akiraの体操観戦記

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順天堂大学が優勝!2018東日本インカレ

東日本インカレ、宇都宮の栃木県体育館に見に行ってきました。
東京駅から新幹線で約1時間、宇都宮駅からタクシーで約15分のところにありました。
栃木県体育館、客席まで、まさかの土足禁止だったんですね。
上履きが必要ということで、面くらいました。
近くのスポーツ店で上履き購入できたのはラッキーでした。
入ってみると、横浜文化体育館くらいのキャパの体育館ですね。
世界選手権代表に決まった白井健三選手や、全日本優勝の谷川翔選手を擁するスター選手揃いの順天堂大学の面々といった世界レベルの選手たちが出場とあって、客席はほぼ満席で立ち見もたくさん出る盛況ぶりでした。
東日本インカレを見に行くのは、2004年の全日本インカレ以来久々ですが、学生の団体戦ということで、各大学の応援席の声援と熱気が凄かったです。
今日の試合で、団体と個人総合と種目別が決まりました。

1位 順天堂大学 426.050
2位 日本体育大学 423.550
3位 仙台大学 407.850
4位 筑波大学 401.800
5位 早稲田大学 400.150
6位 日本大学 390.050

個人総合
1位 白井健三選手(日本体育大学) 86.450
2位 谷川翔選手(順天堂大学) 86.150
3位 萱和磨選手(順天堂大学) 85.900
4位 谷川航選手(順天堂大学) 85.700
5位 千葉健太選手(順天堂大学) 84.550
5位 杉本海誉斗選手(日本体育大学) 84.550
7位 府殿大佑選手(日本体育大学) 83.350
8位 荒屋敷響貴選手(順天堂大学) 83.200

種目別
1位 白井健三選手(日本体育大学) 15.100
2位 谷川翔選手(順天堂大学) 14.600
3位 杉本海誉斗選手(日本体育大学) 14.200
3位 府殿大佑選手(日本体育大学) 14.200
3位 中川将径選手(順天堂大学) 14.200

1位 谷川翔選手(順天堂大学) 14.950
2位 萱和磨選手(順天堂大学) 14.900
3位 千葉健太選手(順天堂大学) 14.750

つり輪
1位 高橋一矢選手(早稲田大学) 14.550
2位 谷川航選手(順天堂大学) 14.450
3位 萱和磨選手(順天堂大学) 14.400
3位 春木三憲選手(日本体育大学)14.400

1位 白井健三選手(日本体育大学) 15.100
2位 谷川航選手(日本体育大学) 14.900
3位 山根直記選手(仙台大学) 14.750

平行棒
1位 千葉健太選手(順天堂大学) 15.200
2位 谷川航選手(順天堂大学) 14.900
3位 萱和磨選手(順天堂大学) 14.850

鉄棒
1位 白井健三選手(日本体育大学) 14.200
2位 府殿大佑選手(日本体育大学) 14.000
3位 谷川翔選手(順天堂大学) 13.950
3位 杉本海誉斗選手(日本体育大学) 13.950

白井健三選手(日本体育大学)が個人総合1位。
NHK杯で2位になり、世界選手権代表を決めた白井健三選手、今日も安定した素晴らしい演技でした。
つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒と着地を止める素晴らしい演技でした。
特に鉄棒は、まるでNHK杯の再現かというほど、吸い付くような着地を最後に決めて、会場を沸かしてました。
そして最終種目の床、シライ3、リ・ジョンソンNHK杯と変わらない世界最高難度の演技構成、この体育館の床でも決めてくるところが凄い!
最後の後方4回ひねり(F)の前に仲間の声援に表情が一瞬にこやかになる白井健三選手、最後の着地は僅かに後ろに跳ねるもののライン手前で抑え、日体大の応援席に向けてセーフのポーズが印象的でした。
シライ2のひねり不足、着地の跳ねあって得点は15.1に留まりましたが、それでも圧倒的1位の得点さすがです。

谷川翔選手(順天堂大学)が個人総合2位。
全日本王者の谷川翔選手、演技にも風格が出てきました。
つり輪の着地決め、跳馬はドリッグス(D5.2)で僅かな1歩、平行棒も前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)の着地珍しく跳ねましたが、いい演技でした。脚前挙でビシっとなるのが好きですね。微動だにしない決めに凄みを感じ、冨田洋之選手がやっていたのを彷彿とさせます。
NHK杯でまさかの落下があった鉄棒も着地まで決めてきました。ほっとした表情でガッツポーズ、仲間と笑顔でハイタッチしてる姿がよかったです。冨田洋之コーチも笑顔でハイタッチに応えてました。
順天堂大学の最終種目となったあん馬が全体1位の14.95の高得点!NHK杯でミスのあったベルキ(E)もしっかり決め、大技ブスナリ(F)安定感ありました。
今日の得点も86.150と86点を超えてきたのでやはり谷川翔選手、強いですね。

