akiraの体操観戦記

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2025世界体操選手権インドネシア・ジャカルタ大会、個人総合決勝上位8位までの得点まとめ

世界体操選手権インドネシア・ジャカルタ大会、個人総合決勝上位8位までの得点をまとめてみました。

個人総合決勝1位は日本の橋本大輝選手。

予選1位83.065、決勝1位85.131と予選決勝ともに1位の高得点を叩き出しました。Dスコア合計も予選が33.0、決勝32.9と高いものがありました。

決勝では伸身トカチェフを抜いているので、本来予定していたDスコアは33.2だと思われます。

Eスコアも予選では、ゆかで大過失があり49.965に留まりましたが、決勝では同じ技を成功させて1.966も高い51.931をとってきました。着地を止めることでもらえるスティックボーナスも決勝ではゆか、平行棒、鉄棒の3種目でマークしてきました。

4月の全日本選手権や5月のNHK杯、9月の全日本シニア、国スポから鉄棒の技の順番を入れかえたり、平行棒で今季から取り入れている車輪ディアミドフを外して棒下宙返りに変更して演技をより安定させていたり、ゆかでは新月面(E)を今季から難度が格上げされた伸身ムーンサルト(F)に変更してDスコアを0.1上げるなど柔軟な対応力の高さを見せました。

決勝では、優勝が決まる最終演技者の鉄棒で、予選でやや近づいたアドラー1/2ひねり~コールマンをしっかり決めて、大技のカッシーナ、リューキンを成功!伸身トカチェフは抜いて、余力を持って伸身新月面宙返り降りの着地を見事に止める最高の演技!世界の大舞台で百戦錬磨の橋本大輝選手ならではのまさに栄光への架け橋、見事に決めてくれました!内村航平さん以来となる世界体操選手権個人総合3連覇達成となりました。おめでとうございます!

 

個人総合2位は中国の張博恒選手。

予選は鉄棒で落下があり82.331で3位、決勝では鉄棒を成功させて84.333。

1位の橋本大輝選手とは0.798差まで迫りました。

6種目合計Dスコアは予選では32.3、決勝では32.5。

決勝の平行棒ではシャルロ~単棒ヒーリーを連続で行えなかったので、Dスコアが予選時の5.6から5.2に下がっていたので、本来狙っていた6種目合計Dスコアは32.9だと思われます。

決勝での6種目合計Eスコアは51.733。

予選での鉄棒の落下を修正して決勝では84.333の高得点をだしてきました。2021年の世界体操選手権北九州大会から橋本大輝選手や岡慎之助選手ら日本勢と優勝を争ってきた張博恒選手、新ルールになってもその実力は健在というところをみせてきました。

 

個人総合3位はスイスのノエ・シーフェルト選手。

予選82.499で2位、決勝82.831で3位。

予選で張博恒選手を抑え、橋本大輝選手に次ぐ2位になり、スイスの選手でノーマークだったので驚きましたね。

2024年パリ五輪では、個人総合決勝に進めていませんが、2023年の世界体操選手権アントワープ大会では、個人総合8位に入ってます。

今大会10位にも同じスイスのフロリアン・ダンゲネッガー選手が入っていて、スイス勢の躍進を感じますね。

ノエ・シーフェルト選手、6種目合計Dスコアは予選、決勝とも30.6。

6種目合計Eスコアは決勝では52.031。これは上位8名の中で1番高いEスコアとなります。

着地のスティックボーナスもゆかと跳馬の2種目で0.2とってます。

Dスコアはそこまで高くないですが、丁寧な実施で高いEスコアを出してくるスタイルの選手ですね。

ゆかとあん馬、平行棒は技も豊富なので、スイス侮れないです。

 

個人総合4位は中国の侍聡選手。

予選は81.398で5位、決勝は82.297で4位。

6種目合計Dスコアは予選決勝ともに32.1。

Eスコアは決勝で50.497。

平行棒のDスコアは5.8と高いものがありますが、決勝では減点0.3がついて13.866に留まっています。放送ではわからなかったですが、開始合図から演技開始までに30秒を超えるとかの違反減点とかがあったのでしょうか。

 

個人総合5位は日本の岡慎之助選手。

予選は78.731で12位。決勝は81.797で5位。

6種目合計Dスコアは予選で31.7、決勝では30.9。

Eスコアは予選では鉄棒で落下、ゆかでも大過失を連発してしまい47.331。

決勝では立て直してきましたが、ゆかで尻もちがあり50.697となりました。

着地のスティックボーナスは決勝でつり輪と平行棒で0.2とってきました。

予選のDスコアが31.7なので、4月の全日本選手権の6種目合計Dスコア31.1から、ゆかで0.1、あん馬で0.1、鉄棒で0.4、6種目でDスコアを0.6も上げて挑んでますね。

