akiraの体操観戦記

体操競技を応援するブログです!

ロンドン五輪男子団体予選2班その2

その1からの続き

4種目目つり輪
ここまでトップバッターの役目をまったく果たせなかった田中和仁選手ですが、つり輪はよかった。これぞ美しい田中和仁選手本来の動き、うっとりするような美しい力技で着地もピタリ!息を吹き返します15.1。
2番手、田中佑典選手も兄に続きました15.033。伸身ヤマワキよかった。
3番手、内村航平選手、素晴らしい演技でしたが、審判が厳しく14.966と15点に乗らず。
4番手、つり輪のスペシャリスト山室光史選手、演技構成を変えて、難度を上げてきましたが得点が14.9(>_<)厳しすぎる採点に苦しめられます。この時点で種目別決勝進出ならず。
このつり輪のジャッジは予想外、決勝ではなぜ減点されてるのか対策を考えなければいけませんね。

5種目目跳馬
1番手、田中和仁選手、アカピアンで着地決めます。まずまず15.75。
2番手、加藤凌平選手、ドゥリッグス!見事でした15.9。
3番手、山室光史選手、ロペス、大きく後ろに飛び出してしまう15.333(>_<)
4番手、内村航平選手、シューフェルト着地見事!ライン減点は0.1ありましたが高得点16.033。

6種目目平行棒
ここで、山室光史選手が1番手、開脚抜きでバーに足が乗る台上落下(>_<)
2番手に田中佑典選手、この演技は凄かった。
軽やかに美しく技を次々に決め、着地ピタリ!!(^O^)/
なんと種目別1位の高得点15.866!!
美しくのびた倒立、スムーズなつなぎ、軽やかに次々繰り出される技。息をひそめていた日本の美しい体操が息を吹き返します。
3番手に内村航平選手、ここまで見たこともないほど、不調の内村航平選手ですが、平行棒はいつもに近い美しい演技、多種多様の迫力のあるダイナミックな技が次々繰り出される様は圧巻。倒立も美しい、着地もピタリ!!15.533の高得点でした。
4番手は苦しい演技が続いた田中和仁選手
この平行棒は日本の第一人者、強靭な肉体で体を完璧にコントロールする美しい演技、着地が本当に止まるとはこういうことをいうんだと世界に見せつけるような素晴らしい着地、会心の演技でした。
得点15.725は、田中佑典選手に続く種目別2位の高得点
平行棒は田中佑典選手、田中和仁選手、内村航平選手と3人が超高得点を出し、日本の意地を見せました!!

日本は団体予選5位で決勝進出。
個人総合予選で内村航平選手が9位、山室光史選手が18位で決勝進出。
種目別床で内村航平選手が2位で決勝進出。
種目別平行棒で田中佑典選手が1位、田中和仁選手が2位で決勝進出。

まさかの結果、いつもの日本にはあり得ないミスが連発してしまいました。
前半の鉄棒の3人大過失がショック。これがオリンピックなのか、動きも明らかにいつもより固くてあん馬の落下連発も普段ならありえないのに。
世界王者の内村航平選手も鉄棒の落下、あん馬で落下と降り技のミスとこの4年間見たこともないほど、失敗が出てしまいました。
器具がジムノバ製でやりづらい影響もあるのでしょうか・・・。

加藤凌平選手が雰囲気にのまれず、堂々と演技したのは、収穫でしが(*^_^*)まるで4年前の内村航平選手を見てるよう。

1位アメリカ、2位ロシア、3位イギリス、4位ドイツ、5位日本、6位中国、7位ウクライナ、8位フランス

欧米の国が上位にきて、いつも1位、2位を争っている日本と中国が5位、6位ということは、やはりジムノバ製器具が欧米に相当有利に働いているようですね。

しかし、これで終わる日本じゃないはず。
決勝は、失敗の出にくいつり輪からのスタート!
得点の出やすい跳馬が2種目目!
そして、演技順を見直してほしいです。
田中和仁選手の5種目1番手起用はまずかったです。
プレッシャーのかかる1番手は、田中兄弟以外の方がいいです。
これだけでもこんな展開にはならないはずです!
そもそも日本の力はこんなものじゃないはず。平行棒で見せたような本来の力を発揮して、予選でミスしたところを修正出来れば団体金メダルを取れると信じています。

決勝は、しっかり切り替えて、頑張れニッポン!!(^O^)/