akiraの体操観戦記

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2013アントワープ世界体操選手権 種目別決勝前半

2013アントワープ世界体操選手権 種目別決勝前半

男子床
内村航平選手が最初の演技者で登場、2コース目が僅かに動いた以外、他の全ての着地を完璧に決めた。
時が止まるかのようなピタっと止まる内村航平選手の着地は、すごいです(^^)
Dスコアは、個人総合の時と同じ6.4のままでしたが、Eスコアは、参加選手中唯一の9点台となる9.1で15.5の高得点。

そのあと、なかなか他の選手が、Dスコアは高いが、着地を止められず、アメリカのジェイコブ・ダルトン選手だけが、D6.7の15.6で内村航平選手を上回ります。

そして白井健三選手が最終演技者で登場。
会場中が注目する中、まさに圧巻の演技で最後のシライ(後方伸身4回ひねり)も決め、ガッツポーズ!
体操界の新星期待通りやりました。得点はなんと16.00!
金メダル白井健三選手、銅メダル内村航平選手。
内村航平選手が本当に嬉しそうに白井健三選手を讃えていたのが微笑ましかったです。
白井健三選手の日本史上最年少の金メダルもすごい快挙なのですが、内村航平選手は、これで種目別ゆかは、2010年~2013年の世界選手権、オリンピックで4年連続でメダルをとっているのも、凄いことです。
決勝進出だけなら、世界デビューした2008年北京五輪から6年連続ですし。優勝候補だって予選落ちしたりするのが世界の舞台の種目別決勝なので、内村航平選手が高いレベルで、いかにミスの少ない選手かわかりますね(^^)

男子あん馬

亀山耕平選手があん馬で金メダル(^O^)/
正直、白井健三選手の金メダルより驚きました。
Dスコア6.9で15.833!
予選であん馬最強のクリスチャン・ベルキ選手の落下で、ギリギリ8位の決勝進出でしたが、決勝は、Dスコアをあげて伸びやかな演技。
大きい交差技の瞬間に顔を一瞬上げて余裕を表現、鳥肌ものでした(^^)
ベルキ選手が出てなくても、イギリスのマックス・ウィットロック選手が、GコンバインやブスナリとG難度2つ入りのD7.2で通したり、中国の張宏涛選手が、ものすごい質の高い旋回をしたり、ハイレベルでした。
亀山耕平選手は国内あん馬最強と常に言われながら全日本種目別で2年連続落下とか、勝負どころで、悔しい失敗もありましたが、メンタルトレーニングを徹底的にやって鍛えてたようですね。
あん馬の金メダルは、2003年の鹿島丈博選手以来、8年ぶりとのことです(^^)
フジテレビに日本の弱点とか言われたあん馬ですが、亀山耕平選手の金メダルは、日本のあん馬も世界のスペシャリスト達と戦えるんだと示せて素晴らしかったです。

男子つり輪
山室光史選手は、降り技にF難度の伸身新月面を着地で僅かな動きに抑え、ガッツポーズ!
しかし、得点15.433と伸びず7位。
D6.8、E8.633。
優勝したブラジルのアルトゥール・ナバレッテ・ザネッティ選手は、15.8、D6.8 E9.0。
この種目別つり輪に出場している他の選手が凄すぎるというのもありますが、厳しい採点に感じました。
ロンドン五輪の予選でも山室光史選手のつり輪に対して、厳しい採点がありました。
山室光史選手の演技は、力強いんですが、メダリストの演技と比較して、中水平とか、力技の姿勢で少し差があるかなと思いました。採点傾向をしっかり把握して、不可解な減点をされないように、強化してほしいです。
このつり輪決勝に出た選手は、ほとんど、つり輪のみに特化したスペシャリストばかりで、オールラウンダーは、山室光史選手だけでした。
ギリシャのエフレセイオス・ペトロウニアス選手や、ロシアのアブリヤジン・デニス選手も決勝に残れてないところを見ると、今回のつり輪は激戦でした。
去年の怪我から復活し、決勝に残り、降り技に大技をチャレンジした山室光史選手には、拍手を送りたいです(^O^)/

女子の跳馬段違い平行棒は、優勝者のみの放送でした。
フジテレビは、いつも日本選手の出場していない種目の扱いがひどいです、最低でもメダリストの演技は、放送してほしいです。
地上波で放送されなかった演技は、CSで放送されることに期待します。

しかし、男子個人総合ワンツーフィニッシュ、内村航平選手がエレガンス賞2大会連続受賞!
床、あん馬と日本選手が優勝。
強すぎますね日本(^O^)/
今年の世界選手権も早いもので、あと種目別後半を残すのみ、
最後まで日本選手の活躍に期待したいです。
頑張れニッポン(^O^)/