akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

2023世界体操競技選手権アントワープ大会迫る!

アジア大会の熱い闘いが連日続いている中ですが、9月30日~10月8日に行われる世界体操競技選手権アントワープ大会の日程が迫ってきました。

 

日本男子代表

橋本大輝選手(順天堂大学)

萱和磨選手(セントラルスポーツ)

三輪哲平選手(セントラルスポーツ)

千葉健太選手(セントラルスポーツ)

南一輝選手(エムズスポーツクラブ)

 

日本女子代表
宮田笙子選手(順天堂大学)

岸里奈選手(戸田市SC/クラーク)

深沢こころ選手(筑波大学)

渡部葉月選手(筑波大学)(けがのため交代23.08.21)⇒畠田千愛選手(セントラルスポーツ)

芦川うらら選手(日本体育大学)

となっています。

 

東京五輪と2022年世界選手権の個人総合王者の橋本大輝選手選手、失敗しない男萱和磨選手、6種目でハイクオリティな演技を揃える三輪哲平選手、最強のシライ世代で一番美しい体操をすると言われた千葉健太選手、ゆかと跳馬の日本王者の南一輝選手。

最強の5人で団体金メダルを勝ち取ってくれますね。

1時間の時差だった杭州アジア競技大会と違って、アントワープは時差が7時間もあるので、試合時間は団体、個人総合と深夜2時30分からになりますが頑張って日本から応援ですね。

まずは9月30日からの予選、全員力を発揮して頑張れニッポン\(^O^)/

 

9月30日 男子予選(1,2,3,4班) 日本2班つり輪から(19時15分~)
10月1日 男子予選(5,6班)/女子予選(1,2,3班)
10月2日 女子予選(4,5,6,,8,9,10班) 日本9班跳馬から(26時45分~)
10月3日 男子団体決勝(26時30分~)
10月4日 女子団体決勝(26時30分~)
10月5日 男子個人総合決勝(26時30分~)
10月6日 女子個人総合決勝(26時30分~)
10月7日 男女種目別決勝(前半種目)(21時~)
10月8日 男女種目別決勝(後半種目)(21時~)

*すべて日本時間

 

テレビ放送 テレビ朝日

10/3(火)26時30分~29時50分(最大延長30時20分) 男子団体決勝<LIVE> ※競技時間26時30分~29時45分
10/5(木)26時30分~29時50分(最大延長30時20分) 男子個人総合決勝<LIVE> ※競技時間26時30分~29時40分
10/8(日)23時55分~26時55分(延長なし) 種目別決勝2日目<ディレイ・一部LIVE> ※競技時間21時~25時
テレ朝チャンネル【CS】
10/4(水)26時30分~29時15分(最大延長30時15分) 女子団体決勝<LIVE> ※競技時間26時30分~29時05分
10/6(金)26時30分~29時15分(最大延長30時15分) 女子個人総合決勝<LIVE> ※競技時間26時30分~29時
10/7(土)21時~25時30分(最大延長26時30分) 種目別1日目<LIVE> ※競技時間21時~25時

*全て日本時間

www.tv-asahi.co.jp

ライブストリーミング

allgymnastics.tv

ライブスコア

live.gymnastics.sport

2023アジア競技大会男子個人総合決勝

アジア競技大会(中国・杭州)、今日は男子個人総合決勝が行われました。

U-NEXTのライブ配信を見てましたが、ハイレベルな戦いになりました。

男子個人総合結果
優勝 張博恒選手(中国) 89.299
2位 北園丈琉選手(日本) 87.032
3位 蘭星宇選手(中国) 84.965
4位 川上翔平選手(日本) 81.832

5位 バエ・ガラム選手(韓国) 77.865

 

優勝は中国の張博恒選手。

去年、一昨年と世界選手権で日本の橋本大輝選手と優勝を争っている張博恒選手、地元のアジア大会での戦いぶりが注目されましたが、今日はどの種目も安定していて、凄まじい強さを見せつけました。

ゆか14.500(D6.1 E8.400)

あん馬14.600(D5.9 E8.700)

つり輪14.933(D6.0 E8.933)

跳馬14.600(D5.6 E9.100 減点0.1)

平行棒15.466(D6.4 E9.066)

鉄棒15.200(D6.4 E8.800)

