akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2018世界体操選手権ドーハ大会種目別決勝後半

2018世界体操選手権ドーハ大会も最終日、種目別決勝後半が行われました。
スペシャリストの共演、最終日は、日本勢の奮闘も光りました。

男子跳馬決勝
優勝 リ・セグワン選手(北朝鮮)
 14.933 1本目14.933(D6.0 E8.933) 2本目14.933(D6.0 E8.933)
2位 アルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア)
 14.883 1本目14.866(D5.6 E9.266) 2本目14.900(D5.6 E9.3)
3位 白井健三選手(日本)
  14.675 1本目14.750(D5.6 E9.15) 2本目14.600(D5.2 E9.4)
4位 ドミニク・クンニングハム選手(イギリス)
 14.666 1本目14.533(D5.4 E9.133) 2本目14.800(D5.6 E9.2)
5位 ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア)
 14.650 1本目14.800(D5.6 E9.2) 2本目14.500(D5.6 E8.9)

リ・セグワン選手(北朝鮮)が優勝。
北朝鮮跳馬スペシャリスト、屈伸ドラグレスクとリ・セグワン、2種類のDスコア6.0の超大技をやってきました。大きな一步や空中姿勢の乱れは気になるのですが、なんといってもDスコア6.0最高難度の超大技、立ってくると高得点でますね。別系統のDスコア6.0を2本揃えられる選手は、現状では世界でこの選手だけしょう。

2位アルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア)が2位。
個人総合のチャンピオン、今大会のブレイクぶりが凄まじいですね。
シライキムヒフンとブラニク、減点の少ないDスコア5.6の大技を2つ実施、着地も僅かに動く程度。
白井健三選手のシライキムヒフンと谷川航選手のブラニク、日本の跳馬を代表する2選手の得意技を両方出来るとかとんでもない選手です
4月のワールドカップ東京大会ではシライキムヒフンで転倒していたのですが、今大会は別人のように絶好調ですね。

3位は白井健三選手(日本)。
去年の世界選手権モントリオール大会の跳馬の金メダリスト。
1本目のシライキムヒフンは、珍しく着地がやや前掛かりになって一步動いてしまいますが、2本目のドリッグス(D5.2)は、吸い付くような着地!白井健三選手らしい美しくキレのある跳躍見せてくれました。
今大会、得意の床など器具が合わず、苦しんだ白井健三選手、演技後は、ドーハに来てから初めて嬉しいと笑顔が見られました。
順位確定後は、リ・セグワン選手とアルトゥール・ダラロヤン選手に歩み寄ってフレンドリーに一緒に写真を撮った白井健三選手。あのリ・セグワン選手と肩を組んで写真を撮るとかコミュ力の高い白井健三にしか出来ませんね

平均台決勝
優勝 リウ・ティンティン選手(中国) 14.533(D6.3 E8.233)
2位 アンネ-マリー・パドゥラリウ選手(カナダ) 14.100(D6.0 E8.100)
3位 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 13.600(D6.2 E7.400)
4位 ニナ・ダーワエル選手(ベルギー) 13.466(D5.4 E8.066)
5位 エリザベス・ブラック選手(カナダ) 13.033(D4.8 E8.233)

優勝は、リウ・ティンティン選手(中国)。
中国得意の平均台、2015年の国際ジュニアでも優勝しているリウ・ティンティン選手。世界選手権の種目別決勝でも美しい演技で優勝見事でした。

2位は、アンネ-マリー・パドゥラリウ選手(カナダ)、若手17歳の選手。
こちらは、2017年の国際ジュニアの平均台で2位になっている選手ですね。
安定感のある技見事でした。

3位は、シモーネ・バイルズ選手(アメリカ)。
女王バイルズ選手、珍しくふらつきが目立った実施でしたね。
終末技のムーサンサルト(G)は見事!

