akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2012全日本団体・種目別選手権 団体決勝

全日本団体・種目別選手権、今日は団体決勝見てきました。
代々木体育館で1階の指定席売り切れということで、たくさんの観客でした。
女子団体は、日本体育大学が優勝。
鶴見虹子選手が4種目全てで演技し、オリンピック代表の実力を発揮、格の違う演技素晴らしかったです。段違い平行棒はなんと15.35!
2位は朝日生命
野田咲くら選手、長谷部晴子選手が好演技を見せていました。
怪我なのか、オリンピック代表の美濃部ゆう選手は演技しませんでした。
4位に入ったレジックスポーツの寺本明日香選手は、平均台のみ演技、着地は難度を落としていましたが、技の安定感素晴らしかったです。

男子団体決勝は、コナミ順天堂大学の激しい優勝争いとなりました。
右肩と右足首を痛めて、種目別決勝欠場を決めたオリンピック金メダリストの内村航平選手ですが、この団体決勝では、床、あん馬跳馬、鉄棒の4種目に出場。会場中が注目していました。
1種目目の床の3人めで内村航平選手登場!
右足首を痛めているのを全く感じさせない完璧な演技を披露!
ピタッピタッと着地を次々に決め、最後の後方3回ひねりの着地も完璧に決めます。
D得点は6.3といつもよりも難度を落とした構成ながら、15.6の最高得点を出します。E得点9.3は凄すぎです。会場中が金メダリストのさすがの演技に沸きました!
対する順天堂大学もオリンピックで大活躍した加藤凌平選手が7.0(内規+0.2)とD得点を上げた構成を決め、15.4の高得点を出します。
2種目目のあん馬は、順天堂大学が、15点前後の高得点を3人揃えたのに対し、コナミは、小林研也選手がまさかの落下で13.9。内村航平選手が15.4の最高得点で挽回します。
3種目目の吊り輪、両チームいい演技で譲らず。
4種目目の跳馬順天堂大学加藤凌平選手がロペスに挑戦しますが、着地で手をつくミス。
コナミ小林研也選手、内村航平選手と高得点を出しますが、沖口誠選手がロペスに挑戦しますが、着地転倒。
4種目終了時でついに順天堂大学コナミを0.25差で逆転します。
5種目目の平行棒。
コナミは、植松鉱治選手、小林研也選手、田中佑典選手とこの種目のスペシャリスト3人を揃え、逆転を狙い、素晴らしい演技で高得点を出しますが、順天堂大学も石川大貴選手、野々村笙吾選手、加藤凌平選手と高得点を出し、なんとコナミとの差を逆に0.4に広げます。
そして最終種目鉄棒
順天堂大学が最初に演技し、石川大貴選手、野々村笙吾選手、加藤凌平選手と大過失なく演技を終えます。
コナミは、逆転優勝の為には、一人平均15.15以上が必要です。
一人目が内村航平選手。
ここまで金メダリストらしい演技を続けてきましたが、会場中の視線が注目する中、最初のアドラー1/2ひねり~伸身トカチェフでまさかの落下(>_<)
これには場内悲鳴。
カッシーナは成功、コールマンは行わない構成で着地はわずかに一歩。
得点は14.0。
2番手の田中佑典選手は、コールマンからリバルコ行けず、着地は決め、15.5。
逆転優勝には植松鉱治選手が16点を出さなければいけない状況に・・・。
植松鉱治選手はカッシーナを決め、その後のコバチ~コールマンをなんと連続!
これには場内が沸き、期待が高まりましたが、アドラー一回ひねり~伸身コスミックで持ったかと思った瞬間に片手が外れ、派手に落下(>_<)
場内再び悲鳴。
植松鉱治選手は着地を決めるも14.8に終わり、コナミは2位、順天堂大学の優勝となりました。

それにしても植松鉱治選手は、落下こそありましたが、逆転を狙って、攻めに攻めた種目別用のリスキーな演技構成を団体決勝で実施してくるあたり度胸があるというか、見応えありました(^^)
内村航平選手の落下がショックでしたが、右肩と右足首を痛めている中、金メダリストらしい素晴らしい演技を満員の観客に見せてくれて、ありがとうと言いたいです。素晴らしかった(^O^)/

優勝した順天堂大学加藤凌平選手と野々村笙吾選手の2大エースを中心に随所で力を発揮して素晴らしかった。
まさか今の最強コナミに勝ってしまうとは、驚きました。
冨田洋之コーチの手腕凄いですね(^_^;)
どの選手も凄い強くなってる。
加藤凌平選手もオリンピックからさらに成長していて素晴らしかったです。
日本チームとしても来年以降、打倒中国行けますな(^O^)/

明日は種目別決勝!最高峰の演技に期待です(^O^)/