6種目合計得点89.299となんと89点を超えてきました。

地元中国のアジア大会とはいえ、2022年どころか2017年のルール改正以降、初の89点台になります。恐るべしですね。

Dスコア合計は36.4。姿勢がきれいで、ミスらしいミスといえば跳馬でラインオーバーがあったくらいで、つり輪14.933と平行棒15.466と圧倒的な得点を出しました。

最後の鉄棒も着地まで決めて高得点の15.200、強さを見せました。

8月のユニバシティゲームズでは予選、決勝で何かしら1種目大過失がありましたが、6種目ノーミスでそろえてくると、超高得点出てきますね。

 

日本の北園丈琉選手が2位。

北園丈琉選手、団体決勝ではあん馬と鉄棒で落下のミスがありましたが、個人総合決勝では、ノーミスの素晴らしい演技見せてくれました。

ゆか 14.400(D5.7 E8.700)

あん馬 14.600(D6.0 E8.600)

つり輪 13.866(D5.4 E8.466)

跳馬 14.433(D5.6 E8.833)

平行棒 15.300(D6.4 E8.900)

鉄棒 14.433(D6.1 E8.333)

6種目合計得点87.032!6種目合計Dスコア35.2

難しい国際大会、それも中国開催のアジア大会でアウェイの大歓声の中、慣れない海外製の器具での試合、ノーミスで演技をやり通して87点を超えてきたのは凄いです!

東京五輪以降の国際大会で87点以上の得点を出したのは、橋本大輝選手と張博恒選手の2人だけだったので、北園丈琉選手がこのアジア大会で87点台を出したのは大きな意味がありますね。

春先の代表選考ではミスを連発し、9位と振るいませんでしたが、勝負所の集中力は凄まじいものがありました。15.300を出した平行棒は鬼気迫る演技で凄かったです。大舞台の勝負強さはさすが北園丈琉選手でした。

個人総合銀メダルおめでとうございます!

 

日本の川上翔平選手は4位。

団体決勝では、粘り強い演技で日本の団体銀メダルに貢献した川上翔平選手。

今日はあん馬で落下、跳馬ではシライキムヒフンに挑戦して転倒があり、4位となりましたが、鉄棒では団体決勝で回避したウィンクラーを成功させるなど、挑戦する姿勢を見せてくれたのがよかったです。

期待の若手だけに、この大舞台の経験を生かしてさらに強くなってほしいです。

 

アジア大会、個人総合決勝、地元開催でホームの大声援を味方につけた中国の張博恒選手強かったですが、川上翔平選手はその差をパリまでに今後の練習で埋めていきたいとのコメント。北園丈琉選手は89点、90点を目標に練習していきたいとさらに上を目指すコメントがあったので、日本体操界の期待の若手2人頼もしいです。

 

アジア大会はまだまだ続きます。種目別でも日本のメダルラッシュに期待です。

頑張れニッポン\(^O^)/

2023アジア競技大会男子団体決勝

2023年アジア競技大会体操競技男子団体決勝が行われました。

U-NEXTでライブ配信があったので、日本チームの演技、リアルタイムに見ることが出来ました。

1班と3班は会場音だけでしたが、日本が出場した2班は亀山耕平さんが解説でした。亀山耕平さんの解説は初でしたが選手をリスペクトする感じが伝わってくるポジティブな解説で良かったです。

 

日本チームは第1種目の跳馬、谷川航選手が超大技リセグァン2を実施!着地僅かに弾んだだけに抑えて15.233の高得点を出すなど最高のスタートを切りました。

 

第2種目の平行棒は北園丈琉選手が15.133、谷川翔選手が14.900、谷川航選手が14.866、川上翔平選手が14.533と4人全員が着地を決める素晴らしい実施で高得点を並べました。

 

第3種目の鉄棒はポイントゲッターの北園丈琉選手がカッシーナで落下があり12.766と得点を伸ばせませんでしたが、最終演技者の谷川翔選手がカッシーナ、コールマン、伸身トカチェフトカチェフ連続、チェコ式車輪、伸身新月面の着地を1歩で抑えて決める鬼気迫る演技で14.533の高得点を出してベスト3のチーム得点を守りました。

 