萱和磨選手(順天堂大学)が個人総合3位。
床の前方屈伸2回宙返り半ひねり(F)、あん馬のブスナリ(F)、つり輪の伸身新月面(F)、平行棒のバブサー(E)、前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)、鉄棒のチェコ式車輪と高難度技を随所に入れながら安定感ありました。

谷川航選手(順天堂大学)が個人総合4位。
つり輪の力技と着地見事でした。
跳馬のロペス(D5.6)もあまり実施する選手がいない中で、着地まで決めてくることろ凄いです!
平行棒、鉄棒とこだわりの着地決めてました。
床は、ほとんど、着地決めてたのですが、最後の後方3回ひねりで1歩動き、少し悔しそうでした。
着地に対するこだわりを感じます。
あん馬もよかったです。

千葉健太選手が5位。
平行棒は、キレと勢いのある演技で着地まで決めて素晴らしかったです。全体1位の15.200
鉄棒のアドラー1回ひねりで崩れるミスありましたが、落下せずに降りまで持っていくところさすがです。
床がNHK杯と同じく、着地がなかなか止まらなかった印象ですね。
前方かかえ込み2回宙返り半ひねり(E)で大きく1歩、後方3回半ひねり(E)でも1歩動いてました。
あん馬は交差倒立、ブスナリ(F)、速さのある旋回見事でした!

団体戦としては、ナショナル選手を6人中5人揃えた順天堂大学が優勝!
北村郁弥選手が跳馬でユルチェンコ入りですっぽ抜け危ない着地になったり、鉄棒の降りですっぽ抜けて転倒したりとひやりとした場面もありました。最後のあん馬まで行っていたので、大事ないようでほっとしました。
やはり谷川翔選手、萱和磨選手、谷川航選手、千葉健太選手とスター選手が続々演技して世界レベルの演技を決めてくるところ、さすが順天堂大学迫力ありました。

キャプテンであり、エースの白井健三選手の演技も着地まで決めて素晴らしかった!
日本体育大学の大応援団の声援、盛り上がりも凄かったです。
日本体育大学は、各選手の着地が素晴らしく、平行棒、鉄棒と出てくる選手が次々と着地を決めて、応援団盛り上がってました!

順天堂大学日本体育大学が凄かったのですが、筑波大学の鉄棒も目を引きました。
小森敬介選手のカッシーナ、コールマン(E)、伸身トカチェフトカチェフ、伸身新月面で着地ピタリ!
小畠廉生選手のカッシーナ、コールマン(E)、伸身ムーンサルトの着地ピタリ!
大技満載の雄大な鉄棒の演技で着地も決めて、場内大歓声でした。
小森敬介選手は、床でも1本目にルドルフハーフを実施、日本ではあまり見ないレアな大技、目を引きました。
2本目はルドルフ、最後は後方3回ひねり(D)といい演技でした。

女子では、全日本、NHK杯優勝の村上茉愛選手日本体育大学のエースとして登場!
床では、シリバス、スワンダブルと世界一の床を披露、場内大歓声でした!

東日本インカレ、学生の団体戦ということで、応援と熱気が凄く、世界レベルの選手たちの素晴らしい演技も相まって、凄く盛り上がりました!

そして、やはり大注目の2人、白井健三選手と谷川翔選手の演技!
白井健三選手は、着地のキレがNHK杯の時以上に光っていて、ミスの許されない全日本、NHK杯の時と戦い方を変えて、全力で着地を止める戦い方してましたね。
谷川翔選手もNHK杯でミスのあった箇所を完璧に修正していて、さすが全日本王者の戦い方でした。
NHK杯で歴史的な名勝負となった内村航平選手と白井健三選手と谷川翔選手の三つ巴の最強決定戦。それを繰り広げた3人のうち2人の対決がその一週間後にもう見られるとは大感激でした\(^o^)/

トップ選手たちは、先週行われたNHK杯から一週間しか経っていないタイトなスケジュールの中、疲れを見せない気迫あふれる演技、最新とは言えないであろうこの体育館の器具でも東京体育館と変わらない演技をしてくるところもさすがだなと思いました。

団体戦ならではの面白さも東日本インカレならではです。最強のタレント軍団の順天堂大学対チームワークの日本体育大学の名門2強の戦い、見ごたえあり、応援も合わせて、大学生の勢いを感じて大いに盛り上がりましたね。
順天堂大学の選手たちはやはり世界レベルのいい演技をして強いなと感じました。
世界選手権代表選考会は、全日本種目別選手権へとステージを移しますが、頑張って、世界選手権代表を勝ち取ってほしいです。
頑張れニッポン\(^o^)/