男子床決勝
優勝アルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア) 14.900(D6.2 E8.7)
2位白井健三選手(日本) 14.866(D6.8 E8.066)
3位カルロス・ユロ選手(フィリピン) 14.600(D6.2 E8.4)
5位アーテム・ドルゴピヤト選手(イスラエル) 14.566(D6.4 E8.166)
6位ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア) 14.500(D6.4 E8.1)
7位サミュエル・ミクラック選手(アメリカ) 14.233(D5.7 E8.533)
8位萱和磨選手(日本) 13.833(D5.8 E8.3)
ロシアのアルトゥール・ダラロヤン選手が優勝。
個人総合優勝で、今大会ブレイク中のアルトゥール・ダラロヤン選手、最終演技者として登場。
丁寧な着地とEスコアの高い豪快さと正確さを兼ね備えた演技見事でした。
白井健三選手を上回る得点が出た瞬間、場内が大きくどよめ、衝撃的な瞬間でした。
2位は日本の白井健三選手。
今大会は、このメイド・イン・チャイナのタイシャン製の跳ねない床に苦戦させら続けた白井健三選手、
この種目別決勝も、H難度のシライ3を抜いた本来のD7.2より0.4低いD6.8の演技構成で演技。
それでも参加選手中最高のDスコアの演技を、大きなミスなく各着地も僅かに動く程度にまとめて、演技自体はよかったのですが、Eスコアが8.066と伸びず。
最後に登場した今大会絶好調のアルトゥール・ダラロヤン選手に僅かなさで逆転を許す結果になってしまいました。
白井健三選手の演技構成は、超高難度技をこれでもかというほど盛りだくさんに入れた演技構成なので、跳ねない床だと、影響をもろにうけますね。
それでもシライ3以外の技は盛り込んで危なげなく成功させているのは、白井健三選手の誰よりも多い練習量のなせる技ですね。
3位はカルロス・ユロ選手(フィリピン)。
日本の釘宮宗大コーチがついて、日本で練習をしている日本でもお馴染みのジュニア選手。
なんと世界選手権の種目別で銅メダルを取るとは、大躍進で凄いです。
カルロス・ユロ選手の高得点に白井健三選手も大喜びでした。
女子跳馬
優勝シモーネ・バイルズ選手(アメリカ)
15.366 1本目15.266(D6.0 E9.266) 2本目15.466(D5.8 E9.666)
14.516 1本目14.600(D6.0 E8.6) 2本目14.433(D5.4 E9.033)
3位アレサ・モレノ選手(メキシコ)
14.508 1本目14.600(D5.8 E8.8) 2本目14.416(D5.6 E8.916 -0.1)
4位オクサナ・チュソビチナ選手(ウズベキスタン)
14.300 1本目14.400(D5.8 E8.6) 2本目14.200(D5.2 E9.0)
優勝はアメリカのシモーネ・バイルズ選手。
女子個人総合優勝の波に乗って、跳馬も別次元の凄さでした。
高さが減点出来ない跳躍、バネ凄すぎです。
1本目に予選で見せた新技は行わず、半ひねり少ないチェンフェイやってきました。
2本目はアマナール、高さ凄いです。
4位に入ったオクサナ・チュソビチナ選手(ウズベキスタン)。
全日本団体にも出場する日本にもお馴染みの選手、体操界のレジェンドです。
43歳で自身の名がつく前方宙返り1回半ひねりを成功。
凄すぎです。
あん馬決勝
優勝肖若鵬選手(中国) 15.166(D6.6 E8.566)
2位マックス・ウィットロック選手(イギリス) 15.166(D6.8 E8.366)
3位リー・チーカイ選手(台湾) 14.966(D6.3 E8.666)
4位サミュエル・ミクラック選手(アメリカ) 14.333(D5.8 E8.533)
優勝は肖若鵬選手(中国)。
種目別では、開脚旋回を入れて難度を上げた構成で演技!
会心の出来だったようで、ガッツポーズ出ました!
2位は、マックス・ウィットロック選手(イギリス)。
最終演技者として登場、Gコンバインは行わず。Dスコアは6.8でした。
前回王者でオリンピック王者でもあるあん馬の第一人者のウィットロック選手。
得点は肖若鵬選手と同点でしたが、タイブレークで2位になりました。
3位は、リー・チーカイ選手(台湾)。
世界選手権でもダイナミックな開脚旋回の演技、見事でした!
演技は豪快で凄かったのですが、テレビ放送が周りを動くようなカメラワークで見づらかったのが、残念です。
段違い平行棒決勝
優勝ニナ・ダーワエル選手(ベルギー) 15.200(D6.5 E8.7)
2位シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 14.700(D6.2 E8.5)
3位エリザベス・サイツ選手(ドイツ) 14.600(D6.2 E8.4)
4位羅歓選手(中国) 14.500(D6.0 E8.5)
優勝はニナ・ダーワエル選手(ベルギー)。
長身から繰り出される高難度の手離し技、次から次へと連続でバーを移動しながらも姿勢は全く乱れず、
エレガントな演技凄かったです。
シモーネ・バイルズ選手の完全制覇6冠を阻んで見事な優勝でした。
つり輪決勝
2位アルトゥール・ザネッティ選手(ブラジル) 15.100(D6.2 E8.9)
3位マルコ・ロダディオ選手(イタリア) 14.900(D6.3 E8.6)
4位アルトゥール・トブマシアン選手(アルメニア) 14.766(D6.1 E8.666)
この大会、床の白井健三選手、あん馬のマックス・ウィットロック選手といった第一人者がやりにくいタイシャン製の器具のせいか、敗れる波乱がここまであったので、ペトロウニアス選手もどうかと思ったのですが、さすがつり輪のヘラクレス、重力を感じさせない輪を握らない中水平は健在。十分に魅せる演技で着地まで止めて見事な演技で優勝でした。
世界のスペシャリスト達の超人的な演技の数々見応えあります。やはり種目別決勝は面白いです。
ただタイシャン製の器具のやりにくさで強い選手が本来の持ち味を発揮出来ないことも度々見られ、最高の選手たちには、最高の器具で演技させてあげたいなと思います。
東京五輪の器具への使用も検討されているとのことですが、本当にやめてほしいですね。
日本でやるオリンピックなので、高品質なセノーの器具でやるべきだと思います。
これから種目別決勝後半はじまりますね。
頑張れニッポン\(^o^)/