akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2013アントワープ世界体操選手権男子個人総合決勝

アントワープ世界選手権、男子個人総合決勝が行われ、内村航平選手が優勝!世界選手権4連覇の快挙を達成しました(^O^)/
また加藤凌平選手が2位に入り、日本勢のワンツーフィニッシュも達成!
日本の体操ファンが待ちに待った瞬間が訪れました(^O^)/
やったね!おめでとうございます(^O^)/

今日の午前3時という、本来なら熟睡している時間に起き、世紀の瞬間を目に焼き付けようとテレビの前で固唾を飲んで応援していました(^^)

オリンピック翌年で、次世代の有力な若手オールラウンダーが世界各国で台頭し、エースになっているという中、絶対王者内村航平選手との対決に注目が集まりました。

試合展開もとてもハイレベルな中、内村航平選手は、やはり別格でした(^^)
まるで国内の試合を見ているようなトップ独走。
種目が進む度に点差がどんどん開くおなじみの光景。
得意の床で15.558の種目トップの高得点でスタート。
あん馬では、演技中に観客がドンドン鳴り物で騒がしくなりますが、落ち着いて美しい実施で危なげなく乗り切り種目2位の15.133。
つり輪では、力強い演技で種目1位の15.100。
跳馬では、大技ヨー2を実施、種目1位の15.333のハイスコア。
平行棒も今シーズンから入れているマクーツやヒーリーを美しく実施、種目3位の15.333。
鉄棒は、大技カッシーナ、アドラー1/2ひねり~コールマンを流れるように決め、着地をわずかに弾みますが、場内を魅了、種目2位の15.533の高得点でフィニッシュ!
91.990と予選を超える高得点でぶっちぎりの優勝(^O^)/

以下は、稀に見る熾烈な2位争いでした。
2位に入った加藤凌平選手、持ち味のミスをしない、強さが光りました。床で15.500の種目2位の高得点!平行棒、鉄棒でも15点台にのせ、安定感ありました(^^)

3位にドイツのファビアン・ハンビュッヘン選手。
鬼門のあん馬を13.333ながら通し、随所で着地を決め、雄叫びをあげ、開場を盛り上げました。鉄棒では、種目1位の15.933!
日本にとってもお馴染みのハンビュッヘン選手、当時、内村航平選手との頂上対決で注目された2009年世界選手権開場練習中の怪我以降、なかなか本来の実力が出せませんでしたが、それを乗り越えての今大会の3位、嬉しかったです。

4位にイギリスのマックス・ウィットロック選手。
期待のイギリスの新星、1種目目のあん馬でG難度のブスナリを決め7.2のDスコアで15.633の種目1位の超高得点で1位のスタートでしたが、平行棒でミスを出し、失速。床では、トレードマークのゴゴラーゼから開脚旋回倒立、とび1回ひねり開脚旋回で開場を沸かしました。

5位にブラジルのセルジオ・ササキ・ジュニオール選手。
各種目に豪快な大技を持つ、脚力の強いササキ選手ですが、この順位は、驚きました。後半、有力選手にミスが出る中でも勢いのある演技、さすがの安定感でした。リオ五輪に向けてブラジルチームの星ですね。

6位にアメリカのサムエル・ミクラック選手。
最終種目鉄棒まで2位争いをしましたが、痛恨のミス(*_*)
本来のDスコアを考えると、失敗がなければ加藤選手の上に来てたと思われるだけに痛恨でした。
しかし、思い切りのいい豪快な演技は、さすがアメリカのエースです(^^)

7位にイギリスのダニエル・パービス選手。
フジテレビの放送では、あまり映らなかったですが、終わってみてこの順位は、さすが世界大会で上位の常連です。

最も警戒していたウクライナのオレグ・ベルニアイエフ選手は、跳馬ドラグレスク、平行棒でシャルロ~ヒーリーを決め、3種目を終え、2位に踊り出ますが、鉄棒で落下、停滞を連発してしまいまさかの11.833で15位。

参加選手中、最も高いDスコアを誇るコロンビアのモレノ・カルボ選手は、平行棒の棒端~月面宙返り降りを決め種目1位の高得点を出しますが、鉄棒の降りで足をバーにぶつけ転倒。とっても痛そうでした(>_<)
その後最終種目の床を棄権し、最下位でした。

今大会、中国が満を持して送り込んできた、若手オールラウンダーの周施雄選手は、あん馬で落下、つり輪で倒立で崩れるなど、振るわず10位。林超攀選手は、跳馬と鉄棒でミスが出て9位。

世界大会で90点前後の高得点を出している、有力な海外エース選手でも、なかなか全種目ミスなく通すことが、難しい独特な雰囲気の大舞台で、落ち着いて自分の美しい演技を全種目揃え、躍動し、世界を魅了した内村航平選手は、本当に異次元の強さでした(^^)
加藤凌平選手も抜群の安定感で2位に入り、頑張ってくれました。
今まで出来そうで出来なかった日本のワンツーフィニッシュが見れて、体操ファンとして幸せな瞬間でした(^^)
日本のワンツーフィニッシュは、2005年の冨田洋之選手と水鳥寿思選手の時以来、8年ぶりの快挙、素晴らしいです。

そして内村航平の世界選手権個人総合4連覇は、本当に素晴らしい快挙ですね!
同じ時代にその演技が見れて、応援出来ることが、ファンとして素晴らしいことだと感じます。
頑張れニッポン(^O^)/