akiraの体操観戦記

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ロンドン五輪種目別決勝 男子平行棒

ロンドン五輪体操競技も早いもので最終日となりました。
長かったようなあっという間だったような。
スペシャリスト達の共演、種目別決勝ハイレベルな戦いとなりました。

男子平行棒
日本からは田中佑典選手と田中和仁選手が出場、予選1位、2位で通過しているだけに期待がかかりました。

第一演技者の中国の張成龍選手、この種目の東京世界選手権の銀メダリストですが、出場者の顔ぶれから、普通にやっていたのではメダルが厳しいと思ったのか、アームからのディアミドフを追加して攻めてきました。その技は成功したのですが、途中でバランスを崩して落下。

第2演技者フランスのサボット・ハミルトン選手。
まずまずの演技でD得点15.666

第3演技者中国の馮てつ選手。
この種目の優勝候補なので、演技が通るか注目でしたが、ドミトリエンコや屈伸モリスエ、屈伸べーレなど、これでもかというほど高難度技が目白押し、見せ場の前宙開脚抜き支持から脚前挙も決め、力強さをアピール!屈伸2回宙返りの着地も決めます。さすがに強いですね(^_^;)
D得点7.0で15.966!金メダルを決定づけるような演技で後続にプレッシャーがかかります。

4番目ドイツのマルセル・ニューエン選手
個人総合の銀メダリスト、この平行棒も得意です。
降り技がF難度のムーンサルト
アナウンサーが「カトウヒロユキ」と叫びました。
平行棒のムーンサルト降りは、アテネ五輪中野大輔選手を思い出しますね。
D得点6.8で15.8の高得点を出しました。

5番手メキシコのダニエル・コラル選手の前方2回宙返り降りで着地ピタリや、6番手ギリシャのバシレイオス・チョラキディスのチョラキディス2など、種目別決勝ならではの個性的な演技が面白かったです。

7番手に日本の田中和仁選手登場
いつもより、若干バタバタした印象でしたが、本人の気迫が感じられる演技で、ミスせず通します。モリスエを屈伸で攻めてくるのかと思ったら、抱え込みでした。着地は見事決めました!
これはメダル届いたでしょ、っと思ったら、厳しい採点でD得点6.7で15.5。銅メダルまでわずか0.066差の4位でした。
もし、モリスエを国内でやっているように屈伸でやっていれば、メダルを取れてましたね。惜しかったです。

8番手の田中佑典選手、ハイレベルな展開に完璧な演技が求められました。棒下宙返りの倒立は抜群に美しかったです。
しかし、手を前に出すミス、着地も大きく動いてしまい7位。
やっちまったという感じの顔が印象的でした。
ノーアップで演技する種目別決勝は、難しいですね。

田中兄弟惜しくもメダルならずでしたが、倒立時に場内から拍手がおこるなど、その美しい演技は会場の心を掴んでましたね。
この大舞台の種目別決勝で予選1位2位で臨んだ経験は今後生きてくるはずですね。
これからの活躍に期待です(^O^)/