第4種目のゆか、1人目の川上翔平選手は着地をピタピタと決め14.466の高得点を出しました。谷川航選手は1本目に前方1回ひねり~前方かかえこみ2回宙返りという近年は構成に入れていない難しい構成を実施してきました。ラインオーバーもあり得点は14.133。北園丈琉選手13.800、谷川翔選手14.033と着地が弾むゆかに苦しみ、大過失こそないものの得点がなかなか伸びませんでした。

 

第5種目のあん馬、高得点を狙える選手を3人揃える日本でしたが、北園丈琉選手と谷川翔選手と2人落下が出る展開になり、国際舞台での一発勝負のあん馬の難しさを感じました。

この種目を最大の得意種目にしている津村涼太選手は高難度の構成を見事に通し14.900の高得点を出しました。さすがスペシャリスト!

 

最終種目のつり輪、谷川航選手が着地をピタリと決めて14.433!さすがでした!

北園丈琉選手はF難度の伸身新月面降りを着地一歩で決めてきました!13.666。

 

日本チーム大過失もありましたが、各選手持ち味を出していい演技をたくさん見せてくれました。258.628で後続の3班の結果を待つことにまりました。

 

先ほど、中国が登場した第3班の試合も終わり、団体の順位が決まりました。

優勝 中国 262.025

2位 日本 258.628

3位 台湾 244.760

4位 韓国 244.495

5位 ウズベキスタン 234.461

 

中国、世界選手権より地元のこの杭州アジア競技大会を優先して主軸のメンバーを揃えただけあって、強かったですね。張博恒選手、鄒敬園選手、肖若鵬選手、林超攀選手と新旧主軸の揃い踏みは迫力ありました。蘭星宇選手はつり輪強かったですが、他の種目は危なっかしかったです。

張博恒選手は個人総合得点が88.564と高得点出してきました。やはり地元のホームで慣れた器具での試合というのもあって強さ見せてきましたね。

 

日本チームは銀メダルでした。

あん馬のポイントゲッター2人落下はもったいなかったですが、各選手素晴らしい演技たくさん見せてくれたので、いい試合をしてくれたと思います。

個人総合、種目別と大会は続くので、力を発揮して頑張ってほしいです!

頑張れニッポン(^O^)/

アジア競技大会迫る!

アジア版オリンピックと言われるアジア競技大会がいよいよ始まりますね。

今回は中国・杭州で行われます。

アジア競技大会は4年に1回行われていて、前回は2018年に行われたので、本来は昨年行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により1年延期となり今年の開催になりました。

 

男子の日本代表選手

川上翔平選手(徳洲会体操クラブ/星槎大学
谷川航選手(セントラルスポーツ
谷川翔選手(セントラルスポーツ
北園丈琉選手(徳洲会体操クラブ/星槎大学
津村涼太選手(鹿屋体育大学

 

女子の日本代表選手

坂口彩夏選手(日本体育大学)⇒世界選手権帯同に変更(23.09.14)
岡村真選手(相好体操クラブ/暁)
牛奥小羽選手(日本体育大学
芹田未果子選手(筑波大学
桝井美咲選手(鯖江高等学校)

となっています。

 

世界選手権(9月30日開幕)と日程が近いため、男子は世界選手権代表を除いた代表選考の個人総合上位4名とその4名と組み合わせてベスト3のチーム得点が最高となる選手が選出されました。

 

川上翔平選手はNHK杯5位、日本期待の大学2年生の若手選手です。

オールラウンダーとしての総合力も高いものがあり、得意の鉄棒は去年の全日本王者です。次世代のエース候補として高校時代から注目されてきました。

 

谷川航選手はNHK杯7位、社会人5年目の選手です。

2017年~2022年まで世界選手権、オリンピックと日本代表に毎回選出される実力者、去年は世界選手権個人総合で銅メダルを取っています。

オールラウンダーとしての実力はもちろんのこと、跳馬の大技は必見です。

ピタッと止まる着地が素晴らしい!

