シュトゥットガルト世界体操選手権、種目別決勝前半が行われました。
男子床決勝
優勝 カルロス・ユーロ選手(フィリピン)15.300(D6.5 E8.800)
2位 アーテム・ドルゴピヤト選手(イスラエル)15.200(D6.4 E8.800)
3位 肖若鵬選手(中国)14.933(D6.2 E8.733)14.933(D6.2 E8.733)
4位 アルトゥール・ダラロヤン選手 14.800(D6.2 E8.600)
5位 林超攀選手(中国)14.700(D6.2 E8.500)
カルロス・ユーロ選手(フィリピン)が優勝!
日本の釘宮宗大コーチと二人三脚で日本を拠点に練習してきた選手。
全日本選手権にも出場する体操日本が育てたお馴染みの選手です。
最初に伸身ムーンサルトを新たに実施、見事に決めました。
後方2回半ひねり(D)~前方2回半ひねり(E)の超高難度連続技も鋭いひねりで決めました。
15.300!暫定トップの得点が出た瞬間!釘宮宗大コーチも思わず感極まって涙ぐんでましたね。
おめでとうございます。
2位にアーテム・ドルゴピヤト選手(イスラエル)。
一本目にザパタ(G)実施してきました。
以前より、全体的に実施が丁寧になってますね。
注目のロシア勢は、アルトゥール・ダラロヤン選手、ニキータ・ナゴルニー選手ともに疲れが出てるのか、ミスが出てましたね。個人総合から僅か一日しか経ってないのが響いたでしょうか。
この床は、本来日本の得意種目です。内村航平選手が2011年金、2012年五輪銀、2013年銅、白井健三選手が2013年金、2014年銀、2015年金、2017年金、2018年銀、とメダルを取ってきた種目です。
今回の代表も本来なら谷川翔選手、谷川航選手と種目別決勝に進む実力があるはずですが、直前の怪我などで、この種目別決勝床に日本選手が1人も出場出来ない事態になったは残念でした。
来年の東京五輪では、団体、個人総合は、もちろんですが、この床の金メダルも狙ってほしいです。
女子跳馬
優勝 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 15.399
1本目15.333(D6.0 E9.333)、2本目15.466(D5.8 E9.666)
2位 ジェイド・ケリー選手(アメリカ) 14.883
1本目15.166(D6.0 E9.166)、2本目14.600(D5.8 E9.100 減点-0.3)
3位 エリッサ・ダウニー選手(イギリス) 14.816
1本目14.600(D5.4 E9.200)、2本目15.033(D6.0 E9.033)
1本目14.600(D5.4 E9.200)、2本目14.866(D6.0 E8.866)
5位 キ・キ選手(中国) 14.650
1本目14.600(D5.4 E9.200)、2本目14.700(D5.8 E8.900)
シモーネ・バイルズ選手(アメリカ)が優勝!
この大会3個目の金メダル!
去年の世界選手権で発表したチェンフェイを半分ひねったロンダードから後転とび1/2ひねり着手前転跳び前方2回ひねり(D6.4)はやりませんでしたが、余裕のある跳躍見事でした。
あん馬決勝
優勝 マックス・ウィットロック選手(イギリス) 15.500(D7.0 E8.500)
2位 李智凱選手(台湾) 15.433(D6.5 E8.933)
3位 リース・マクレナガン選手(イスラエル)15.400(D6.4 E9.000)
4位 鄒敬園選手(中国)15.000(D6.3 E8.700)
5位 萱和磨選手(日本) 14.866(D6.6 E8.266)
マックス・ウィットロック選手が優勝!
最初の交差倒立で1歩手を出すミスがあり、ひやっとしましたが、Gコンバインにブスナリ(F)と大技を連発。Dスコア7.0を通してさすがの演技でした。
日本の萱和磨選手は5位。
ブスナリ(F)を入れてDスコアを6.6に上げてきました。
ノーミスの素晴らしい実施で14.866!
予選、団体決勝、昨日の個人総合と6種目ずつ18種目戦い抜いたあとなのに疲れも見せずにノーミスの演技は、さすが失敗しない男の本領発揮です。
橋本大輝選手選手は13.333で9位。
予選、団体決勝と素晴らしいあん馬の演技を見せていた橋本大輝選手でしたが、トンフェイで落下。
ノーアップの種目別決勝の難しさがここにありましたね。
なんといってもまだ18歳とこれからが楽しみな選手、この経験を次に活かしてほしいです。
優勝 ニナ・デルバール選手(ベルギー) 15.233(D6.5 E8.733)
2位 レベッカ・ダウニー選手(イギリス) 15.000(D6.5 E8.500)
3位 スニーサ・リー選手(アメリカ) 14.800(D6.4 E8.400)
4位 アンジェリーナ・メルニコワ選手(ロシア) 14.733(D6.3 E8.433)
5位 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 14.700(D6.2 E8.500)
ニナ・デルバール選手(ベルギー)が優勝!
素晴らしい手放し技の連続!圧巻でした!15.233の高得点。
2位のレベッカ・ダウニー選手も凄い連続技やってましたね。
手放し技の連続と言えばエリザベス・トゥエドゥル選手が思い出されます。
イギリスはその系譜が続く選手に引き継がれてますね。
完全制覇を狙ったシモーネ・バイルズ選手、この段違い平行棒では5位。
シモーネ・バイルズ選手も完璧な演技を行った上での5位なので、
この段違い平行棒は、それを超える強い選手達が多く出てきてますね。
つり輪決勝
優勝 イブラヒム・コラック選手(トルコ) 14.933(D6.2 E8.733)
2位 マルコ・ロダディオ選手(イタリア) 14.900(D6.3 E8.600)
3位 サミール・アイト・サイード選手(フランス) 14.800(D6.2 E8.600)
4位 エレフテリオス・ペトロウニアス選手(ギリシャ) 14.733(D6.3 E8.433)
5位 アルトゥール・ザネッティ選手(ブラジル) 14.725(D6.2 E8.525)
イブラヒム・コラック選手(トルコ)が優勝!
力技強かった。
降りが前方屈伸2回宙返りと独特、ピタリと止めました。
注目のエレフテリオス・ペトロウニアス選手(ギリシャ)は、着地で動き4位。
去年の世界選手権でつり輪優勝してから、肩の手術を行ったとのことで、本格的な練習を始めたのは2週間前とのこと。
それでもう今年の世界選手権に間に合わせて、これだけの演技をしたというのですから驚異的ですね。
東京五輪では、仕上げてくると思います。
世界体操選手権の種目別決勝は、世界のスペシャリスト達の演技、凄かったです。
後半種目には、平行棒で萱和磨選手、鉄棒で橋本大輝選手が出場します。
頑張ってほしい!