akiraの体操観戦記

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ロンドン五輪女子個人総合決勝

ロンドン五輪女子個人総合決勝
女王を決める戦いは、圧倒的なパワー体操で団体金に輝いたアメリカのガブリエル・ダグラス選手、アレクサンドラ・レイズマン選手、その2選手を抑えて予選トップに立ったロシアの天才少女ビクトリア・コモワ選手と2010年の女王アリヤ・ムスタフィナ選手の4強の戦いが熾烈でした。

アメリカのガブリエル・ダグラス選手が金メダル。
驚異的な身体能力から生み出される大技凄かった!
跳馬で圧巻のユルチェンコ2回半ひねり、段違い平行棒の屈伸トカチェフ平均台の後方宙返り1回ひねり、床の連続技からの3回ひねりなど、凄いバネを感じる圧巻のパワーとスピードでした。

銀メダルは、ロシアの天才美少女ビクトリア・コモワ選手。
跳馬でユルチェンコ2回半ひねり、段違い平行棒ではオリジナル技「コモワ」を決めて超高得点。平均台の後ろとびひねり前方宙返りでふらついたのが勝負を分けたか。床でも完璧な演技で、最終結果の電光掲示板を希望の目で見つめていたのが、得点が出て、金メダルに届かないことがわかった瞬間、表情が変わり、涙を流しました。東京世界選手権でも同じことがありましたね。
予選1位もなかなか金メダルがとれないところがオリンピックのハイレベルな戦いを物語っています。

銅メダルはロシアのアリヤ・ムスタフィナ選手。
跳馬こそ、ユルチェンコ2回ひねりでしたが、確実に決めます。
段違い平行棒では、圧巻の16.1の超高得点!
得意の平均台で後ろとび前方宙返りで落下してしまったのが痛かった。
床は圧巻の演技、さすがは2010年世界選手権のチャンピオンでした。

4位はアメリカのアレクサンドラ・レイズマン選手。
去年の世界女王のジョディーン・ウィーバー選手を抑えての決勝進出でした。
跳馬のユルチェンコ2回半ひねりで高得点。
段違い平行棒平均台でミスを出したのが痛かった。
床はさすがの演技でしたが、やや勢いがなかったか。

日本の寺本明日香選手は11位。
予選、団体決勝、この個人総合決勝とノーミスの演技素晴らしかったです。堂々の11位。オリンピックの大舞台、名だたる有力選手が名を連ねている2班でこれだけ完璧な演技ができるとは素晴らしいです。
まだ16歳今後が楽しみです(^O^)/

田中理恵選手は16位、床、跳馬での小さなミスがありましたが、2010年ミスエレガンスの笑顔の演技は、世界の体操ファンを魅了しましたね(^O^)/

それにしてもさすが、世界最高峰のオリンピック個人総合決勝です。
ハイレベルな女王争い見ごたえありました。
世界のトップの体操はすごいです。
ロシアのアリヤ・ムスタフィナ選手、ビクトリア・コモワ選手はジュニアの時に日本の国際ジュニアに来日したこともあり、その時からすぐにでも世界トップで戦えるレベルだと思って注目していたので、オリンピックでメダルを取る姿を見るとなんだか嬉しいですね(^-^)