 

谷川翔選手はNHK杯8位、社会人3年目の選手です。

去年の世界選手権日本代表で、今年の代表選考でも全日本種目別であん馬と平行棒で15点を出し世界選手権代表まで僅かな差まで迫りました。

2018年の全日本個人総合選手権で内村航平選手の11連覇を阻止して史上最年少優勝した実力者です。

 

北園丈琉選手はNHK杯9位、大学3年生の選手です。

東京五輪では団体銀メダル、個人総合で5位に入りました。

2018年のユース五輪では、5冠を達成して世界を驚かせました。

ここ2年は、代表選考でミスが出て世界選手権代表を逃してますが、実力も実績も高いものがあり、年々難度を上げていて、スケールの大きい体操をする北園丈琉選手。パリ五輪に向けて日本のエース候補の1人なので期待大です。

 

津村涼太選手はNHK杯12位、大学3年の選手です。

個人総合でも12位に入っている津村涼太選手ですが、なんといってもあん馬が得意。

NHK杯では15.00、全日本種目別の予選では14.900の高得点を取っていて、あん馬予選を1位通過しています。

6月に行われたアジア体操競技選手権では、、あん馬の種目別決勝で3位に入ってます。予選は1位。

 

日本チーム、実力者と期待のエース候補が揃いました!楽しみです。

 

ライバルとなる中国のメンバーは、

張博恒選手、鄒敬園選手、肖若鵬選手、林超攀選手、蘭星宇選手

となっています。

なんとエースの張博恒選手、主軸のスペシャリスト鄒敬園選手が世界選手権ではなく、地元開催のこの杭州アジア競技大会に出場してきますね。

それに2021年東京五輪代表の肖若鵬選手、林超攀選手と実績十分の実力者がここで登場ですか。

そしてつり輪のスペシャリスト蘭星宇選手。

強力なメンバー、地元のアジア競技大会で力が入ってますね。

 

団体は日本が2班、中国が3班なので、同じローテでの試合ではないですが、日本チームは出来るだけ高い得点を出して、中国チームにプレッシャーをかけたいところです。

個人総合では、完全アウェイの中での試合になりますが、負けずに力を発揮して頑張ってほしい!

頑張れニッポン\(^O^)/

 

競技日程

24日(日) 16時00分~18時00分 男子団体2班 日本 跳馬スタート

   20時00分~22時00分 男子団体3班 中国 あん馬スタート

25日(月) 20時30分~21時50分 女子団体3班 日本 段違い平行棒スタート

26日(火) 16時~ 男子個人総合決勝

27日(水) 16時~ 女子個人総合決勝

28日(木) 15時30分~ 種目別決勝前半

29日(金) 15時30分~ 種目別決勝後半

全て日本時間

大会公式サイトスタートリストと結果

info.hangzhou2022.cn

 

テレビ放送 TBS(録画)

9月24日(日) 男子団体 19時~20時20分

9月25日(月) 女子団体 20時30分~22時57分

9月26日(火) 男子個人総合決勝 19時~20時20分

9月27日(水) 女子個人総合決勝 22時30分~22時57分

9月28日(木) 種目別決勝前半 18時~20時20分

9月29日(金) 種目別決勝後半 18時~19時30分

www.tbs.co.jp

 

U-NEXT LIVE配信

9月24日(日) CH4 

10:55〜 体操/男子 個人総合予選・種目別予選・団体総合決勝

15:55〜 体操/男子 個人総合予選・種目別予選・団体総合決勝 日本

19:55〜 体操/男子 個人総合予選・種目別予選・団体総合決勝 中国

9月25日(月) CH4

10:55〜 体操/女子 個人総合予選・種目別予選・団体総合決勝

15:55〜 体操/女子 個人総合予選・種目別予選・団体総合決勝

20:25〜 体操/女子 個人総合予選・種目別予選・団体総合決勝 日本

9月26日(火) CH1

15:55〜 体操/男子個人総合決勝・表彰式

9月27日(水) CH1

16:00〜 体操/女子個人総合決勝・表彰式

9月28日(木) CH1

15:30〜 体操/男子種目別決勝(ゆか,あん馬,つり輪)・女子種目別決勝(跳馬,段違い平行棒)

9月29日(金) CH1

15:30〜 体操/男子種目別決勝(跳馬,平行棒,鉄棒)・女子種目別決勝(平均台,ゆか)

www.video.unext.jp

第1回男子スーパースペシャリスト選手権大会

第1回男子スーパースペシャリスト選手権大会を立川立飛アリーナに見に行ってきました。

立川の駅前が発展していて賑やかでした。そこからモノレールに乗って二駅目の立飛駅、大きいららぽーともある近くに会場の立川立飛アリーナがありました。

この男子スーパースペシャリスト大会は、6月に行われた全日本体操種目別選手権の各種目1位~4位と昨日の全日本シニア選手権の各種目1位~4位の選手、合わせて各種目8名が各種目の頂点を競う大会となっています。

