akiraの体操観戦記

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三輪哲平選手が優勝! 2017国際ジュニア体操競技大会男子個人総合

国際ジュニア体操競技大会、横浜文化体育館に見に行ってきました。
台風の影響が心配されましたが、今年も世界のトップジュニア達が横浜の地に集結しました。

男子個人総合結果
*ユースルール適用のため、跳馬以外でカウントされる技は8技、
週末技はC難度以上でグループ要求を満たす

優勝 三輪哲平選手(日本)         82.150
2位 安達太一選手(日本)         81.300
-- 橘汐芽選手(日本)           80.950
-- 村山覚人選手(日本)                79.850
3位 ジェイク・ジャーマン選手(イギリス) 78.650
4位 ブロディー・マローン選手(アメリカ) 78.150
5位 ケヴィン・ペネフ選手(アメリカ)   77.250
6位 ジェイミー・ルイス選手(イギリス)  76.700
7位 ディアゴソアレス選手(ブラジル)  75.750
8位 ヴラディスラフ・グッズ選手(ロシア) 75.600
8位 イーサン・デック選手(ニュージーランド) 75.600

日本の三輪哲平選手が優勝。
最終種目のあん馬で落下があったものの、
跳馬でロペス(D5.6)を実施、14.850の全体1位の最高点。
平行棒では、迫力のあるバブサー(E)を実施、13.900の全体1位の最高点
鉄棒でコールマン、降りに伸身新月面宙返りを実施し13.550の全体1位の最高点。
床で後方3回半ひねり(E)、後方3回ひねり(D)を決め14.000の高得点。
各種目で高難度を揃え、安定感と切れのある演技を続けていたので、途中から優勝するのではと注目してみていました。

2位に日本の安達太一選手。
床で前方かかえこみ2回宙返り、前方1回ひねり(C)~前方2回半ひねり(E)、後方1回半ひねり(C)~前方2回ひねり(D)と高難度連続技入れてました。
スピード感のある演技で安定していました。

3位にジェイク・ジャーマン選手(イギリス)。
床で新月面、後方3回半ひねり(E)とダイナミックな演技見せてくれました。

気になった演技としては、
フィリピンのカルロス・ユロ選手の床。
前方かかえこみ2回宙返り、後方2回半ひねり(D)~前方2回半ひねり(E)、
後方3回半ひねり(E)~前方1/2ひねり、マンナ、前方1回ひねり(C)~前方2回ひねり(D)、
後方3回ひねり(D)と圧巻の高難度の演技をして、Dスコア5.5、14.200と床全体1位の最高点出してました。
前回大会も出場し、床で高難度の演技を見せてくれましたが、2年経った今回は難度、安定感ともにパワーアップしてますね。
フィリピンでは東京オリンピック出場を期待された選手とのこと。
床と跳馬以外の4種目を棄権してましたので、この2種目に特化させて強化してましね。

ロシアのセルゲイ・ナディン選手。
前回大会も出場のセルゲイ・ナディン選手、今回は平行棒でティッペルトが上がらず、バーに乗ってしまうなど、精細を欠き12位。
平行棒の降り技はロシアの選手らしく、前方2回宙返り半ひねり降り(F)を実施していました。
床では、前方かかえこみ2回宙返り半ひねり(E)、持ち味の開脚旋回、マンナを決め、観客を沸かしていました。

注目された中国勢は、イン・デハング選手が16位。スウ・ワイデ選手が21位と振るいませんでした。
スウ・ワイデ選手は、床では、後方3回半ひねり(E)~前方1/2ひねり、後方2回半ひねり(D)~前方2回ひねり(D)を行い、14.050の高得点を出しましたが、つり輪を棄権、平行棒も蹴上がりだけ行って演技を終了したのが残念でした。
イン・デハング選手もつり輪では、新月面を決めるなど13.500の高得点でしたが、平行棒で大過失を連発し、9.1を出してしまったのが痛かったです。

海外勢は、器具の違いもあり、ミスなく6種目揃えるのが難しい戦いになっていました。
明日の種目別は狙ってくるでしょう。

日本は1カ国2人ルールのため、橘汐芽選手と村山覚人選手の順位が残らなかったですが、3位、4位に相当する得点なので、4位までを日本が事実上独占する強さを見せました。

村山覚人選手、鉄棒のヤマワキ(D)は高さがあり、コールマン(E)も雄大でした。途中振り戻りのミスがありましたが、伸身新月面宙返り降りの着地を止めるなど、さすがの風格を見せていました。

世界のトップジュニアの演技見応えありました。
その中で日本男子上位を独占する強さ素晴らしかったです。
明日の種目別も素晴らしい演技を見せてほしい\(^o^)/