平行棒決勝
優勝 鄒敬園選手(中国)16.433(D7.0 E9.433)
2位 オレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ) 15.591(D6.7 E8.891)
3位 アルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア) 15.366(D6.4 E8.966)
4位 サミュエル・ミクラック選手(アメリカ) 15.233(D6.4 E8.833)
5位 林超攀選手(中国) 15.200(D6.4 E8.800)

鄒敬園選手(中国)が優勝!
なんと16.433という異次元得点でましたね。
ゾラキディス2(G)、ササキ(E)、バブサー(E)と高難度の技をキレと勢い、それでいて正確な実施!
降りの前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降り(F)は、高さがあって膝を閉じて行って、着地ピタリ!
減点のしようのない演技凄かったです。
団体でこんな異次元得点がチーム得点に入ってくるんだから、中国チーム強いはずですね。

オレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ)が2位。
去年、肩を手術したばかりのオレグ・ベルニャエフ選手。
得意の平行棒でさすがの演技!
シャルロ(E)~単棒ヒーリー(E)、ティッペルトの浮く高さが凄いです!
個人総合では、3種目終わってトップも鉄棒の大過失連発で上位に来れずでしたが、来年以降は、強力なオールラウンダーぶりも再び見せてくれそうですね。

アルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア)が3位。
個人総合王者のアルトゥール・ダラロヤン選手、個人総合優勝の原動力となったこの平行棒でも強さを見せました。
数年前、後方屈伸2回宙返り(D)が大多数だった世界の潮流の中で、ロシアはベルヤフスキー選手を始め、いち早く前方系の降りを取り入れるなどの強化をしていました。前方系の降り技が流行っている現在、一足早い強化がロシアの平行棒の強さにつながってますね。

女子床決勝
優勝 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 14.933(D6.7 E8.533 -0.3)
2位 モーガン・ハード選手(アメリカ) 13.933(D5.5 E8.433)
3位 村上茉愛選手(日本) 13.866(D5.7 E8.166)
4位 アンジェリーナ・メルニコワ選手(ロシア) 13.833(D5.7 E8.166)
5位 フラビア・サライバ選手(ブラジル) 13.766(D5.5 E8.366 -0.1)

優勝はシモーネ・バイルズ選手(アメリカ)。
ムアーズ(I)、バイルズ(F)、シリバス(H)と超高難度技のオンパレード。
ラインオーバーもありましたが、勝敗には全く問題ない圧巻の演技。
今大会4冠、女子体操を席巻する最強女王、予選の2日前に入院、腎臓結石と判明も、摘出せずに演技、それでこの活躍、とんでもない選手ですね。

2位はモーガン・ハード選手(アメリカ)。
去年の個人総合世界王者のモーガン・ハード選手。
床では、さすがアメリカという演技。
パワーだけではない、しなやかでテクニカルな演技が際立ってました。

3位は村上茉愛選手(日本)。
前回の世界選手権モントリオール大会の金メダリスト。
シリバスの着地を決めるなど、跳ねないとタイシャン製の床で安定した着地をまとめた村上茉愛選手、素晴らしい演技でした。
それでも4回ターンが決まっていれば、1つ上の順位もあったと2大会連続メダルの快挙も内容に満足してない様子、ロンドン五輪以前の頃の内村航平選手のようなストイックさ、世界のメダリストの貫禄出てきてますね。

鉄棒決勝
優勝 エプケ・ゾンダーランド選手(オランダ) 15.100(D6.8 E8.300)
2位 内村航平選手(日本) 14.800(D6.4 E8.400)
3位 サミュエル・ミクラック選手(アメリカ) 14.533(D6.1 E8.433)
4位 ティン・スルビッチ選手(クロアチア) 14.500(D6.4 E8.1)
5位 タン・チア・ハン選手(台湾) 14.266(D6.1 E8.166)

優勝はエプケ・ゾンダーランド選手(オランダ)。
カッシーナ(G)~コバチ(D)、コールマン(E)~ゲイロードⅡ(E)の連続手離し技を成功!着地までピタリ!
33歳にして、全盛期よりむしろ質のよくなってる最高の演技。高いDスコア6.8の演技構成を通し15.100の高得点を出しました!
33歳にして鉄棒の金メダル獲得、近年では予選落ちもあっただけにこの年齢での優勝は、ベテラン選手の希望になるような金メダルですね。