今月中に開幕するアジア大会と世界選手権メンバーの多くが欠場となりましたが、さすが体操ニッポン上位はハイレベルな戦いとなりました。

 

ゆか

優勝 土井陵輔選手(日本体育大学)15.000(D6.4 E8.600)

2位 内田隼人選手(茗渓クラブ)14.366(D5.8 E8.566)

3位 岡慎之助選手(徳洲会体操クラブ)14.300(D5.9 E8.400)

4位 松見一希選手(徳洲会体操クラブ)14.033(D6.1 E7.933)

5位 杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ)14.000(D5.9 E8.100)

 

土井陵輔選手が優勝!

1本目にG難度のリジョンソン着地ピタリ!
シライ2着地ピタリ!
後方2回半ひねり(D)〜前方2回半ひねり(E)、後方3回半ひねり(E)着地ピタリ!
後方3回ひねり(D)着地ピタリ!
高難度のひねり技のスピードが凄い!それでいて空中姿勢が美しい素晴らしい演技でした!
得点は圧巻の15.000!Eスコアは8.6と高かったです。

全日本種目別選手権を上回る得点出してきました!

 

あん馬

優勝 杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ)15.233(D7.0 E8.233)

2位 淺山侑大選手(仙台大学)15.200(D6.7 E8.500)

3位 永吉雄選手(相好体操クラブ)14.633(D6.3 E8.333)

4位 長谷川毅選手(徳洲会体操クラブ)14.000(D6.2 E7.800)

5位 石澤大翔選手(徳洲会体操クラブ)13.900(D6.2 E7.700)

 

杉野正尭選手が優勝!

ミクラック、ウーゴニアン、Hコンバイン成功、ショーン、モギルニー、盛りだくさんの演技構成!降りはやや危なかったですがフィニッシュまで持っていきました!ガッツポーズ!
得点は15.233! Dスコアは脅威の7.0!

全日本種目別で優勝した演技は15.100でDスコアは6.8だったので、それを上回る演技となりました。

 

2位は淺山侑大選手。

まさに高難度の開脚旋回のオンパレード、ブスナリ(F)も倒立にあげて2週回る独特の実施!ワンポメル上でのゆったりとした開脚旋回の連続はまるで空中を浮いているかのように雄大でダイナミックでした。

得点は15.200、Dスコアも6.7ありました。Eスコアは全選手中最高の8.500!

全日本種目別では15.033だったので、それ以上の実施を見せてくれました。

世界の種目別で見てみたい選手ですね。

 

つり輪

優勝 高橋一矢選手(徳洲会体操クラブ)14.900(D6.4 E8.500)

2位 金田希一選手(鹿島体育大学)14.633(D6.2 E8.433)

3位 春木三憲選手(徳洲会体操クラブ)14.366(D6.3 E8.066)

4位 松見一希選手(徳洲会体操クラブ)14.066(D5.7 E8.366)

5位 平野竣介選手(相好体操クラブ)13.933(D6.0 E7.933)

 

優勝は高橋一矢選手。

冒頭はバランディン2、懸垂から力だけでゆっくり十字倒立まで上げていく凄まじい力技見せてきました。
後半に行う十字倒立も力強かった!
新月面の着地ピタリ!
さすがつり輪のスペシャリスト!

場内が湧きました!
得点は14.900 Dスコアは全選手中最高の6.4

全日本種目別では14.700で2位だったので、短期間でさらに仕上げてきましたね。

 

2位は金田希一選手。

冒頭にヤンミンヨン実施してきました。

後転中水平力強い、十字倒立は頭の位置が低い実施で素晴らしかったです。
伸身ムーンサルトの着地僅かに一歩動きましたが、力強い演技さすがでした。
得点は14.633 Dスコアは6.2。全日本種目別は14.766で優勝だったので、それよりは得点を落としたものの、実力は見せてくれました。

 

跳馬

優勝 南一輝選手(エムズスポーツクラブ)14.666

 1本目14.766(D5.6 E9.166) 2本目14.566(D5.2 E9.366)

2位 神山遥人選手(仙台大学付属明成高等学校)14.650

 1本目14.900(D5.6 E9.300) 2本目14.400(D5.2 E9.200)

