akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

体操ワールドカップ東京大会2013 男子後半種目

体操ワールドカップ東京大会、今日も駒沢体育館に観に行って来ました。
心配された天気も、昨日の嵐がおさまり、風は強かったですが、晴れました。

会場の30分前について、すでに行列が出来てましたが、平行棒が目の前のなかなかいい席に座ることが出来ました(^^)

男子は本日、跳馬、平行棒、鉄棒の後半3種目が行われました。
昨日からの通算得点で順位が決まりますが、優勝は、昨日1位のオレグ・ベルニアイエフ選手(ウクライナ)。
跳馬で大技ドラグレスクを決め、着地も一歩うごくだけの素晴らしい出来、D6.0で15.375の最高点!
この成功が大きかったです。
平行棒もシャルロでバランスを崩しますが、単棒倒立のまま開脚浮腰にして耐え、再び倒立に戻しました。失敗を想定してリカバリーの練習相当してますね。降り技もめずらしい前方抱え込み2回宙返り。D6.1で14.75と若干得点を落としますが、最低限の減点で耐えました。
鉄棒もアドラー1/2ひねり~ヤマワキ1/2ひねりとめずらしいコンビネーションも成功させ、D6.5で15.225と高得点で逃げ切りました。
最終得点も90.375とこの新ルールで90点台にのせました。

2位に加藤凌平選手。
跳馬で切れのある素晴らしい出来のドゥリッグスD5.6で15.05。
平行棒で前半に小さいミスがありましたが、大技を連発し、着地まで止める美しい演技D6.7で15.475の最高点。
鉄棒では、ダイナミックなコールマンを決め、着地わずかに動くもD6.4で15.350の最高点。
怒涛の追い上げを見せ、昨日から0.725あったオルグ・ベルニアイエフ選手との得点差を0.2まで縮めました。
加藤凌平選手も90.175と90点超えです。

3位にダニエル・パービス選手。
後半種目が弱いと思われたパービス選手ですが、跳馬、平行棒、鉄棒とノーミスの素晴らしい出来で、平行棒でチホンキフを入れるなど、Dスコアを上げていて、2011年のワールドカップ年間チャンピオンの実力を見せました。89.25と90点に迫る得点はさすが。

4位にスペインのファビアン・ゴンザレス選手。
大柄な選手ですが、ミスをしない雄大な実施がよかったです。
鉄棒は迫力でした。

5位にブラジルのセルジオ・ササキ・ジュニオール選手。
跳馬ドラグレスク、平行棒でドミトリエンコ、鉄棒でアドラー1/2ひねり~コールマンと各種目に随所に魅力的な大技が光る選手。
実施は粗削りですが、リオ五輪に向けて強化されてるなと感じる選手でした。

6位にロンドン五輪個人総合銀メダリスト、ドイツのマルセル・ニューエン選手。
得意種目の集まる後半種目で追い上げを見せるかと思われましたが、見せ場の平行棒のG難度ムーンサルト降り(カトウヒロユキ)で片手をつくミス。
鉄棒でも屈伸コバチで落下があり、失速。
失敗はありましたが、力は見せてくれました。平行棒のムーンサルトは迫力ありますね。

7位に田中和仁選手。
昨日のつり輪の着地で足を痛めたようで、今日の3種目は棄権でした。
得意の平行棒、鉄棒見たかったのですが、残念です。
場内カメラに映った足のテーピングが痛そうでした。
全日本選手権に影響がないといいのですが、心配です。
オレグ・ベルニアイエフ選手の高いDスコアの演技、床と平行棒でミスもありましたが、あん馬、つり輪、跳馬で最高点を取り、嬉しいワールドカップの優勝ですね。
個人総合を2日間に分けての開催も追い風になってますね。
加藤凌平選手、世界のトップ選手達を相手に堂々とミスなく戦い抜いたところはさすがですね。
Dスコア合計も38.1とオレグ・ベルニアイエフ選手と互角の高得点なんですよね。すごいです。
今シーズンは始まったばかりなので、更に素晴らしい演技を見せてくれると思います(^O^)/