2016プレミアム体操東京

プレミアム体操東京、リオ五輪体操団体金メダルメンバーを迎えての帰国演技会が全日本シニア選手権の最終日に東京体育館で行われました。

あん馬
トップバッター長谷川智将選手のフル構成のあん馬素晴らしかったです。

2人目の世界王者亀山耕平選手はお茶目なパフォーマンス。

3人目の加藤凌平選手はブスナリに挑戦、落下こそありましたが、来季を見据えた挑戦に拍手です。

女子跳馬
村上茉愛選手はユルチェンコ2回ひねり見事に決めました。

寺本明日香選手は前転跳び前方伸身宙返り1/2ひねり見事でした。

宮川紗江選手は前転跳び前方伸身宙返り、余裕がありました。

オクサナ・チュソビチナ選手、レジェンドの跳躍に場内わきました。

つり輪
武田一志選手は、ワイヤーをひねらせた状態で十字懸垂、回転するパフォーマンス！

岡村康宏選手は、中水平、十字倒立、十字懸垂をそれぞれ非常に長く止めてました！

山室光史選手は、脚前挙十字懸垂から十字倒立、そこから中水平に下ろす力技の連続、素晴らしかった！降りは伸身ムーンサルト！
解説席に居る内村航平選手からは、普段の試合より、輪を握り込んで楽に演技してると指摘が入ってました。

段違い平行棒

杉原愛子選手、軽やかな実施、素晴らしい演技でした。

寺本明日香選手は、フル構成、降り技は、なんと新月面！一回目は着地で転倒しますが、やり直してしっかり立ちました！
素晴らしい挑戦ですね。

男子跳馬
武田一志選手は、伸身跳びを実施。

内村航平選手からは、今全く行われない技なので、逆に難しいとコメントがありました。
田中光さんと塚原直也さんはアトランタ五輪の時に規定でやっていたと２人で盛り上がってました。
足が肩より上がらないと０点になるので、怖いんですよねと塚原さん。

齊藤優佑選手は、クラウチングスタートからの前転跳びを実施、雄大でした。

予定にない長谷川智将選手が跳馬に乱入、助走からの開脚旋回で場内の笑いを誘ってました！
エキジビションならでは！

女子床
杉原愛子選手、フル構成！多彩なターンの連続は、新しく挑戦してきたとのこと。
素晴らしかった！

村上茉愛選手、違う曲が流れ、違う違うと両手で☓のポーズ。
やり直して、高さのある後方伸身２回宙返りに会場どよめきました。

宮川紗江選手は、後方伸身２回宙返りをなんと４回実施！
内村航平選手が言うには４回やるのは男子でも難しいとのこと。

平行棒
岡村康宏選手は、上水平からの腕立て伏せという荒技を披露！
新技として申請した場合の難度を問われ、内村航平選手がD難度くらいあるとコメント。
これに対して岡村康宏選手はもうひと越えとアピール。これに対して内村航平選手、先輩なのでE難度ですとコメント。
田中光さんは肘を曲げているので、減点になりますかねとツッコミ。
微笑ましいやり取りに場内和みましたね。

山本翔一選手、フル構成で素晴らしい演技！
ベーレ、バブサー、ホンマ、屈伸２回宙返りを決めました。
演技が終わった瞬間、いい笑顔出ました。

田中佑典選手、縦のバーで鯉のぼりを実施。
こっちのバーじゃなく、こっちかと平行棒を指差すコントに場内爆笑。
その後、車輪ディアミノフを何回も連続！
バーの上で一休憩してから降りは屈伸２回宙返り！
塚原直也さんいわく、まさに勘違い平行棒！（笑）
内村航平選手が言うには鯉のぼりは難しいのでD難度くらいはあるとのこと。