3位 壁谷日陽選手(日本大学)14.616

 1本目15.100(D5.6 E9.500) 2本目14.133(D5.2 E8.933)

4位 遠藤幹斗選手(静岡産業大学クラブ)13.916

 1本目14.633(D5.6 E9.033) 2本目13.200(D4.8 E8.400)

5位 高久保光貴選手(TEAMえひめ)13.833

 1本目14.633(D5.6 E9.033) 2本目13.033(D5.2 E7.933)

 

南一輝選手が優勝。

ロペス、僅かな一歩で抑え14.766
シューフェルト、着地横に僅かに一歩14.566
平均14.666!と精度の高い跳躍を2本揃え見事優勝!

世界選手権メンバーで今回唯一参加してくれた南一輝選手、世界選手権のメーカーの器具で調整していると思いますが、精度の高い跳躍を2本見せてくれてさすがでした。

得意のゆかは今回棄権していましたが、試合前の練習では、鋭いひねり技とルドルフハーフの着ピタを見せてくれて、仕上がりの良さが見て取れました。

 

平行棒

優勝 長谷川毅選手(徳洲会体操クラブ)14.766(D6.3 E8.466)

2位 岡慎之助選手(徳洲会体操クラブ)14.700(D6.2 E8.500)

3位 田中佑典選手(田中体操クラブ)14.666(D6.0 E8.666)

4位 松見一希選手(徳洲会体操クラブ)14.500(D6.3 E8.200)

5位 岩槻万里選手(相好体操クラブ)14.466(D6.2 E8.266)

 

平行棒は長谷川毅選手が優勝。

シャルロ(E)〜単棒ヒーリー成功。
途中手ずらしありましたが、後方屈伸2回宙返り(D)の着地ピタリ!
14.766!Dスコアは6.3と高かったです。

 

2位は岡慎之助選手。

マクーツ(E)、ティッペルト、バブサー(E)素晴らしい実施でした。

ツイストで倒立がそり前に2歩動いてしまいましたが、前方かかえ込み2回宙返り半ひねり降りの着地はピタリと決めました!
得点は14,700。Dスコアは6.2でした。

岡慎之助選手は去年の全日本の怪我から復活してきました。

そのしなやかさで正確な演技から近い将来日本代表で必ず活躍するであろうことがうかがえる期待の選手ですね。頑張って欲しい!

 

3位は田中佑典選手。

ホンマ、棒下宙返り1/2ひねり、マクーツ(E)成功、閉脚浮腰上がり倒立で珍しくやや止まりかけましたが、落ち着いて上げてきました。

後方屈伸2回宙返り降り(D)、僅かに動くも息を飲むようなさすがの演技でした。
得点は14.666 Dスコアは6.0。

 

4位は松見一希選手。

車輪マクーツ(F)成功、マクーツ(E)成功
着地一歩跳ねましたが、車輪マクーツに挑戦して成功させたのは素晴らしい!

得点は14.500。 Dスコアは6.3に上げてきました。

 

鉄棒

優勝 田中佑典選手(田中体操クラブ)14.900(D5.9 E9.000)

2位 宮地秀享選手(茗渓クラブ)14.533(D6.2 E8.333)

3位 小畠廉生選手(鳥栖体操クラブ)14.266(D6.3 E8.066)

4位 松見一希選手(徳洲会体操クラブ)14.233(D6.0 E8.233)

5位 青木翔汰選手(ジュンスポーツ北海道)14.033(D6.0 E8.033)

 

優勝は田中佑典選手。

全日本種目別鉄棒優勝の田中佑典選手、最終演技者として登場。

アドラー1/2ひねり〜コールマン(E)、リバルコ、コバチ成功、伸身新月面宙返り降りの着地ピタリ!場内大歓声!
熟練度の高いしなやかな演技!素晴らしい!

