雄大に決め、伸身新月面の着地もピタリと決め、最高の演技見せてくれました。D7.1 15.866。
2009年に足を怪我する以前の重量感のある着地が復活ですね。

3位は加藤凌平選手。
最終種目鉄棒で、新しく取り入れたカッシーナで惜しくも落下してしまいましたが、そこまでの5種目は、去年より明らかに安定感が増してて成長がみられましたね。
跳馬では、大技ロペスに挑戦し、やや左に流れ、ラインオーバーがあったものの、着地は決め、攻めの気迫を感じました。
平行棒では、着地まで決める完璧な演技で、1位の得点。D6.6 15.533!

4位はセルジオ・ササキ・ジュニオール選手(ブラジル)。
ダイナミックな大技をやりつつ安定感があるので、上位にくるのもうなづけますね。

5位はダニエル・パービス選手(イギリス)。
今日は得意の床、跳馬で尻もちとミスが目立ちましたが、平行棒のシャルロ~単棒ヒーリーを決めるなど、強化してますね。

6位はファビアン・ゴンザレス選手(スペイン)。
あん馬の降りで落下が残念でしたけど、跳馬のシューフェルトは、よかったです。

7位はサム・オールドハム選手(イギリス)。
思い切りのいい選手で、床での前方2回宙返りの高さには驚きました。得意の鉄棒での伸身トカチェフから開脚モズニクの連続は高さがあってよかったです。

8位は周施雄選手(中国)。
平行棒でオリジナル技は見せませんでしたが、テン・ハイビン、前方2回宙1/2ひねり降りと珍しいF難度技は実施。
他の種目は、ミスが多くて、中国エースの実力が見れなかったのは残念。

女子は、ヴァネッサ・フェラーリ選手(イタリア)が優勝。
ノーミスでかつ平均台、床で高得点。
2006年世界選手権のチャンピオン、さすがです。

ロクサナ・ポーパ・ネデルク選手(スペイン)が2位。
まだ16歳と若い選手ですが、高難度の技が各種目入っていてレベル高くて驚きました。平均台での落下が残念でした。

マーガレット・ニコルズ選手(アメリカ)が3位。
さすがアメリカ、レベルの高い技がさすがでした。
段違い平行棒で、バーに足をぶつけるミスが惜しかったです。

ビクトリア・ムアーズ選手(カナダ)が4位。
床でのI難度、超大技伸身新月面は凄かったです。

寺本明日香選手は、段違い平行棒でのミスが響き、5位。
2連覇ならずでしたが、場内解説で、足を痛めていると言っていたので、その中で力は見せてくれました。
平均台は降りの3回ひねりも決め、よかったです。

美濃部ゆう選手が6位。
得意の平均台で、安定感のある演技でした。

キム・ブイ選手(ドイツ)が7位。
跳馬が危ない着地になってしまいヒヤッとしました。
急遽エントリーが決まった選手なので、調整が難しい中、段違い平行棒で高得点を出すなど、いい演技見せてくれました。

体操シーズン開幕で、世界トップ選手達の素晴らしい演技見応えありました。
そんなトップ選手の中で、内村航平選手、やはり異次元の強さでした。
合計92.898は、ルール改正後の国際試合世界最高得点ですね。
強く美しい演技に会場中が引きこまれて魅了される、まさに世界最高の演技素晴らしかったです。

世界トップ選手がこんなに集まる大会もそうはないので、ワールドカップ東京大会楽しかったです。毎年やってほしいです。
素晴らしい演技を見せてくれた選手達に拍手です。感激でした(^O^)/