akiraの体操観戦記

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カルロス・ユーロ選手がゆかで金メダル!杉野正尭選手があん馬で6位入賞!パリ五輪体操競技種目別決勝1日目

パリ五輪体操競技も早いもので、スペシャリスト達の祭典、種目別決勝に突入しました。昨日は男子ゆか、女子跳馬あん馬の3種目が行われました。

 

種目別男子ゆか決勝

金メダル カルロス・ユーロ選手(フィリピン) 15.000(D6.6 E8.400)

銀メダル アルチョム・ドルゴピヤト選手(イスラエル)14.966(D6.4 E8.566)

銅メダル ジェイク・ジャーマン選手(イギリス) 14.933(D6.6 E8.333)

4位 イリヤ・コフトゥン選手(ウクライナ) 14.533(D6.2 E8.333)

5位 ミラド・カリミ選手(カザフスタン) 14.500(D6.3 E8.200)

6位 リュークホワイトハウス選手(イギリス)14.466(D6.3 E8.166)

7位 ライデルレイ・ザパタ選手(スペイン) 14.333(D6.2 E8.233 減点0.1)

8位 張博恒選手(中国)13.933(D6.1 E8.133 減点0.3) 

 

フィリピンのカルロス・ユーロ選手が金メダル!

後方2回半ひねり(D)~前方屈伸2回宙返り(E)着地ピタリ!、前方2回ひねり(D)~前方かかえこみ2回宙返り(D)着地1歩弾む、伸身ムーンサルト美しい伸身姿勢で着地ピタリ!

横の短いコースで後方3回ひねり(D)着地僅かに弾む。十字倒立、前方1回ひねり(C)~前方2回半ひねり(E)着地僅かに弾む、ラストは後方3回半ひねり(E)ほぼ直立立ちで着地ピタリ!

冒頭で0.2加点がつく高難度の連続技を2つ決めて、クオリティ高かったです。

暫定トップに立つ15.000の得点が出た時に両拳でガッツポーズ!

金メダルが決まった瞬間は、感極まって泣き崩れました。オリンピックでの金メダルは全競技を通じてフィリピン男子初の快挙とのことです。

カルロス・ユーロ選手は日本の釘宮宗大コーチとジュニアの頃から二人三脚で日本を拠点に練習してきて、2019年には世界選手権種目別ゆかの金メダルの快挙も成し遂げました。当初は朝日生命、その後徳洲会体操クラブに所属、全日本選手権にも出場していました。去年の春にフィリピンに拠点を移しましたが、体操ニッポンが育てた日本の体操ファンにとってもお馴染みの選手です。

そのカルロス・ユーロ選手がついにオリンピックの金メダルという夢を叶えることが出来て、日本の体操ファンとしても嬉しいです。

 

あとは銅メダルを取ったイギリスのジェイク・ジャーマン選手、I難度の伸身リジョンソンハーフというとんでもないオリジナル技を持つ選手ですが、この大会では行わず3位。いつかやってほしいですね。

 

6位、イギリスのリュークホワイトハウス選手のリューキン(後方かかえこみ3回宙返り)高さあって凄かった。

イギリスはゆか強いですね。

 

種目別女子跳馬決勝

金メダル シモーネ・バイルズ選手(アメリカ)15.300

1本目15.700(D6.4 E9.400 減点0.1) 2本目14.900(D5.6 E9.300)

銀メダル レベッカアンドラーデ選手(ブラジル)14.966

1本目15.100(D5.6 E9.500) 2本目14.833(D5.4 E9.433)

銅メダル ジェイド・キャリー選手(アメリカ)14.466

1本目14.733(D5.6 E9.133) 2本目14.200(D5.0 E9.200)

4位 アン・チャンオク選手(北朝鮮)14.216

1本目14.066(D5.0 E9.066) 2本目14.366(D5.6 E8.766)

5位 バレンティナ・ゲオルギエバ選手(ブルガリア)13.983

1本目14.100(D5.0 E9.100) 2本目13.866(D4.8 E9.066)

6位 エリザベス・ブラック選手(カナダ)13.933

1本目14.100(D5.0 E9.100) 2本目13.766(D4.8 E8.966)

7位 ヨ・ソジョン選手(韓国)13.416

1本目14.166(D5.4 E8.766) 2本目12.666(D5.0 E7.666)

8位 シャロンオルセン選手(カナダ)13.366

1本目14.100(D5.6 E8.500) 2本目12.633(D5.0 E7.633)

 

アメリカのシモーネ・バイルズ選手が金メダル!

1本目に男子でいう屈伸メリサニディス決めてきました。

男子でもやる選手の少ない難しい大技。やはりとんでもないバネを持つ選手ですね。

東京五輪では、メンタルヘルスの問題で団体戦を途中棄権したバイルズ選手ですが、このパリ五輪は、そんなことを全く感じさせない超人に戻っていますね。

団体、個人総合、この種目別跳馬と既に3冠を達成!どこまでいくのか楽しみです。

 

種目別あん馬決勝

金メダル リース・マクレナガン選手(アイルランド)15.533(D6.6 E8.933)

銀メダル ナリマン・クルバノフ選手(カザフスタン)15.433(D6.7 E8.733)

銅メダル スティーブン・ネドロシク選手(アメリカ)15.300(D6.4 E8.900)

4位 マックス・ウィットロック選手(イギリス) 15.200(D6.9 E8.300)

5位 オレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ) 14.966(D6.6 E8.366)

6位 杉野正尭選手(日本) 14.933(D6.7 E8.233) 14.933

7位 フル・ウォン選手(韓国) 14.300(D6.7 E7.600)

8位 ローラン・デマンク選手(オランダ) 13.733(D6.5 E7.233)

 

アイルランドのリース・マクレナガン選手が金メダル!

スピード感あふれる旋回でEスコア高かったです。

あん馬で15.533は凄まじい点数。

 

日本の杉野正尭選手は6位。

予選、団体決勝と回避してきた最高難度のHコンバインを成功!

Dスコア6.7の高い演技構成を通し切りました!

得点は14.933!演技内容が素晴らしかったので、もっと点数出してほしかった。

採点厳しいです。

世界のあん馬スペシャリストによるハイレベルな戦いになっていますが、日本屈指のオールラウンダーでもある杉野正尭選手、この中でただ一人最高難度のHコンバインを成功させるなど、その演技は光ってましたね。

このパリ五輪の大舞台の中でも、予選、団体決勝、種目別あん馬決勝と力を発揮してくれているので、最終日の種目別鉄棒でも、持ち味の会場を魅了する演技を成功させて金メダルとってほしいです!

 

当初この種目別決勝1日目はテレビ放送予定がなかったのですが、杉野正尭選手があん馬で決勝進出したこともあり、1日前にBS1での放送が決定しました。

10時25分からの生放送予定でしたが、前の時間帯に放送されていたバトミントンが延長になったこともあり、日本選手の登場予定がなかった男子ゆかの競技が放送されず、女子跳馬から放送スタート、体操競技も予定より進行が押していたため、0時過ぎからの放送となりました。

男子ゆかの競技は配信で見ることができましたが、ファンは録画をして残しておきたいのです。ジムナストにとって最高峰の大会であるオリンピックの種目別決勝なので、全競技しっかり放送してほしいです。

 

種目別決勝は続きます。

頑張れニッポン\(^o^)/