2位は日本の内村航平選手。
やはり内村航平選手の鉄棒は凄かった!
先に演技したエプケ・ゾンダーランド選手が15.100の高得点を出し、早々と金メダルを決めてしまったかのような流れのなか、他の選手もいい演技を連発。7番目に演技の内村航平選手、足の痛みもあるなか、プレッシャーは相当かかっていたはず。
演技が開始されると、手離し技も高い!ひねり技も正確に倒立にはめて、ラストの着地!
NHK杯で見せたような完璧に決まる着地!場内大歓声!
日本で何度も見たお馴染みの光景、内村航平選手の鉄棒はドーハでも全くぶれませんでした。凄すぎる選手。
点数は14.800。
Dスコア6.4のNHK杯と同じ構成のため、Dスコアの差でゾンダーランド選手には及ばなかったものの銀メダル!
日本勢が苦しめられたドーハ大会を最高の演技で締めくくってくれました

3位はサミュエル・ミクラック選手(アメリカ)。
今大会、個人総合、あん馬、平行棒と4位のサミュエル・ミクラック選手(アメリカ)。
いい演技を見せるのですが、あと一步メダルに届かない状況が続いてました。
今までに出場した世界選手権も惜しいところで個人種目でのメダルを逃していました。
この鉄棒では、着地までクリーンな演技を通し、ついに銅メダル!
さわやかな笑顔も素敵なミクラック選手、よかったなと思う銅メダル獲得でした。

世界体操選手権ドーハ大会、全ての日程が終了しました。
日本は器具に苦しめられ、日本選手に厳しく思える採点も感じました。
最終日は、白井健三選手の跳馬での銅メダル、
村上茉愛選手の床での銅メダル、
そして内村航平選手の鉄棒の銀メダルとメダルラッシュで見事に締めくくってくれました!

今日はなんといっても内村航平選手の鉄棒!日本のエースの着地でこの大会のモヤモヤしたものが全て吹き飛ぶ、やはり絶対王者は凄いなと世界に思わせる美しく強い演技。
点数では計れない見るもの全てを感動させる!期待に応える圧巻の演技は内村航平選手ならではですね。
2007年以来の金メダルなしに終わった日本勢苦戦の印象を最後に払拭するような体操ニッポンを救う演技。日本のエースが見せてくれました!

東京五輪に向けては、中国とロシアの若手の急成長と台頭。課題も見つかり、強化が急がれますが、体操ニッポンには成長著しい若手選手、頼もしいベテラン選手と強い選手がたくさんいるので、必ず対応して、さらに強くなって、来年以降、必ず団体金奪還してくれると信じています!
次は11月23日に行われるスーパーファイナル!高崎アリーナに見に行きます!
頑張れニッポン\(^o^)/

2018世界体操選手権ドーハ大会種目別決勝前半

2018世界体操選手権ドーハ大会、はやくも大会9日目、スペシャリストの共演、種目別決勝前半行われました。

男子床決勝
優勝アルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア) 14.900(D6.2 E8.7)
2位白井健三選手(日本) 14.866(D6.8 E8.066)
3位カルロス・ユロ選手(フィリピン) 14.600(D6.2 E8.4)
4位ユル・モルダウアー選手(アメリカ) 14.566(D5.8 E8.766)
5位アーテム・ドルゴピヤト選手(イスラエル) 14.566(D6.4 E8.166)
6位ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア) 14.500(D6.4 E8.1)
7位サミュエル・ミクラック選手(アメリカ) 14.233(D5.7 E8.533)
8位萱和磨選手(日本) 13.833(D5.8 E8.3)

