akiraの体操観戦記

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2023アジア競技大会男子個人総合決勝

アジア競技大会(中国・杭州)、今日は男子個人総合決勝が行われました。

U-NEXTのライブ配信を見てましたが、ハイレベルな戦いになりました。

男子個人総合結果
優勝 張博恒選手(中国) 89.299
2位 北園丈琉選手(日本) 87.032
3位 蘭星宇選手(中国) 84.965
4位 川上翔平選手(日本) 81.832

5位 バエ・ガラム選手(韓国) 77.865

 

優勝は中国の張博恒選手。

去年、一昨年と世界選手権で日本の橋本大輝選手と優勝を争っている張博恒選手、地元のアジア大会での戦いぶりが注目されましたが、今日はどの種目も安定していて、凄まじい強さを見せつけました。

ゆか14.500(D6.1 E8.400)

あん馬14.600(D5.9 E8.700)

つり輪14.933(D6.0 E8.933)

跳馬14.600(D5.6 E9.100 減点0.1)

平行棒15.466(D6.4 E9.066)

鉄棒15.200(D6.4 E8.800)

6種目合計得点89.299となんと89点を超えてきました。

地元中国のアジア大会とはいえ、2022年どころか2017年のルール改正以降、初の89点台になります。恐るべしですね。

Dスコア合計は36.4。姿勢がきれいで、ミスらしいミスといえば跳馬でラインオーバーがあったくらいで、つり輪14.933と平行棒15.466と圧倒的な得点を出しました。

最後の鉄棒も着地まで決めて高得点の15.200、強さを見せました。

8月のユニバシティゲームズでは予選、決勝で何かしら1種目大過失がありましたが、6種目ノーミスでそろえてくると、超高得点出てきますね。

 

日本の北園丈琉選手が2位。

北園丈琉選手、団体決勝ではあん馬と鉄棒で落下のミスがありましたが、個人総合決勝では、ノーミスの素晴らしい演技見せてくれました。

ゆか 14.400(D5.7 E8.700)

あん馬 14.600(D6.0 E8.600)

つり輪 13.866(D5.4 E8.466)

跳馬 14.433(D5.6 E8.833)

平行棒 15.300(D6.4 E8.900)

鉄棒 14.433(D6.1 E8.333)

6種目合計得点87.032!6種目合計Dスコア35.2

難しい国際大会、それも中国開催のアジア大会でアウェイの大歓声の中、慣れない海外製の器具での試合、ノーミスで演技をやり通して87点を超えてきたのは凄いです!

東京五輪以降の国際大会で87点以上の得点を出したのは、橋本大輝選手と張博恒選手の2人だけだったので、北園丈琉選手がこのアジア大会で87点台を出したのは大きな意味がありますね。

春先の代表選考ではミスを連発し、9位と振るいませんでしたが、勝負所の集中力は凄まじいものがありました。15.300を出した平行棒は鬼気迫る演技で凄かったです。大舞台の勝負強さはさすが北園丈琉選手でした。

個人総合銀メダルおめでとうございます!

 

日本の川上翔平選手は4位。

団体決勝では、粘り強い演技で日本の団体銀メダルに貢献した川上翔平選手。

今日はあん馬で落下、跳馬ではシライキムヒフンに挑戦して転倒があり、4位となりましたが、鉄棒では団体決勝で回避したウィンクラーを成功させるなど、挑戦する姿勢を見せてくれたのがよかったです。

期待の若手だけに、この大舞台の経験を生かしてさらに強くなってほしいです。

 

アジア大会、個人総合決勝、地元開催でホームの大声援を味方につけた中国の張博恒選手強かったですが、川上翔平選手はその差をパリまでに今後の練習で埋めていきたいとのコメント。北園丈琉選手は89点、90点を目標に練習していきたいとさらに上を目指すコメントがあったので、日本体操界の期待の若手2人頼もしいです。

 

アジア大会はまだまだ続きます。種目別でも日本のメダルラッシュに期待です。

頑張れニッポン\(^O^)/