akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2011体操ワールドカップ東京大会

体操ワールドカップ東京大会、男子個人総合、両国国技館で観てきました(^O^)/
両国国技館に初めて行きましたが、相撲の聖地ということで、大相撲の歴代優勝者の写真が飾ってあったり、吊り天井があったりと伝統が感じられる会場でした。アリーナが狭いというのもあり、選手達を他の会場以上に近く見れて、臨場感と迫力をより感じました(*^_^*)
桝席に椅子を設置して、広々と快適に見れたのも新鮮でした。
4種目器具が設置してあって、種目が進むにつれて、あん馬を平行棒に、吊り輪を鉄棒に器具を入れ替えてました。
場内解説は中野大輔さんでした。
会場では、フィリップ・ボイ選手やダニエル・パービス選手、ミコラ・クセンコフ選手らが練習していて、先月の世界選手権で活躍した強豪選手を、また見れるとはと感激でした。
ドイツ大会で優勝した野々村笙吾選手も高校生、ひと際小さい身体で切れのある動きを見せていました。
その中にあって一番オーラを放っていたのがやはり世界王者の内村航平選手、会場中が注目してました。

優勝は、内村航平選手。
ひとり93.565の高得点に乗せ、2位に3.4点以上の大差をつけ圧勝!
疲れ&会場が少し寒かったのもあり、各種目で着地が動くなど、世界選手権ほどの出来ではなかったですが、難度、動きのスピード、切れ、美しさ全てずば抜けていて、大きなミスもなく別次元でした。
鉄棒ではカッシーナを入れてD得点6.9の構成さすがでした。

2位には、フィリップ・ボイ選手。
あん馬落下で崩れるかと思いましたが、跳馬ローチェを決めて笑顔になると、鉄棒では16点を出しガッツポーズ!
5種目終了時の6位からごぼう抜きで2位に、世界選手権個人総合の再現でした。
お茶目な笑顔も出て、銀メダリストの実力を見せました。

3位にはダニエル・パービス選手。
床で15.4の高得点を出すとあん馬で右手を上げるガッツポーズ出て、6種目大きなミスなかったです。
年間ポイントでもクセンコフ選手を逆転し年間チャンピオンに!

4位には野々村笙吾選手。
あん馬落下が悔やまれますが、吊り輪内村航平選手と同点1位を出すなど、E得点の高い演技見せてくれました。

5位にはミコラ・クセンコフ選手。
丁寧な演技見せてくれましたが、鉄棒で点伸びず、年間ポイントでもパービス選手に逆転を許し、がっかりしてました(^_^;)

6位にシリル・トマゾン選手。
あん馬で素晴らしい演技!15.466のトップの得点を出しました。

7位にクリスチャン・トーマス選手。
あん馬のフィニッシュが崩れてしまい残念でしたが、大柄で雄大な演技は迫力ありました。

8位にラファエル・マルチネス選手。
吊り輪で流血するアクシデントがあり、残りの演技を棄権し、残念でした。

内村航平選手が優勝したので、表彰式で、また君が代が聞けて嬉しかった(^O^)/
年間チャンピオンも男子はダニエル・パービス選手、女子は黄秋爽選手に決まり、表彰も行われました。

内村航平選手も演技に納得してないと言いつつも、国技館での試合が楽しいと笑顔だったので、良かったです。
なんといっても世界選手権で3連覇した直後で優勝して当然という空気で疲れもあるのに強豪たち相手にやりにくいと思いますが、本当に当然のように大差で優勝するんだから天下無双です(^O^)/

東京に世界の強豪選手達が集合してのワールドカップ、上位争いも熾烈で、見ごたえがありました。やはり世界トップの選手達による演技は素晴らしいです。
その中で、内村航平選手が圧倒的な強さで優勝!野々村笙吾選手も演技の美しさ光っていていました。日本の強さを世界にアピールしてくれました。
来年のオリンピックに向けても弾みになりますね(^O^)/