akiraの体操観戦記

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橋本大輝選手が金メダル!東京五輪体操男子個人総合決勝!

東京五輪、今日は男子個人総合決勝が行われました!

日本からは、成長著しい橋本大輝選手と北園丈琉選手が出場!

とくに橋本大輝選手は予選1位!金メダルの期待がかかりました!

 

第1種目ゆか、橋本大輝選手はG難度リジョンソンを決め14.833(D6.2 E8.633)!

すでに風格すら漂う最高のスタートを決めます!

2019年世界王者で最大のライバルになるであろうニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)は後方3回宙返りを行わず、途中ラインオーバー、団体決勝金メダルの疲れがあるのか、いつもより重たい感じもありました。14.433(D6.2 E8.433 減点0.2)

 

第2種目あん馬、肖若鵬(中国)14.700(D6.1 E8.600)、孫偉(中国)14.966(D6.3 E8.666)と中国勢がさすがの演技。

橋本大輝選手はアイヒホルン、トンフェイ、開脚前移動、開脚後ろ移動と美しく決め、降りもスムーズ!金メダルを取るためのポイントとなるあん馬を見事に通しきりました!見ていても1班の中で1番素晴らしい演技!15.166(D6.5 E8.666)!ビッグスコア出ました!橋本大輝選手がトップに躍り出ます!

 

第3種目つり輪、橋本大輝選手は着地こそ僅かに動きましたがまずまずの演技、しかし13.533(D5.3 E8.233)と得点伸ばせず。

技が認定されない不可思議な採点にすかさず原田コーチが抗議に行きましたが、採点は変わらず。

肖若鵬選手(中国)14.533、孫偉選手(中国)14.066と好調の中国勢がつり輪高得点!肖若鵬選手(中国)が橋本大輝選手を抜きトップに立ちます。

この種目に強さを持っているロシア勢、ニキータ・ナゴルニー選手が14.666(D6.0 E8.666)、アルトゥール・ダラロヤン選手が14.666(D6.0 E8.666)と高得点を出し、橋本大輝選手との差をいっきに詰めてきました。

 

第4種目跳馬、最高難度のヨネクラが出来るほど、この種目に強さをもっている橋本大輝選手、ここで高得点を出しておきたいところでしたが、ロペス(D5.6)でラインオーバー、思わず頭を抱えますが、ずば抜けた高さと飛距離、美しい跳躍姿勢が評価され14.700(D5.6 E9.200 減点0.1)とラインオーバーがあった割にはまずまずの点数が出ました。

ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)は、安定感のあるドラグレスクで着地ピタリ14.900(D5.6 E9.300)。

肖若鵬選手は14.700(D5.6 E9.200 減点-0..1)、孫偉選手は14.900(D5.6 E9.300)。

中国勢もミスのない演技で得点を伸ばします。

第4種目終了時の順位

1位 肖若鵬選手(中国)58.633

2位 孫偉選手(中国)58.432

3位 ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア) 58.265

4位 橋本大輝選手(日本) 58.232

5位 北園丈琉選手(日本) 57.732

 

第5種目平行棒

橋本大輝選手は、のびのびとした動きと美しい倒立!そして着地まで止める素晴らしい演技!15..300(D6.2 E9.100)と大事な5種目目に大きな高得点出ました!

得意の平行棒で橋本大輝選手との差を少しでも広げたい中国勢でしたが、肖若鵬選手が15.366(D6.4 E8.966)、孫偉選手が14.966(D6.5 E8.466)と高得点も思うように差を広げられず。

ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)は、安定感のある演技で15.400(D64 E9.000)と高得点。さすが2019年の世界王者、追い上げます。

第5種目終了時の順位

1位 肖若鵬選手(中国)73.999

2位 ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア) 73.665

3位 橋本大輝選手(日本) 73.532

4位 孫偉選手(中国)73..398

5位 北園丈琉選手(日本) 72.132

 

橋本大輝選手は、1位肖若鵬選手(中国)との差が0.467、2位ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)との差が0.133と、現在リードされてるとはいえ、鉄棒は得意種目!

演技を通せば十分に射程圏内!

 

第6種目鉄棒

現在1位の肖若鵬選手(中国)、全ての手離し技と着地を決めてガッツポーズ!

やはり力を発揮してきました。得点は14.066(D6.0 E8.366 減点0.3)と思っていたほど伸びず。どうやら演技と関係ないところで0.3の減点もあり、もったいなかったです。

それでも肖若鵬選手(中国)は88.065と大台の88点に乗せてきました。

ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)、さすがの演技決めてきました。14.366(D6.0 E8..366)、88.031で僅かに肖若鵬選手に届かず。

そして最終演技者の橋本大輝選手、会場中の全てが注目する中、カッシーナ(G)、コールマン(E)、伸身トカチェフ(D)~リンチ(D)と高難度の手離し技成功!

振り戻りが怖いアドラー1回ひねり大逆手(E)も危なげなく成功!

そしてラストの伸身新月面宙返り降りの着地!僅かに弾みましたが、金メダルを確信してガッツポーズ!場内も金メダルの重圧をものともしない圧巻の演技に、無観客の有明アリーナが大歓声につつまれました!

得点14.933!(D6.5 E8.433)!金メダル!

ついに19歳の若い橋本大輝選手が、強豪集う東京五輪の個人総合で金メダルを獲得!!

凄すぎる快挙に大感動でした!!

これが見たかった!金メダルおめでとうございます!

ロンドン五輪リオ五輪内村航平選手が達成した個人総合連覇に続く東京五輪個人総合金メダル!橋本大輝選手が見事に個人総合王者の系譜を受け継ぎ、日本勢によるオリンピック個人総合3連覇が達成されました!

そして2班で演技していた北園丈琉選手も5位入賞!

4月の怪我の影響からつり輪、鉄棒と難度を落とした構成での演技となりましたが、それでもこの東京五輪の個人総合決勝の舞台で5位入賞は凄いです。

まだ18歳、初出場とは思えない堂々とした演技は、これからが楽しみです!

 

東京五輪男子個人総合結果

優勝 橋本大輝選手(日本) 88.465

2位 肖若鵬選手(中国) 88.065

3位 ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア) 88.031

4位 孫偉選手(中国) 87.798

5位 北園丈琉選手(日本) 86.698

6位 アルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア) 86.248

7位 唐嘉鴻選手(台湾) 84.798

8位 ジェームズ・ホール選手(イギリス) 84.598

9位 ジョー・フレイサー選手(イギリス)84.499

10位 ブラディ・マローン選手(アメリカ) 84.465

メダリスト全員が88点台という物凄い試合になりました東京五輪男子個人総合。

その中で金メダルをとった橋本大輝選手、凄すぎます!

2019年11月の全日本団体選手権の握手会で、橋本大輝選手に握手させてもらいましたが、キラキラ輝いていて、凄いパワーに満ち溢れてるような感じがしたのを覚えています。

あれから2年、オリンピック金メダリストになったかと思うと感慨深いものがありますね!

北園丈琉選手とともに成長著しいので、お互い切磋琢磨して、これからどんな凄い進化をしていくのか楽しみです!

オリンピックはまだまだ続きます。

明日は女子個人総合決勝!

がんばれニッポン\(^o^)/