ロシアのアルトゥール・ダラロヤン選手が優勝。
個人総合優勝で、今大会ブレイク中のアルトゥール・ダラロヤン選手、最終演技者として登場。
丁寧な着地とEスコアの高い豪快さと正確さを兼ね備えた演技見事でした。
白井健三選手を上回る得点が出た瞬間、場内が大きくどよめ、衝撃的な瞬間でした。

2位は日本の白井健三選手。
今大会は、このメイド・イン・チャイナのタイシャン製の跳ねない床に苦戦させら続けた白井健三選手、
この種目別決勝も、H難度のシライ3を抜いた本来のD7.2より0.4低いD6.8の演技構成で演技。
それでも参加選手中最高のDスコアの演技を、大きなミスなく各着地も僅かに動く程度にまとめて、演技自体はよかったのですが、Eスコアが8.066と伸びず。
最後に登場した今大会絶好調のアルトゥール・ダラロヤン選手に僅かなさで逆転を許す結果になってしまいました。
白井健三選手の演技構成は、超高難度技をこれでもかというほど盛りだくさんに入れた演技構成なので、跳ねない床だと、影響をもろにうけますね。
それでもシライ3以外の技は盛り込んで危なげなく成功させているのは、白井健三選手の誰よりも多い練習量のなせる技ですね。

3位はカルロス・ユロ選手(フィリピン)。
日本の釘宮宗大コーチがついて、日本で練習をしている日本でもお馴染みのジュニア選手。
なんと世界選手権の種目別で銅メダルを取るとは、大躍進で凄いです。
カルロス・ユロ選手の高得点に白井健三選手も大喜びでした。

女子跳馬
優勝シモーネ・バイルズ選手(アメリカ)
 15.366 1本目15.266(D6.0 E9.266) 2本目15.466(D5.8 E9.666)
2位シャロンオルセン選手(カナダ)
 14.516 1本目14.600(D6.0 E8.6) 2本目14.433(D5.4 E9.033)
3位アレサ・モレノ選手(メキシコ)
 14.508 1本目14.600(D5.8 E8.8) 2本目14.416(D5.6 E8.916 -0.1)
4位オクサナ・チュソビチナ選手(ウズベキスタン
 14.300 1本目14.400(D5.8 E8.6) 2本目14.200(D5.2 E9.0)

優勝はアメリカのシモーネ・バイルズ選手。
女子個人総合優勝の波に乗って、跳馬も別次元の凄さでした。
高さが減点出来ない跳躍、バネ凄すぎです。
1本目に予選で見せた新技は行わず、半ひねり少ないチェンフェイやってきました。
2本目はアマナール、高さ凄いです。

4位に入ったオクサナ・チュソビチナ選手(ウズベキスタン)。
全日本団体にも出場する日本にもお馴染みの選手、体操界のレジェンドです。
43歳で自身の名がつく前方宙返り1回半ひねりを成功。
凄すぎです。

あん馬決勝
優勝肖若鵬選手(中国) 15.166(D6.6 E8.566)
2位マックス・ウィットロック選手(イギリス) 15.166(D6.8 E8.366)
3位リー・チーカイ選手(台湾) 14.966(D6.3 E8.666)
4位サミュエル・ミクラック選手(アメリカ) 14.333(D5.8 E8.533)

優勝は肖若鵬選手(中国)。
個人総合で強い選手ですが、2015年の世界選手権は、あん馬の中国王者というスペシャリストの選手でした。
種目別では、開脚旋回を入れて難度を上げた構成で演技!
会心の出来だったようで、ガッツポーズ出ました!