決勝では、ゆかで腰の負担が大きい前方1回ひねり~前方かかえこみ2回宙返りを抜いたことにより、Dスコアが5.2から4.4まで大幅に下がってしまい、決勝の6種目合計Dスコアは30.9となりました。

岡慎之助選手は、現地入りしてから体調を崩しているとの情報と鉄棒の練習中に腰を痛めたとのコメントが記事に出てました。米田さんの解説では、予選のゆかの1コース目(前方1回ひねり~前方かかえこみ2回宙返り)で腰を痛めたとの話がありました。

そんな厳しい中での決勝の戦いでしたが、つり輪、平行棒、鉄棒では高得点を連発し、4種目終了時にトップに立つなど、随所に見せ場を作ってくれました。

ゆかで尻もちがあり5位となりましたが、なんといってもパリ五輪3冠の金メダリストなので、ロス五輪に向けて、橋本大輝選手と2人のオリンピック王者として日本の体操をさらに強く引っ張っていってほしいと思います。

 

個人総合6位はコロンビアのアンヘル・バラハス選手。

予選80.664で6位。決勝81.432で6位。

6種目合計Dスコアは予選32.1、決勝では上位8位の中では1位の33.2をマークしました。

反面Eスコアは予選48.664、決勝48.332と上位陣の中では低くなっています。

鉄棒で新ルールから格上げされたH難度のスアレス(シュタルダートカチェフ1回ひねり)を決めて全体2位の14.600の高得点を出しました。Dスコア6.4は鉄棒得意の橋本大輝選手、角皆友晴選手のDスコア6.2を上回っていて、実施に減点は多いものの粘り強く安定感があるので、19歳と若い選手、今後脅威になってくるかもと思いました。

 

個人総合7位はAINのダニエル・マリノフ選手。

個人参加の中立選手ということですが、ロシア選手の世界選手権出場は4年ぶりになりますね。

予選81.932で4位。決勝80.766で7位。

6種目合計Dスコアは予選29.6、決勝29.1

Eスコアは予選52.132、決勝51.566

決勝は鉄棒で落下がありました。

特筆すべきはDスコア5.9で全体1位の14.700を出した平行棒。

降り技にG難度のカトウヒロユキ(ムーンサルト降り)を決めてきました。

ロシアは昔、後方屈伸2回宙返り(D)が大多数だった世界の潮流の中で、ダビド・ベルヤフスキー選手らが、いち早く前方系の降りを取り入れてきたんですよね。

新ルールを見て、降り技を強化してくるところがロシアらしいです。

 

個人総合決勝8位はハンガリーのクリストファー・メサロシュ選手。

予選は77.699で15位でしたが、決勝では80.664で8位に順位を上げてきました。

Dスコアは予選28.9、決勝30.5

Eスコアは予選48.899、決勝50.264

ゆかは予選は全体6位の13.966で種目別決勝にも残りました。あん馬は決勝全体4位の13.666。

ハンガリーといえばあん馬のクリスチャン・ベルキ選手が有名ですが、クリストファー・メサロシュ選手、個人総合で8位にくるのも凄いです。

 

新ルールになって初めて行われた世界体操選手権、今後この大会での採点が基準になってきますね。

着地のスティックボーナスがけっこう厳しめにとられていたので、今後国内大会でも変わってくるでしょうか。

10技から8技になるという大きな変更が行われた新ルールなので、世界の選手達がどんな演技をしてくるのか注目でしたが、スイスのノエ・シーフェルト選手のようにDスコアはそれほど高くなくても、丁寧なミスの少ない実施で上位にきた選手もいるし、アンヘル・バラハス選手のように新しい技に挑戦して、新ルールを活かしてDスコアをどんどん上げてくる選手もいて、様々な戦略があるなと興味深かったです。

その中でやはり日本の橋本大輝選手がDスコア、Eスコアともにハイレベルで両立させて、勝ちきって世界体操選手権個人総合3連覇を達成したのが素晴らしかったです。

そしてその日本の橋本大輝選手と2位の中国の張博恒選手と今回は5位でしたがパリ五輪3冠の日本の岡慎之助選手の3強による頂上決戦がロス五輪に向けて続いていくんだろうなと思いました。

そして今大会出場していない選手の中にも川上翔平選手や三輪哲平選手、土井陵輔選手、北園丈琉選手、谷川航選手、谷川翔選手、萱和磨選手と有力なオールラウンダーがひしめいている体操ニッポンなので、国内での戦いもますます楽しみです。

11月13日(木)~16日(日)には、全日本体操団体種目別選手権も行われます!

今年は高崎アリーナで行われますね。

世界体操選手権で活躍した選手たちの演技も早くも見られます。

体操ニッポンのハイレベルな団体戦、種目別の試合楽しみです!

がんばれニッポン\(^o^)/