場内解説の塚原直也さんが、演技に感動したと絶賛していました。

ひとつひとつの技の完成度を極限まで高めていて、丁寧に行っていると感じる演技でした。
得点は14.900。Dスコアは全日本種目別の6.2からは落とした5.9でしたが、実施は全日本種目別の8.900を上回る9.000が出ました。

ベテランの田中佑典選手、得意種目の平行棒と鉄棒で日本トップクラスの実力を維持し続けているのがとてつもなく凄いことですね。

 

2位は宮地秀享選手。

最高難度のミヤチ(I)を成功!
カッシーナ〜コールマン(E)を連続!手が離れながらも成功!
伸身ムーンサルトの着地も決める凄まじい演技見せてくれました!
場内大歓声!
得点は14.533 Dスコアは6.2でした。

東京五輪代表選考を最後に一時は引退した宮地秀享選手ですが、復帰したもよう。

昨日の全日本シニアでは6種目やっていました。

鉄棒はルール改正でコバチ系の技を多く行っていた宮地秀享選手には逆風になるかと思いましたが、カッシーナとコールマンを連続することで、コバチ系の技をミヤチ、カッシーナ、コールマンと3つ行いDスコアを上げてくることろが凄いです。さすが宮地秀享選手、スペシャリストのプライドを感じました。

見事な2位、宮地秀享選手の復活は嬉しいですね。

 

注目の前田楓丞選手は6位。

ツォリミン、アドラー1回ひねり、カッシーナ、コバチアドラー1/2ひねり、デフはわけて実施、シュタルダーで少し停滞するも力で持っていきました。
伸身ムーンサルト僅かに一歩。
カッシーナからコールマンが連続技に行けず、コールマンを抜いて、アドラー1/2ひねりとデフも分けて行ったため、Dスコアが全日本種目別の6.5から5.7と下がってしまい、シュタルダーの停滞もあり得点は13.800でした。離れ技の浮遊感はすごいものがありました。デフはきれいに決まりました。

 

注目の杉野正尭選手は8位。

ペガン成功もカッシーナで落下、コバチ〜コールマン(E)でも落下、
得点は11.400となってしまいました。

昨日の優勝した全日本シニアからの連戦で、疲労の影響があったかもしれないですね。と場内解説の塚原直也さんが労っていました。

通すこと自体が至難の業の大技盛りだくさんの演技構成だと改めて感じますね。

それだけに通った時は爆発的に会場が盛り上がるので、安定感を磨いて頑張って欲しいです。

 

第1回男子スーパースペシャリスト選手権大会、世界レベルの凄い演技がたくさん見られて、感激でした。大満足な気持ちで立川立飛アリーナをあとにしました。

来年以降は、全日本種目別選手権が全日本団体と統合されて11月ごろに行われるという話もあるので、このスーパースペシャリスト選手権大会がより重要になってくると思われますね。

アジア大会と世界選手権も体操ニッポン応援したいと思います。

がんばれニッポン\(^o^)/

杉野正尭選手が2連覇達成!2023体操JAPAN OPEN 全日本シニア体操競技選手権

体操JAPAN OPEN 2023 全日本シニア体操競技選手権、立川立飛アリーナまで観に行って来ました!
仕事が終わってから行ったので、第3ローテの途中から見れました。
9月下旬に行われるアジア大会メンバーと9月30日から行われる世界選手権メンバーが日程が近いということで欠場しましたが、徳洲会体操クラブメンバーを中心に優勝争いはハイレベルなものになりました。

 

男子団体結果

優勝 徳洲会体操クラブ 343.026

2位 相好体操クラブ 330.590

3位 ジュンスポーツ北海道 330.294

 

男子個人総合結果

優勝 杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ)85.733

2位 松見一希選手(徳洲会体操クラブ)85.398

3位 長谷川毅選手(徳洲会体操クラブ)84.665

4位 岡慎之助選手(徳洲会体操クラブ)83.997

5位 北村郁弥選手(セントラルスポーツ)83.898

 

個人総合優勝は徳洲会体操クラブの杉野正尭選手。

実力者ながら代表選考では安定感を欠き振るわなかった杉野正尭選手でしたが、今日は気迫あふれる安定感抜群の演技を見せてくれました。

あん馬でHコンバインを成功!D6.9の高い演技構成を通しきり15.000の高得点。

得意の鉄棒は14.800と全体1位の高得点。

2連覇がかかった最後の平行棒は演技前に「杉野選手が13.665以上出せば優勝が決まります」と場内DJの刈谷アナウンサーからアナウンスがあり、会場中が一挙手一投足を注目し、プレッシャーがかかる場面の中、前方かかえこみ2回宙返り半ひねり降りの着地をピタリと決めガッツポーズ!場内を煽るポーズで盛り上げました。

得点は13.665を上回る14.000が出て合計85.733で優勝。

2連覇達成おめでとうございます!