2位は、マックス・ウィットロック選手(イギリス)。
最終演技者として登場、Gコンバインは行わず。Dスコアは6.8でした。
前回王者でオリンピック王者でもあるあん馬の第一人者のウィットロック選手。
得点は肖若鵬選手と同点でしたが、タイブレークで2位になりました。

3位は、リー・チーカイ選手(台湾)。
世界選手権でもダイナミックな開脚旋回の演技、見事でした!
演技は豪快で凄かったのですが、テレビ放送が周りを動くようなカメラワークで見づらかったのが、残念です。
この大会、変なカメラワークが多い気がします

優勝ニナ・ダーワエル選手(ベルギー) 15.200(D6.5 E8.7)
2位シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 14.700(D6.2 E8.5)
3位エリザベス・サイツ選手(ドイツ) 14.600(D6.2 E8.4)
4位羅歓選手(中国) 14.500(D6.0 E8.5)

優勝はニナ・ダーワエル選手(ベルギー)。
長身から繰り出される高難度の手離し技、次から次へと連続でバーを移動しながらも姿勢は全く乱れず、
エレガントな演技凄かったです。
シモーネ・バイルズ選手の完全制覇6冠を阻んで見事な優勝でした。

つり輪決勝
優勝エレフテリオス・ペトロウニアス選手(ギリシャ) 15.366(D6.3 E9.066)
2位アルトゥール・ザネッティ選手(ブラジル) 15.100(D6.2 E8.9)
3位マルコ・ロダディオ選手(イタリア) 14.900(D6.3 E8.6)
4位アルトゥール・トブマシアン選手(アルメニア) 14.766(D6.1 E8.666)

エレフテリオス・ペトロウニアス選手(ギリシャ)が優勝。
この大会、床の白井健三選手、あん馬のマックス・ウィットロック選手といった第一人者がやりにくいタイシャン製の器具のせいか、敗れる波乱がここまであったので、ペトロウニアス選手もどうかと思ったのですが、さすがつり輪のヘラクレス、重力を感じさせない輪を握らない中水平は健在。十分に魅せる演技で着地まで止めて見事な演技で優勝でした。

世界のスペシャリスト達の超人的な演技の数々見応えあります。やはり種目別決勝は面白いです。
ただタイシャン製の器具のやりにくさで強い選手が本来の持ち味を発揮出来ないことも度々見られ、最高の選手たちには、最高の器具で演技させてあげたいなと思います。
東京五輪の器具への使用も検討されているとのことですが、本当にやめてほしいですね。
日本でやるオリンピックなので、高品質なセノーの器具でやるべきだと思います。

これから種目別決勝後半はじまりますね。
白井健三選手の跳馬内村航平選手の鉄棒に期待!
頑張れニッポン\(^o^)/

村上茉愛選手が銀メダル!2018世界体操選手権ドーハ大会女子個人総合決勝

世界体操選手権ドーハ大会、女子個人総合決勝。
日本の村上茉愛選手がなんと銀メダル獲得!
女子個人総合の銀メダルは日本人史上初の快挙とのこと。
個人総合メダルということでも2009年の鶴見虹子さん、1966年の池田敬子さん以来3人目の快挙。
おめでとうございます\(^o^)/

優勝 シモーネ・バイルズ選手(アメリカ) 57.491
2位 村上茉愛選手(日本) 55.798
3位 モーガン・ハード選手(アメリカ)55.732
4位 ニナ・ダーワエル選手(ベルギー)55.699
5位 アンジェリーナ・メルニコワ選手(ロシア)55.698
6位 デジュサス・ドスサントス選手(フランス)55.599
7位 陳一楽選手(中国)54.632
8位 フラビア・サライバ選手(ブラジル)54.366
9位 ルオ・フアン選手(中国)54.332
10位 寺本明日香選手(日本)54.299


優勝はシモーネ・バイルズ選手。
跳馬平均台2種目大過失でも1.693差で優勝。
とんでもない選手ですね。強靭なバネと高難度目白押しの演技、凄い!

銀メダルは村上茉愛選手、やってくれました。
去年は予選1位ながら、平均台の落下で僅差でメダルに届かなかった雪辱を果たす見事な銀メダル!