山室光史選手、棒下宙返りを何回も連続！そして車輪も何回も連続！
さすがパワフルなところ見せてくれますね。
解説の水鳥寿思さんによると、タンマが取れてきてしまうので、同じ場所での棒下宙返りの連続は見た目以上に難しいとのこと。

平均台
杉原愛子選手は、フルの構成！新技の片足２回ターンを成功、降りはなんと後方3回ひねりでした。
新たなる挑戦見事です。

寺本明日香選手は、安定感抜群の演技、さすがでした。

男子床
武田一志選手、十字倒立長く止めてました。
田中光さんからは顔が床についているとの指摘ありましたが、水鳥寿思さんは顔で支えているわけではないように見える、十字倒立を低く実施するのは非常にきつく力がいる、とコメント。

山本翔一選手、床もフル構成、後方3回半ひねり(E)～前方1/2ひねり、前方1回ひねり(C)～前方2回半ひねり(E)、最後はひと休憩してからの後方3回ひねり！
着地までしっかり決めました！
素晴らしい演技、見応えありました！

加藤凌平選手、開脚旋回からゴゴラーゼの連続、前転からの力倒立の連続、何でも出来るところ見せてくれました。

鉄棒
長谷川智将選手、エンドー一回ひねり～ヴィンクラーにつなげるかと思えば、足をばたばたさせて再びバーをキャッチ！
今の技はとコメントを求められた内村航平選手、今のは離し技に行くと見せかけてやらないやつですね、とコメント。
場内の笑いを誘ってました。

齊藤優佑選手、カッシーナ～コールマンの連続で落下、もう一回やらせてくれとアピールし、体力回復のために先に田中佑典選手が演技することに。

田中佑典選手、アドラー1/2ひねり(D)～コールマン（F）を成功、美しいひねり技で場内を魅了し、着地は僅かに一歩。
オリンピックさながらの素晴らしい演技みせました。

そして再び齊藤優佑選手、場内が注目する中、カッシーナ～コールマン～ゲイロード２を実施！、惜しくもゲイロード２で落下するも場内がどよめきました。
世界でも実施されたことのない超高難度連続技に場内大拍手でした。

全ての演技が終わり、最後は選手達がサインボールを客席に投げこみ、観客大興奮！
選手と観客の一体感、とてもよかったです。
私は一列目に座っていたのですが、ボールを取りたい人たちが大勢降りてきて、大興奮でした。
内村航平選手が全員分のサインが書かれたレアボールを投げてくれ、私も手を伸ばしたのですが、ボールは無情にも僅かに横方向へ・・・。
隣の方のおじさんがゲットして盛り上がってました

ゲット出来た方々おめでとうございます

プレミアム体操東京、いつもの競技会とはまた違った和やかな雰囲気の中で選手達の普段とはまた違った１面が見れて楽しかったです。
場内進行の田中光さん、水鳥寿思さん、塚原直也さん、内村航平選手という豪華すぎる顔ぶれの解説も凄かったです！ウィットに跳んだトークもよかったです。
田中佑典選手の勘違い平行棒の下りは、上手すぎでしたね。

加藤凌平選手のあん馬でのブスナリ、田中佑典選手の鉄棒、山室光史選手のつり輪と金メダルメンバーもさすがの演技見せてくれました。
今回は白井健三選手も駆けつけてくれましたが練習で指を痛めているとのことで、今回演技を行いませんでした。
トークコーナーでは、個人総合を強くなりたいので、自分についているひねりのイメージがなくなるくらい、総合のイメージをつけたいと抱負を語ってくれました。白井健三選手の向上心は素晴らしいですね。
同じく今回、腰を痛めているため演技を行わなかった内村航平選手も全日本団体選手権で復帰したいと決意を語ってくれているので、来月の全日本団体選手権はプライドをかけたガチの勝負が見れますね。
金メダリスト達の真の姿はそこで見れそうです。

今日は素晴らしい演技たくさん見れて楽しかったです。選手の皆様ありがとうございました＼(^o^)／