akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2015グラスゴー世界体操選手権 男子予選

世界選手権、男子予選1日目。
日本は後半苦しみながらも同じ班で演技した中国を抑えて、首位に立ちました
ドキドキハラハラの展開でした。

1種目目跳馬
早坂尚人選手がロペスを決め15.2。
白井健三選手がシライ/キムヒフンを着ピタ15.533!
内村航平選手がリ・シャオペン(D6.2)を着地僅かに弾む程度で決め15.633ガッツポーズ!

2種目目平行棒
萱和磨選手15.233。
内村航平選手が15.466。
田中佑典選手が15.758と高得点をマーク!田中佑典選手の15.758はここまでの種目別暫定一位のスコア

3種目目鉄棒
加藤凌平選手15.00、田中佑典選手15.00、内村航平選手15.366高得点!
今回も鉄棒の採点が厳しく、内村航平選手の15.366は種目別暫定一位のスコア
ここまでで日本は同じ組で演技してる中国に5.457点もの大差をつける!
中国はあん馬、つり輪、跳馬まで終わってますがテレビ実況によるとあん馬で落下が多く得点を落としたもよう。

4種目目床
日本の得意種目のはずの床でまさかがおこる。
1人目の萱 和磨選手は前方屈伸2回宙返りの着地を止め、演技を通します。14.566
2人目の田中佑典選手、前方2回半ひねり(E)でラインオーバー。14.800
3人目の早坂尚人選手、シライⅡ(F)がひねり不足で怪しい実施に、続く前方2回半ひねり(E)で転倒
ポイントゲッターがまさかの13.033に終わる。
しかも採点にすごい時間がかかり、内村航平選手が待たされます。
内村航平選手が待ってる間に、平行棒の中国3人の演技が映るほど、待たされる。
内村航平選手、後方3回半ひねり(E)~前方1回半ひねり(C)、前方1回ひねり(C)~前方2回半ひねり(E)、後方2回半ひねり(D)~前方2回ひねり(D)と上げた演技構成で高難度技を次々と決めるも新月面で崩れ、まさかの前に両手両膝を着いてしまいます
抱え込みトーマス転も詰まり気味、頭を打ったもよう。
後方3回ひねりも横に大きく一歩でなんとか演技を終えますが、膝を叩き、悔しさを露わに。そして頭を押さえて、苦しそうな表情で台を降ります。
その後の話で脳震盪になりかけたとのこと。
最後の3回ひねりまで演技を続けたのは、すごい精神力です。
得点はまさかの14.166。
床が得意な2選手の失敗で最終演技者、白井健三選手にかなりのプレッシャーがかかりますが、
本当にこの男は強心臓、超高難度のシリーズを次々に決め、リ・ジョンソンまで完璧16.1の超高得点!
種目別ぶっちぎり1位の得点でチームのピンチを救います!

中国は得意の平行棒で15点台を並べたため、差が一気に2.99まで縮まる。
このローテで2.467も詰められたことに。

5種目目あん馬
1人目の加藤凌平選手、降りが流れますが強引に着地まで持って行きました。14.566
2人目の早坂尚人選手、落下13.633
3人目の田中佑典選手、台に座る大過失13.433
2種目続いて2人大過失を出してしまったピンチに4人目の内村航平選手、床で頭をうった影響が心配されましたが、完璧に通しきり15.133、笑顔が戻ります
5人目の萱 和磨選手、チームのピンチにこの男も強心臓、やや固い演技ながらブスナリ(G)も決め、ガッツポーズ
15.3は種目別暫定2位の高得点!
床の白井健三選手とあん馬の萱和磨選手、大学1年生スペシャリストコンビがチームを救う活躍です!

日本にミスが出ましたが、中国も林超攀の落下などと、点が出にくい鉄棒だったため、差は僅かに0.234つまり2.756差。

最終種目つり輪、
スペシャリスト不在で日本にとっては一番弱い種目でしたが、白井健三選手14.1、萱和磨選手14.033とまずまず、加藤凌平選手も着地一歩でおさめ14.3、田中佑典選手14.766、内村航平選手14.8とミスなく決めました!

中国の床も肖若鵬選手がシライ/グエン(F)を決め、書弟選手が15.366を出すなど、なかなかで0.899詰められましたが、1.857差で逃げ切り、日本が初日暫定一位となりました。

個人総合では床で大過失がありながらも内村航平選手が90.564で暫定1位、ダニエル・パービス選手(イギリス)が88.956で2位、書弟選手(中国)が88.832で3位。

日本はミスを出しながらも、中国を抑えて暫定1位、まだ2日目にアメリカが残ってるから確定とは言えませんが、予選1位通過に向けて、苦しいところチームで助け合いながら、頑張りました。
内村航平選手は、さすがというか、床で脳震盪になりそうになっても、あとの2種目まとめて90点台とってくるのは本当にすごい
演技のキレ、美しさに格の違いを感じます!素晴らしかった!

悲願の団体金メダルに向けて、勝負どころの団体決勝!
チーム一丸となって頑張れニッポン\(^o^)/