寺本明日香選手が10位。団体の失敗を立て直してよく頑張りました。
村上茉愛選手と寺本明日香選手、日本を牽引してきた2人、村上茉愛選手の銀メダルを讃えて、抱き合って喜んでたのが感動でした。

日本女子も世界と戦えることを証明した村上茉愛選手。
東京五輪に向けて大きな銀メダルになりました。
おめでとう

2018世界体操選手権ドーハ大会男子個人総合決勝

2018世界体操選手権ドーハ大会、男子個人総合決勝が行われました。

個人総合結果
優勝、アルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア) 87.598
2位、肖若鵬選手(中国) 87598
3位、ニキータ・ナゴルニー選手(ロシア) 86.331
4位、孫偉選手(中国) 85.898
5位サミュエル・ミクラック選手(アメリカ) 85.273
6位萱和磨選手(日本) 84.765
7位白井健三選手(日本 )84.531

優勝はロシアのアルトゥール・ダラロヤン選手。
4月のワールドカップ東京大会に出場し4位だった選手ですね。
東京体育館で見ていた我々は、実は世界チャンピオンの演技をあの時、見ていたということになりますね。

2位は昨年の世界王者、肖若鵬選手(中国)。
ダラロヤン選手と同点でしたが、タイブレークで2位となりました。

3位はロシアのニキータ・ナゴルニー選手。
床の後方3回宙返り(H)が凄かった。

4位は中国の孫偉選手(中国)。
近年の中国選手では珍しいがっしりしたオールラウンダーです。

5位にサミュエル・ミクラック選手(アメリカ)。
随所で着地が見事、得意の鉄棒でのミスが痛かった。
笑顔がさわやかですね。

萱 和磨選手が6位。
ブスナリ(F)を抜いたとはいえ、ほぼ完璧な演技、見事にミスなく戦い抜きましたが、メダル争いには加われず。

白井健三選手が7位。
あん馬で12.533と減点が厳しかったです。
得意の床、跳馬ではさすがの1位!
それでもロシアのアルトゥール・ダラロヤン選手とは床0.1、跳馬で0.033の僅差に迫られてしまい。
いつものように得意種目で大差をつけることが出来ず。
新しく入れた平行棒のマクーツ(E)の肘曲がりのミスもありましたが、大きなミスなく戦い抜きました。

日本の2選手、気迫の演技で頑張りましたが、上位の海外勢が強すぎてメダル争いに加われない、厳しい展開となりました。

ロシア選手の金メダルは、1999年天津世界選手権のニコライ・クリュコフ選手以来とのこと。
オリンピックを含めると、2000年シドニーオリンピックのアレクセイ・ネモフ選手以来とのこと。
あの頃のロシアはエレガントで強かった。
団体の強さといい、あの頃の強いロシアが戻ってきましたね。
中国と同じく日本勢の強力なライバルになりますね。

松岡修造さんが「このレベルの高い、海外選手がこんなに強い中で、内村航平さんはどうやって6連覇したんですか?」と思わず言ってましたが、それほど海外勢の強さが際立ってましたね。

6連覇を成し遂げている内村航平選手の偉大さが改めてわかりますね。この世界の大舞台で、いつも神がかった演技を連発して大差で圧勝、異次元とまで言われた強さでした。
今回も直前の足の怪我がなく個人総合にも出場出来ていたら、優勝していたと思います。

個人総合は日本が伝統的に強く、内村航平選手の6連覇の前にも冨田洋之選手や塚原直也選手といった日本のエース達が必ずメダルをとっていたので、世界選手権で日本選手がメダルを取れなかったのは23年ぶりとのこと。
厳しい結果となりましたが、やりきった手応えと、課題がより明確になったので、頑張ってほしい!