 

2位は徳洲会体操クラブの松見一希選手。
平行棒で14.866を出すなど安定感がありました。
ゆかと鉄棒も高得点。
85.398と85点台にのせ2位。

 

3位は徳洲会体操クラブの長谷川毅選手。
あん馬で14.366、平行棒で14.766を出すなど、6種目で安定感ありました。

84.665で3位。

 

4位は徳洲会体操クラブの岡慎之助選手。
鉄棒で12.866とミスがあったようですが、平行棒では全体1位の15.033を出し、ゆかでも空中姿勢がきれいだと解説の塚原直也さんが絶賛していました。これからが楽しみです。83.997で4位。

 

他には田中佑典選手が美しい体操で場内をわかせてました。
平行棒では全体2位の14.966。
鉄棒ではコバチで落下がありましたが、それ以外の技は熟練性が高く伸身新月面宙返りの着地はピタリと決めて完璧でした。

演技を終えるたびに田中体操クラブの子どもたちの応援に手を振って応えてました。

ベテランの田中佑典選手、その美しい体操は健在ですね。頑張ってほしいです。

 

選手たちの素晴らしい演技を見ると日頃の凄い練習が感じられて感動しますね。

いい試合でした。

 

明日は男子スーパースペシャリスト大会、楽しみです。

頑張れニッポン\(^O^)/

 

順天堂大学が男子団体優勝、橋本大輝選手が前人未到の個人総合4連覇達成!2023全日本インカレ体操競技

体操の全日本インカレが8月18日~22日に長野県ホワイトリングで行われました。

東日本インカレ同様、今年から有観客で行われました。

 

男子1部団体総合

優勝 順天堂大学 414.458

2位 日本体育大学 411.424

3位 鹿屋体育大学 404.423

4位 筑波大学 402.060

5位 駒澤大学 399.656

6位 日本大学 397.426

7位 仙台大学 394.759

8位 早稲田大学 392.758

 

男子1部個人総合

優勝 橋本大輝選手(順天堂大学4年) 86.397

2位 谷田雅治選手(順天堂大学1年) 83.832

3位 土井陵輔選手(日本体育大学4年) 83.565

4位 津村涼太選手(鹿屋体育大学3年) 83.463

5位 佐々木郁哉選手(仙台大学3年) 83.065

6位 近藤衛選手(日本体育大学4年) 82.065

7位 田部壮一郎選手(大阪体育大学3年) 81.698

8位 田邊友唯選手(鹿屋体育大学3年) 81.565

 

男子1部団体優勝は順天堂大学が優勝!

男子1部個人総合優勝は、橋本大輝選手が優勝!

ANNニュースのYOUTUBEチャンネルで橋本大輝選手の跳馬あん馬の演技を見ることが出来ました。

跳馬はロペスをなんと着地ピタリ!15.166(D5.6 E9.566)

最終種目となったあん馬は完璧な演技でガッツポーズ!14.800(D6.3 E8.500)

橋本大輝選手は8月2日~5日に行われたFISUワールドユニバシティゲームズ(中国・成都)の個人総合決勝では、2種目目のあん馬の降りで危ない落下があり、軽い脳震盪ということで、その後の演技を棄権していました。それから2週間ちょっとしか経っていない中での今大会だったので、あん馬の演技は特に心配でしたが、それを払拭するような素晴らしいあん馬の演技を見せてくれました。良かったです。

鉄棒では、伸身トカチェフ(D)で珍しく落下があったようですが、それでも86.397と86点台を超えてくるところはさすが世界王者橋本大輝選手です。

これで橋本大輝選手は前人未到の全日本インカレ個人総合4連覇の快挙を達成!

おめでとうございます!

9月30日から開幕する世界体操競技選手権アントワープ大会に向けて弾みになりますね。

団体、個人総合と金メダル目指して頑張って欲しいです!

 

これからの体操競技の予定としては、9月9日に全日本シニア、10日にスーパースペシャリスト選手権大会、そして9月24日~29日の日程でアジア大会(中国・杭州)、9月30日~10月8日の日程で世界体操競技選手権アントワープ大会(ベルギー・アントワープ)がありますね。

大会目白押しで楽しみです。

がんばれニッポン\(^o^)/

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