akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

セントラルスポーツが優勝!2019全日本体操団体選手権男子競技

全日本体操団体選手権、高崎アリーナに観に行ってきました。

団体戦ならではの手に汗握る熱い戦いが繰り広げられました。

 

優勝 セントラルスポーツ 255.797

2位 順天堂大学 255.560

3位 日本体育大学 253.595

4位 コナミスポーツ体操競技部 250.727

5位 筑波大学 249.592

6位 船橋市立船橋高等学校 248.859

7位 朝日生命 248.129

8位 清風高等学校 247.827

9位 徳洲会体操クラブ 247.129

10位 鹿屋体育大学 246.328

11位 相好体操クラブ 242.095

12位 仙台大学 240.928

13位 関西高校 237.426

14位 福岡大学 236.493

15位 早稲田大学 236.296

OP ジュニア選抜 232.493

 

今年の団体日本一はセントラルスポーツ

優勝おめでとうございます。

萱和磨選手、谷川航選手、千葉健太選手、前野風哉選手、野々村笙吾選手、早坂尚人選手。

ナショナルメンバーをずらりと揃えたセントラルスポーツ、強かったです。

失敗しない男、萱和磨選手、今日も安定感のある演技!

あん馬で全体3位の14.700。平行棒で全体4位の14.833。鉄棒で全体3位の14.200と高得点をたたき出しました。

谷川航選手は、世界選手権の足の怪我の影響もあるのか、得意の床を回避。

つり輪では、全体10位の14.033。平行棒では全体2位の14.866と高得点を上げました。

早坂尚人選手は床で全体3位の14.800。跳馬で全体6位の14.700。鉄棒で全体3位の14.200と大活躍。

野々村笙吾選手は、つり輪で全体3位の14.600。力強い演技でした。

床も谷川航選手の代わりに出場、切れのいい動きで着地も止めていき、全体16位の14.233。

千葉健太選手は、得意でありながら最近なかなか通っていないあん馬、ブスナリ(F)、ショーン(E)と今まで失敗の多かった難所は成功させますが、後半に落下。全体34位の13.100。通ればスピード感と思い切りのいい魅力的な演技なので、次こそは成功させてほしい!

平行棒は全体7位の14.700。棒下宙返り1/2ひねりの実施が素晴らしかった。

前野風哉選手は、あん馬は全体17位の13.966。

鉄棒はミスがあり12.600となってしまいましたが、チーム力でカバーしました。

プレッシャーのかかる最終種目鉄棒のラストに失敗しない男、萱和磨選手がしっかり決めるところがセントラルスポーツ強いですね。

 

2位に順天堂大学

セントラルスポーツに0.237差まで迫りました。

エースの谷川翔選手は、床で全体4位の14.766。今日も切れと高さがありました。

腰高の着地素晴らしい!

あん馬は、ベルキ、シェアに下ろすブスナリ(E)、ブスナリ(F)と2つのブスナリ入れてきました。アイヒホルンを抜いたこともあり、予定どおりいかなかったのか演技後は、渋い表情。得点も全体31位の13.266と伸びず。

 

去年のスーパーファイナル高校生で2位に入って一躍注目された三輪哲平選手。

順大の1年生にしてチーム最多の4種目を演技。

平行棒で全体8位の14.666。鉄棒では全体3位の14.200。カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ(D)~トカチェフと素晴らしかった。

4年生でキャプテンの加藤裕斗選手。あん馬で全体5位の14.500、平行棒で全体4位の14.833と素晴らしい演技でした。

中川将径選手の跳馬は全体2位の14.900。床も全体15位の14.366。

鈴木茂斗選手の跳馬は全体4位の14.866。

北村郁弥選手の鉄棒は全体2位の14.300。

と各種目でそれぞれの選手が高得点を上げて強かったです。

 

最終演技者まで勝敗の行方がわからない接戦になって、順天堂大学も強かったです。

 

3位が日本体育大学

府殿大佑選手の平行棒は、全体4位の14.833。

杉本海誉斗選手、得意の平行棒、全体2位の14.866。ササキの捌き方、バブサー(E)の高さが素晴らしかった。

柚木健太郎選手、つり輪で全体8位の14.100。平行棒でも全体14位の14.400。

日本体育大学は、チーム全員が丁寧な演技をする印象ありますね。

応援も盛り上がって凄かった。

 

4位がコナミスポーツ体操競技部。

シュツッドガルド世界選手権代表の神本雄也選手がつり輪で1位の14.966。オニールからの翻転中水平、降りは伸身新月面!

