千葉健太選手が6月30日に自身のX(Twitter)で今シーズン限りでの引退を表明しました。
https://x.com/kenkenta0404/status/1939622335444820326
千葉健太選手は、白井健三選手、谷川航選手、萱和磨選手らと1996年生まれの同学年で、それぞれが日本代表となる実力者なので、1996年生まれ世代は黄金世代と言われています。
2014年、高校3年生の時の全日本ジュニア選手権大会
優勝 白井健三選手(鶴見ジュニア体操クラブ)87.700
同点優勝 萱和磨選手(習志野高校体操クラブ)87.700
3位 千葉健太選手(清風体操クラブ)85.800
4位 谷川航選手(市立船橋高校体操クラブ)85.100
ハイレベルな優勝争いとなりました。白井健三選手は2013年から高校生で日本代表として世界選手権で種目別ゆかの金メダルを取るなど大活躍していたので、その白井健三選手が簡単に勝てないハイレベルな同世代の戦いが注目されてましたね。
千葉健太選手は演技の美しさ、白井健三選手はひねりの鋭さ、谷川航選手は着地の強さ、萱和磨選手は演技の安定感とそれぞれ違う持ち味があるのもいいですよね。
2015年、千葉健太選手、谷川航選手、萱和磨選手が順天堂大学に入り、白井健三選手は日本体育大学に進学。
2017年、黄金世代が大学3年生になり、その4月に行われた全日本体操個人総合選手権、予選が行われ、
1位 千葉健太選手(順天堂大学)86.050
2位 谷川航選手(順天堂大学)85.850
3位 白井健三選手(日本体育大学)85.750
4位 内村航平選手(リンガーハット)85.350
同じく4位 萱和磨選手(順天堂大学)85.350
黄金世代の4人が絶対王者内村航平選手を抑えて上位を独占、体操界を驚かせました。
特に予選を1位で通過した千葉健太選手はスピード感、技のキレ、美しい演技が素晴らしく衝撃的でした!
決勝では、内村航平選手と田中佑典選手ベテラン2人がさすがの強さで1位、2位になり、予選1位だった千葉健太選手は平行棒でミスを出して8位でしたが、そのキレのある美しい演技は強く印象に残りました。
その年の8月に行われたユニバーシアード台北大会では、野々村笙吾選手、長谷川智将選手、神本雄也選手、谷川航選手、千葉健太選手が出場。日本は団体優勝でした。
2018年はNHK杯6位。
黄金世代が大学4年の最終学年ということで、東日本インカレ、全日本インカレともに盛り上がりました。
特に尼崎市ベイコム総合体育館で行われた全日本インカレは、立ち見が多く出るほど盛況で、注目の高さが伺われました。徳洲会体操クラブの米田監督の姿も客席にありましたが、米田監督ですら立ち見で見てましたね。世界選手権やアジア大会に出場する日本代表が多く出場するので、今までで一番の混雑でした。
優勝 日本体育大学 421.800
2位 順天堂大学 420.250
世界レベルの演技が連発された熾烈な戦いは白井健三選手擁する日本体育大学が僅差で制しました。
黄金世代の成長をジュニア時代から見ているので、この最後のインカレの熱い戦いは感動しましたね。
8月のアジア大会(インドネシア・ジャカルタ)は日本からは千葉健太選手、長谷川智将選手、前野風哉選手、野々村笙吾選手、谷川翔選手が出場。中国に次ぐ団体2位でした。
種目別平行棒では、千葉健太選手は銅メダルに輝きました。
そして2023年
社会人5年目。千葉健太選手はNHK杯4位、全日本種目別選手権でもあん馬、つり輪、平行棒で貢献点を上げて、ついに世界選手権代表になりました。
2017年全日本個人総合選手権での衝撃の予選1位から6年、黄金世代で一番美しい体操をすると言われた実力者が満を持してついに世界選手権代表を勝ち取ったのはファンとしても待ち望んだ瞬間でした。
10月の世界選手権アントワープ大会、日本は橋本大輝選手、萱和磨選手、千葉健太選手、南一輝選手、杉本海誉斗選手が出場。
予選の順位にまたしても世界に衝撃が走りました。
1位千葉健太選手85.799
2位萱和磨選手85.598
3位橋本大輝選手85.432
4位ジェイク・ジャーマン選手(イギリス)84.031
日本の3選手が1位から3位までを独占!
なんといっても千葉健太選手、初出場の世界選手権の予選1位は世界に衝撃を与えました。最強の96年生まれの黄金世代で一番美しい体操をすると言われた実力者なだけにこの結果は納得です!
団体決勝は、日本チームが優勝!
優勝 日本255.594
2位 中国253.794
3位 アメリカ252.428
あん馬落下のミスも出た千葉健太選手はみんなのおかげで勝てたありがとう!と素直な気持ちをコメントしていて、微笑ましかったです。
念願の世界選手権団体金メダルに輝いた日本、この勢いはパリ五輪に向けてもいい流れを作りましたね。
個人総合決勝では、
優勝 橋本大輝選手(日本) 86.132
2位 イリア・コフトン選手(ウクライナ)84.998
3位 フレデリック・リチャード選手(アメリカ)84.332
4位 千葉健太選手(日本)83.464
千葉健太選手は最後の鉄棒で伸身トカチェフ(D)で落下があって4位でした。もし落下がなければ余裕で2位に入っていたと思います。
千葉健太選手の美しさとキレがある演技は世界の舞台でも際立ってましたね。
2017年の全日本選手権予選で1位通過して以来、ずっとこの美しさとキレのある演技を世界選手権の舞台で見たいと思っていて、なかなか世界選手権の代表になれなかった時期を見てきたので、まさに世界選手権の個人総合で世界に評価されているのを目の当たりにすると嬉しくて感無量でしたね。
個人総合のメダルを取ってほしかったですが、初出場で予選1位。団体金メダルに貢献して、個人総合決勝は優勝争いして世界の4位!素晴らしいと思います。
2025年4月全日本体操個人総合選手権、予選
1位 岡慎之助選手 84.864
2位 橋本大輝選手 84.231
3位 長谷川毅選手 82.731
4位 千葉健太選手 82.666
千葉健太選手は居並ぶ強豪の中、予選を4位通過と健闘。
決勝では左肩の痛みもある中での演技ということで、あん馬で2回落下するミスがあり14位。
5月のNHK杯では16位。
代表選考は16位でしたが、全日本体操個人総合選手権の予選を4位で通過する日本トップクラスの実力があるので、ロス五輪代表を目指していくのだろうと思っていました。
6月30日に今シーズン限りの引退表明があったので、ファンからすると衝撃でしたね。
千葉健太選手は、Dスコアはそれほど高くないですが、思い切りの良いスピードとキレのある美しい演技で高いEスコアを叩き出す魅力のある選手でした。
ゆか、あん馬、平行棒、鉄棒でその美しさは際立ってましたね。
沖口誠さんがレシーバー解説で平行棒の棒下ひねりは千葉健太選手が一番上手いと絶賛していたのが強烈に印象に残ってます。
2022年からは苦手としていたつり輪の力技も強化して、2023年の全日本種目別で5位に入るほど強くなったのも驚異的でした。
まだまだ千葉健太選手のスピードとキレのある強く美しい演技を見ていたかったです。
9月6日(土)のJAPAN OPEN(エスフォルタアリーナ八王子)
9月14日(日)の国民スポーツ大会(滋賀ダイハツアリーナ)
に出場予定とのことで引退試合になるとのことです。
千葉健太選手の最後の演技、目に焼き付けたいと思います。
ガンバです\(^o^)/