パリ五輪体操競技、7月31日(水)の0時15分から女子団体決勝行われました。*日本時間です。
女子体操ならではの華やかな競技、見ごたえありました!
女子団体決勝
金メダル アメリカ 171.296
銀メダル イタリア 165.494
銅メダル ブラジル 164.497
4位 イギリス 164.263
5位 カナダ 162.432
6位 中国 162.131
7位 ルーマニア 159.497
8位 日本 159.463
金メダルはアメリカ。
シモーネ・バイルズ選手、ジェイド・キャリー選手、ジョーダン・チャイルズ選手、スニッサ・リー選手、ヘズリー・リベラ選手という布陣で挑んだアメリカ。
東京五輪の時はメンタルヘルスの問題でエースのシモーネ・バイルズ選手が試合を途中棄権して、優勝候補ながらまさかの2位に終わったアメリカ。
このパリ五輪では、去年の世界選手権から代表復帰したシモーネ・バイルズ選手(27歳)がフル出場しました。
シモーネ・バイルズ選手、跳馬で14.900、段違い平行棒で14.400、平均台14.366、ゆか14.666と圧倒的な強さは健在でした。
最後のゆかは、J難度のバイルズ2(男子で言うリジョンソン)圧巻の高さでしたね。
大歓声凄かった。エースの復活で、アメリカが2位イタリアに5.802もの大差をつけて優勝!復活の金メダルとなりました。
銀メダルはイタリア。
アリス・ダマート選手、マニラ・エスポジト選手、アンジェラ・アンドレオリ選手、エリザ・イオリオ選手、ジョルジア・ヴィラ選手という布陣で挑んだイタリア。
エースのアリス・ダマート選手が段違い平行棒で14.633の高得点をだすなど、強さを見せました。
女子体操競技がオリンピック競技に採用された1928年アムステルダムオリンピック以来、実に96年ぶりのメダル獲得になります。
銅メダルはブラジル。
エースのレベッカ・アンドラーデ選手が跳馬で15.100を出すなどチームを引っ張りました。24歳ベテランのフラヴィア・サライヴァ選手も段違い平行棒のウォームアップで右目の上を切るアクシデントありましたが、本番では絆創膏を貼って演技13.666の高得点出しました。平均台では、解説の村上茉愛さんも絶賛するクオリティの高い交差輪跳びを決めて13.433取っていました。
ブラジルのオリンピックの体操団体メダルは史上初の快挙とのことです。
ルーマニアが7位。
2016年のリオ五輪で団体出場を逃すなど、低迷が続いていたかつての体操王国ルーマニアが7位。ロンドン五輪で銅メダルを獲得して以来、12年ぶりの団体決勝での演技となりました。
日本女子チームは8位。
異例の事態があり、通常5名でエントリーするオリンピックの団体戦を、4名で戦うことになった日本女子チーム。
岸里奈選手、岡村真選手、中村遥香選手、牛奥小羽選手の4人で臨みました。
予選は4選手ミスのない演技を見せ5位で決勝進出。
この決勝では、中村遥香選手が平均台で落下するなど、ミスもありましたが、個人総合予選10位で種目別決勝ゆかにも残った脚力の強い岸里奈選手、平均台で13.700の高得点を出し表現力のある岡村真選手、平均台でデフやオリジナル技を決めるなど高い難度に挑戦しているミライモンスターにも出てた中村遥香選手、跳馬でユルチェンコ2回ひねりを決めた牛奥小羽選手と各選手が持ち味を発揮していました。
演技後に一緒の班で回っていたカナダチームと写真を撮るなど、笑顔が印象的でした。
初めてのオリンピックでエースが出場出来なくなり、4名での戦いになるなか、予選を突破して、決勝を戦い抜いた日本女子チームに拍手です。