今回は器具の相性が特に日本勢には不利に影響してますね。
開催地によって有利不利はどうしてもあります。

東京五輪と来年の世界選手権に向けて、内村航平選手には怪我を直して再び世界王者に返り咲いてほしい!
期待がかかります。
若手選手にも、今回の結果を踏まえ、より強くなって、ロシア、中国の世界上位勢の牙城を崩してほしい。萱和磨選手の勝負強さは世界の舞台でも際立ってました。
千葉健太選手と谷川航選手、谷川翔選手の奮起にも期待。

種目別は白井健三選手の床、跳馬内村航平選手の鉄棒、得意種目で金メダル狙ってほしいです!
頑張れニッポン\(^o^)/

2018世界体操選手権女子団体決勝

2018世界体操選手権ドーハ大会女子団体決勝が行われました。

1位アメリカ 171.629
2位ロシア 162.863
3位中国 162.396
4位カナダ 161.664
5位フランス 161.294
6位日本 160.262

日本女子は6位。
5-3-3制で行われる団体決勝。

日本女子は村上茉愛選手、寺本明日香選手、畠田瞳選手の3人が4種目全ての種目を行う異例の作戦で臨みました。

杉原愛子選手が腰痛で出場出来ず、補欠の内山由綺選手も日本から呼ばず。予選で好演技した梶田凪選手も戦略上の理由から決勝では演技せず。

第1種目平均台、第2種目床といい演技で順調なスタートを切った日本チームでしたが、第3種目跳馬寺本明日香選手が大技チュソビチナの着地で前に転倒。
第4種目段違い平行棒でも片手が外れ車輪が止まりかけるミスとなってしまいました。
村上茉愛選手と畠田瞳選手は4種目ミスなくまとめました。
3位中国にもミスが出て混戦になってたので、ミスの許されない団体決勝の難しさありました。

各国5名が力を合わせて行う総力戦が団体戦
日本は3人での演技ということで、難しいところがありましたが、その中で6位は強くなったなと思います。
国内の例の騒動であれだけごたごたして、怪我人も出ていて、団体決勝を戦い抜いた3人、よく頑張ったと思います。
出来れば、あんな騒動などなく、万全のサポート体制で日本女子チームにこの世界体操選手権、臨ましてあげたかったです。お疲れ様でした。

優勝はアメリカ、シモーネ・バイルズ選手、凄すぎましたね。
平行棒で大きくふらついたり、床のラインオーバーありましたが、問題にならないくらい演技内容が凄すぎました。

2018世界体操選手権ドーハ大会男子団体決勝

2018世界体操選手権ドーハ大会、男子団体決勝が行われました。

テレビ放送で観戦してましたが、凄い熱い戦い繰り広げられました。

優勝 中国 256.634
2位 ロシア 256.585
3位 日本 253.744
4位 アメリカ 251.994
5位 イギリス 248.628
6位 スイス 244.294
7位 ブラジル 243.994
8位 オランダ 240.660

日本は惜しくも銅メダル、3位までに与えられる2020年東京五輪の団体出場権を獲得!よかったです。

最初のあん馬内村航平選手の鬼気迫る演技、萱和磨選手、谷川航選手と3選手が成功させて凄かった。
2種目目、つり輪も内村航平選手の怪我した足で完璧に決める着地凄い!萱和磨選手、谷川航選手のつり輪も強かった。
跳馬白井健三選手のシライキムヒン流石の安定感だった。谷川航選手のブラニク着地一步、日本の会場を沸かす谷川航選手のブラニクが世界選手権の大舞台で成功!熱かった!
3種目終了時で、日本がトップに立ち、さすがリオ五輪王者の実力魅せてくれました。
4種目目の平行棒で田中佑典選手がヤマムロ(G)で落下、ヤマムロ(G)やりなおしてまた崩れるミス、11.566と低い得点になってしまいました。
続く、内村航平選手が完璧な演技でリカバー、谷川航選手も着地まで止める演技でミスが連鎖されることなく、傷口を最小限に抑えます。
5種目目の鉄棒、内村航平選手が素晴らしい演技、さすがキングの鉄棒でした。
田中佑典選手も平行棒で大きなミスが出ただけに、カッシーナとか恐くてドキドキでしたが、この鉄棒は素晴らしい本来の演技見せてくれました。
白井健三選手もコールマン(E)抜くも、大きなコバチ迫力でした。
6種目目の床、萱和磨選手のEスコアの高い床よかったです。
谷川航選手も前方屈伸2回宙返り(E)で尻もちありましたが、足を痛めてるなか、必死の演技、気迫を感じました。
そして床の世界王者、白井健三選手、跳ねないタイシャン製の床ということで、いつもより難度を落としての演技になりましたが、それでも最高点の14.933、さすがでした。