平行棒で1位の14.933。ヤマムロ(G)は抜きましたが、リチャード、アームツイスト決めました。

鉄棒で全体1位の14.566。カッシーナ、コールマン、着地もピタリ!粘り強かった。

なんとつり輪、平行棒、鉄棒と得意種目3つで1位。

チームを引っ張る素晴らしい演技でした。

 

加藤凌平選手は、床で全体19位の14.133。あん馬で22位の13.766。跳馬で25位の14.166。元祖失敗しない男、持ち味の安定感で世界選手権、オリンピックと数々の修羅場をくぐり抜けて日本チームを救ってきた加藤凌平選手。

今大会もいい演技見せてくれました。栄光のリオ五輪団体金メダルメンバー、来年は、田中佑典選手、山室光史選手と共に調子を上げて上位にきてほしいです。

 

5位は筑波大学

1年生の橘汐芽選手がつり輪を除く5種目に登場。

床で全体6位の14.666と安定した演技を並べました。

長崎柊人選手があん馬で全体7位の14.466。

 

6位は船橋市立船橋高等学校

高校生ながら、ジュニアの実力者達が揃う市立船橋高校

社会人や大学勢の中に入って6位とか凄いです。

世界選手権で一躍大ブレイクした橋本大輝選手。

つり輪を除く5種目に登場。

床で全体13位の14.433。

あん馬で全体4位の14.600。

跳馬で全体1位の14.933。凄いロペスでした。

平行棒で全体18位の14.066。

鉄棒は、カッシーナ、コールマン(E)、伸身トカチェフ(D)、トカチェフアドラー1回ひねり大逆手(E)と成功させましたが、フリ戻りのミスがありました。着地は伸身ムーンサルトでした。全体23位の13.566。

 

平松航河選手の床、全体5位の14.733(D6.2、E8.533)。全ての着地を決めるダイナミックな演技。凄かった。

金田希一選手のつり輪、全体7位の14.200。中水平の姿勢に高校生離れした力強さを感じる実施でした。

 

渡辺向祥選手の跳馬、全体5位の14.766。

 

安達太一選手も橋本大輝選手に次ぐ4種目、あん馬、つり輪、平行棒、鉄棒と安定感のある演技でした。

 

7位は朝日生命

最年長32歳の山本翔一選手が6種目を演技。

床で全体14位の14.400。

つり輪で全体13位の13.900。

平行棒で全体11位の14.466。

鉄棒で全体8位の14.066。

さすがベテランといった安定感と深みのある演技見事でした。

 

カルロス・ユーロ選手も6種目を演技。

シュツッドガルド世界選手権で世界チャンピオンに輝いた得意の床では、全体1位の15.200!伸身ムーンサルト高かった!

世界王者の床が間近で見れて感激でしたね。

跳馬でもロペス(D5.6)を決めて全体2位の14.900。

平行棒で全体19位の13.900。

鉄棒のコバチも高かったです。全体28位の13.400。

 

長野託也選手がつり輪で全体2位の14.800。

 

8位は清風高等学校

2年生エースの北園丈琉選手が6種目を演技。

得意のあん馬は全体5位の14.500(D5.8、E8.700)。開脚旋回素晴らしかった。ガッツポーズも飛び出しました。

鉄棒は全体6位の14.166。カッシーナ、コールマン(E)、チェコ式車輪、伸身トカチェフ(D)、トカチェフ、降りの伸身新月面は、少し動きました。

この1年でかなりDスコアを爆上げしてきた北園丈琉選手。全日本での評価も徐々に上がってきました。これからが楽しみです。

 

あと注目の演技は、仙台大学の南一輝選手の床。

全体2位の15.100。リジョンソンが入ったD6.6の構成、単発のシライ2もするどいひねりで高さがありました。全日本種目別床の王者にして、ワールドチャレンジカップパリ大会種目別床の優勝者の南一輝選手。素晴らしい演技でした。

 

相好体操クラブの五島誉博選手の床。

全体7位の14.600(D6.3、E8.300)。

ひねりに定評のある五島誉博選手。自身の名のつくゴシマ(G)は行いませんでしたが、シライ2など、するどいひねり技を連発しました。

 

相好体操クラブの小倉佳祐選手の跳馬

全体6位の14.700。

今日はロペスを見事に決めました。

世界で初めてロペスハーフを成功させた跳馬スペシャリスト。 

その大興奮のスゴ技に何度も感動させてもらいました。

この大会を最後に小倉佳祐選手は、引退されるとのことで、 お疲れさまでした。

 

相好体操クラブの安里圭亮選手の跳馬

 夢の最高難度6.4の大技屈伸リセグァンを実施。

両手をつく着地になりましたが、その高さ大迫力でした。

 

全日本体操団体選手権、素晴らしい演技と団体戦ならではの盛り上がり、手に汗握る熱い戦いが見れて大興奮でした。

 

表彰式後には、ファン感謝イベントの握手会にも参加してきました。

女子と男子のシュツッドガルド世界選手権代表と握手することが出来てファン冥利に付きました。

選手の皆様輝いていて、本当に尊い

神本雄也選手の腕を至近距離で見れて凄い筋肉に驚きました。

この鍛え抜かれた強靭な肉体であれほどの演技が出来るのだと感動ですね。

 

世界選手権では、ロシア、中国に次ぐ3位となった日本ですが、この大会を見ても、各選手が強くなっていて、ジュニアにも楽しみな選手がたくさんいるので、まだまだ体操ニッポンの底力と伸びしろを感じました。

内村航平選手と白井健三選手も来年の東京五輪に向けて必ず復活してくると思うので、体操ニッポンの逆襲これから始まりますね。

頑張れニッポン\(^o^)/