東京五輪、今日は注目の大一番、体操男子団体決勝が行われました!
日本チームは、橋本大輝選手、萱和磨選手、谷川航選手、北園丈琉選手とオリンピック初出場の4人が出場!予選は堂々の1位通過。強豪のロシア、中国を相手に一歩もひかない熾烈で凄い闘いを繰り広げました!
日本はゆか、あん馬と各選手大過失のない素晴らしい演技を続け、続くつり輪で厳しい採点をされるところもあり、3種目を終了して、つり輪、跳馬でハイスコアを出したロシアに3点以上リードされて、後半種目へ。
日本の跳馬、谷川航選手が最高難度のリセグァン2をなんと着地ピタリ!15.233の高得点!橋本大輝選手も高さのあるロペス(D5.6)で14.833!追い上げます!
5種目目の平行棒、萱和磨選手と北園丈琉選手が着地まで決める完璧な演技でともに15.000!最後の谷川航選手が、終末技が前方かかえこみ2回宙返り(E)と難度を下げるミスが出ますが、大過失を出さずに粘ります!
いつもならここでビッグスコアを出してくる中国ですが、スペシャリストの鄒敬園選手が珍しく力を使うミスもあり、15.466と16点台は出ず!射程圏内に。
最終種目を残して、
1位 ロシア 219.868
2位 中国 219.228
3位 日本 218.597
日本は1位ロシアとは1.271差、2位中国とは0.631差を追いかける形になりました。
日本の1人目は団体チーム主将の萱和磨選手、さすが失敗しない男!このミスの許されない場面で安定感のある演技決めてきました!14.200!
2人目は北園丈琉選手、堂々とした演技で14.500!
そして最終演技者、橋本大輝選手!
カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)~リンチ(D)、アドラー1回ひねり大逆手(E)、そして伸身新月面宙返り降りの着地ピタリ!
なんとこの場面で、D6.5の難しい演技構成を完遂し、着地まで止める最高の演技!
これには、無観客の有明アリーナが大歓声に包まれました!
得点は15.100!
ここで日本が中国を逆転!
1.271もの差があり、なおかつ得点の出やすいゆかで有利なロシアでしたが、日本の怒涛の追い上げで勝負がわからなくなってきました。
ロシアゆかの最終演技者、エースのニキータ・ナゴルニー選手の演技。
一つのミスもゆるされない展開に、冒頭の後方かかえこみ3回宙返りを回避、難度を落としながらも、確実な演技で最後の着地まで決めました!
ニキータ・ナゴルニー選手の重責を果たした心底ほっとした表情が激戦を物語っています。
得点が出た瞬間、泣き崩れて喜ぶロシアチーム、その差、僅か0.103!
日本は銀メダルとなりましたが、各選手が持てる力を発揮した素晴らしい試合でした!
日本体操男子チーム、銀メダルおめでとうございます!
体操男子団体決勝結果
1位 ロシア 262.500
2位 日本 262.397
3位 中国 261.894
4位 イギリス 255.760
5位 アメリカ 254.594
6位 スイス 250.927
7位 ウクライナ 246.394
8位 ドイツ 238.495
優勝したロシアと2位日本の差が僅か0.103!
2019年には3.567差をつけられたロシアに0.103差まで迫った日本チーム、強くなりました!
高校時代から白井健三選手、千葉健太選手と同期で最強世代と呼ばれる中で切磋琢磨して力をつけてきた萱和磨選手、谷川航選手。
2019年の全日本ジュニアや国体の試合を見て、試合をするたびに難度と完成度を上げて、急激に成長してきた橋本大輝選手と北園丈琉選手。
これまでの4選手の頑張りを見てきたので、この東京オリンピック団体決勝での素晴らしい闘いに感動です!強くなりました!
この凄い大舞台での究極の試合を闘い抜いた経験は次に金メダルを取るために必ず生きてくると思います!
感動の試合をありがとう!
まだまだ東京五輪は続きます!
橋本大輝選手、凄すぎるので個人総合決勝、ニキータ・ナゴルニー選手との最強対決が楽しみ過ぎます!目指せ金メダル!
がんばれニッポン\(^o^)/