優勝した中国、2位ロシアが前半でミスもあったのですが、後半どんどん得点を上げてきて、やはり強かった。
中国は、平行棒の鄒敬園選手、16.200とか凄まじい高得点。団体に入ると、とんでもない戦力になってきますね。
ロシアは、ニキータ・ナゴルニー選手とアルトゥール・ダラロヤン選手と強力な若手の登場が躍進の原動力になってますね。

日本もエース内村航平選手が足の怪我がありながらも、気迫の演技、凄かったです。
白井健三選手の演技も高難度ながら当たり前のように通す安定感さすがでした。谷川航選手、萱和磨選手とシライ世代の2人が団体に加わり、安定感の萱和磨選手、着地の谷川航選手、持ち味を発揮し、頼もしかったです。
田中佑典選手には、また試練の団体になってしまいましたが、田中佑典選手が自分を乗り越えた時に日本は最強になるのは確かです。
これを克服して頑張ってほしい!
怪我人が続出するなか、またタイシャン製の器具に合わせるのも苦戦していた中で、非常に引き締まった試合をして日本の底力を見せてくれてよかったです。
課題も見えたので、東京五輪に向けて、体操ニッポン強化ガンバですね。

凄い白熱した団体戦、手に汗握って面白かった\(^o^)/
やはり体操ニッポン素晴らしい!
個人総合では、白井健三選手と萱和磨選手、頑張れニッポン!!

2018世界体操選手権ドーハ大会、男子予選終了

2018世界体操選手権ドーハ大会、男子予選が終わりました。

男子団体予選
1位ロシア 258.402
2位中国 257.836
3位日本 253.312
4位アメリカ 250.362
5位イギリス 249.836
6位ブラジル 246.961
7位オランダ 245.663
8位スイス 245.186

ロシアが1位通過。
ニキータ・ナゴルニー選手、アルトゥール・ダラロヤン選手と若手2人の勢い凄かった。予選トップも頷けます。
リオ五輪も団体2位でしたし、かつての強さが戻ってきてますね。

中国が2位通過。
最終10班で登場した中国。跳馬、平行棒、鉄棒の2種目で1位と強さを見せるも、床、あん馬でミスが出て、ロシアには及ばず2位。
今大会使われてる器具は中国タイシャン社製。慣れた器具で演技出来る中国には有利になるはずですが、予選は床、あん馬と手こずって、ミスも出てましたね。
肖若鵬/シャオ・ルオテン選手がさすがの演技。87.332で、個人総合トップ通過。
鄒敬園/ゾウ・ジンユェン選手も平行棒で15.800と平行棒でトップの得点さすがですね。

日本男子は、団体でロシア、中国に続いて3位につけてますね。
個人総合は、白井健三選手が6位。萱和磨選手が10位で決勝進出。
種目別では、白井健三選手が床2位。跳馬5位。
萱和磨選手が床8位。
内村航平選手が鉄棒1位で決勝進出しています。
田中佑典選手は、平行棒12位。鉄棒10位。谷川航選手は平行棒13位。惜しくもリザーブになってますね。
内村航平選手と谷川航選手が足の怪我で苦しい中ですが、日本チーム頑張ってますね。
団体決勝は十分に巻き返せると思います。

今大会で使われてる、各国の選手達が苦戦している跳ねない床と、落下続出のあん馬。中国タイシャン社製の器具、安価なことで東京五輪にも使用が検討されているとのことですが、選手に不評なら本当にやめてほしいですね。トップ選手達にはセノーのような最高の器具で演技させてあげたいです。

明日はいよいよ団体決勝!
チーム一丸となって、団体金メダル目指して頑張れニッポン\(^o^)/